Yu Momosaki
Jul 8 · 3 min read

REAL Literacy Rate

前回の記事、「海外と日本で違うとこ」を受けて、「識字率」について。

もう結構前の話ですが、北九州に衛生便器の「TOTO」さんがやってる博物館みたいなところを見に行く機会があり。そこで、東南アジア向け(だったかな)のトイレのボタンについてお話を聞きました。(余談ですが、行くまで陶器のNoritakeとTOTOが親戚みたいな距離感って知りませんでした。確かにどっちも陶器。。。)

流す時の「大」「小」ボタン、通常はボタンに言葉が書いてあるけれど、日本以外の国では識字率の問題があったりするので、ボタンに文字を入れず、「大きいボタン」と「小さいボタン」で分けている、というお話。対して、日本は(名目)識字率はほぼ100%なので、ボタンに追加する情報は文字に頼りがち、と。

確かに・・・

これ、IT関係のテクノロジーでも同じで、Face2Face以外の方法でのコミュニケーションになると、一気に言語の依存度が上がってしまう。ITでは人と人との温度感は伝わんないよ〜と言う方は多いですが(私も同意はしますが)、通勤ではスマホでFacebook、会社ではSFAとグループウェアと、言語にがっつり依存した生活を送ってる方は多いような。

で、クライアントさん先でも、SFAとかグループウェアでたまに発生する、「口下手な人が不利になる」現象。業務用のITツールは言語依存度高めなので、どうしても言語的な能力が高い人が有利になったり、そこに不得手を感じる人がいてそういう方はあまり使おうとしなかったり。で、そういうことがおこると「ITツールじゃうまくいかない」と論理が飛躍する方もいますが、これって、「”実質”識字率」の問題と換言できるのかなと。


この「実質識字率」の問題を均しているのが、「LINEのスタンプ」とか、「インスタグラムの投稿(本体)」とか、「ツイッターの文字制限」ではないかと感じます。「やばい」と「かわいい」だけで描写の大半になってしまう方がいたとして(いるか?)、そういう方が感じ方や感受性に差がないのかと言えば、そういうことではないと思っていて。ツールによる描写の省力化は、言い換えれば識字率の平均化なのかなとも思います。

ボキャブラリー(をここでは実質識字率と呼んでみます)の凸凹に対する対応って、「正しい日本語を知らなさすぎ」と憂うか、「言葉だけじゃ伝わらない」と開き直るか、「今っぽい表現に適正世代ではない方が妙にすり寄る」か、のパターンが多いような気がする・・・んですが、「実質識字率の向上」と「ツールによる実質識字率の平準化」のバランスを取るのが良いのかなと、TOTOのボタンを見て感じたことでした。


あと、余談ですが、文字以外の情報って、デザインがシンプルになるし、文字(言語)自体が持つ連想イメージを無理してフォントで埋めたり、変な外国語にしなくて良くなる。

ツールを介したコミュニケーションでは、「実質識字率」に配慮して、文字以外の情報をいかに組み込ませるかが、実質ユーザー数の底上げに寄与しそう(だと現時点では感じてます)。SFAみたいな業務用ツールにどう反映させるのかは難しいところですが・・・

610g

SWANOIRのブログ。Mediumなので、固まってない考えを連想ゲーム的にとりあえず書いていってます。文脈も多々飛びますがご容赦ください。

Yu Momosaki

Written by

CEO of SWANOIR LLC

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