Negative Capability

修理固成
8th sense
Published in
Aug 23, 2017

特に文学や芸術で際立った成績を上げた人、
達成に生きる人、クリエイティブな人が有する力。

ネガティヴ・ケイパビリティ
(Negative Capability)とは、ずばり:

「正解がない不確かさや不安の中にあって、

焦って行動したり事実や理由を求めようと

しないでいられる能力」

この逆だと、すぐに白黒つけたがったり、言葉にしたがったり
不安を埋めるためにすぐになにか取り組みはじめようとする。

(そして、その頭から生じる無理が、周りとズレる原因)

答えがはっきりしない、白黒はっきりしない宙ぶらりん状態でも
そこに留まって、何かが生まれるのを、寛いで待つ受容力。

「ポジティブ(バカ)思考」を包み越える
陰陽も清濁も禍福も併せ呑む谷の器。

器量に乏しいと、

白黒はっきりしないとすぐイライラしたり
不安を埋めるために発信や行動など

なにかをはじめずにはいられなくなる。

そういう周りがジタバタうろたえているのを横目に
無と有の「間(あわい)」で、ただひたすら待つ。

その時、脳は休んでいると思われるが、真逆!

実は、通常の20倍以上も活性化している!

・不確実性を低める。(今までの時代)

・不確実性を受け入れる。(今必要としている時代)

・不確実性を信じる。(近未来の時代)

不確実を歓迎し、
確信を持って身を任せるのが、
これからの生き方。

これまでアテにならなかったものしか、
これからはアテにならない。

時代が変わるこの転換点を、

「天の下す鉄槌」だと恐れ惑うか
「必要なセレモニー」 だと歓迎するか、

まさに 「魂のあり方」が問われている。

恐れに囚われ、不安を埋めるために、
自ら言葉や行動を生み出そうとする余計な小我が、
かえって創造的な働きを損なうから、じっと何もしない。

スケジュールの余白を自分で黒く埋めない。

不安になると人はつい「足し算」をしがちだが、
中今を生きる人は「引き算」に長けているのだ!

かといって、何もしない、
何も持たないことがミニマルなんじゃない。

増やして引く過程で本質を浮き彫りにすことが
自分にとってのミニマリズム。

何を捨てて、何を残すか。

むしろ残ったものに意味がある。

すると、勝手に答えを探し出してくる。
必ず何かが生まれるから、入ってくるのを待つのみ。

答えは体が知っている

だから、それを信頼するだけで好い。

Not try, Open space, Wait!

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