ティールを「創造の道」へと逆回転させよ!
組織の新潮流として一部がお熱なこちら。
コンセプトは別に悪くないのになんか違和感あるなぁって。
まぁそもそも組織に流行りってあるのかってのと、ちゃんと読めば「ティールコンサルタント」なんかあり得ないって書いているのにちゃんと読めよとか、みんなが飛びついていると嫌悪感を感じる天邪鬼的性格は脇に置いておいても、なんかこれじゃない感が拭い去れないと思ってたら…やっとその正体がわかった。
【逆】だからだ。【真逆】!
5段目は4段までの要素を包み超えた生命体ということだが、このままの構図では、【機械中心主義の対立闘争思想】によって、【生命のライブ感・多様性】を周縁部に追い出している。
絶対数や置かれた立場に惑わされて、重大な認識違いをしていたのではないか?
どうりで飽きもせず愚かな小競り合いや縄張り争い、戦争を繰り返しているわけだ。命に対して頭が高くなり果てたこの惨状では、人間が「万物の霊長」だなんておこがましい。
こんなんじゃ、どちらかと言えば、
人間は【万物の愚の骨頂】だ。
それを体現している図に誤解されかねない。
コンセプトはそんなにズレてないのに、短絡やヒエラルキーの「思考」が中心に見受けられるのが実にもったいない。だったらはじめから生態系をお手本に学んだらいいのにとも思ってしまう。
(とか思うほどと、自分も対立の中に埋没する罠(笑)
有機野菜をサプリに、音楽ライブをCDにした感のある「マインドフルネス」とかも外から猿まねの劣化コピーしなくていいようにここに述べておくなら、
日本には「日本組織論」と言っていいものがある。
日本の中心を立てる組織と言うのは独裁ではない。単なるピラミッド組織と言うものでは無いのだ。そうではなくて同心円的なものだと考えた方が良いだろう。そしてなおかつ同心円の中心と周辺がフィードバックしている。
そのことを如実に表したのが、
「中心(ミナカ)を立て、分(ワケ)を明らかにして結ぶ」
という言葉。
「ミナカを立てる」と言うのはその組織なり集まりなり、ネットワークが何を目指しているのか何のためにあるのかということを明確にしていくと言うこと。なんのためということがはっきりしてこそ一人一人が自分の個性を活かして何をすべきかという「分(わけ)」が明らかになるのです。
それは生命に学んだ考え方と申せます。
命ほどすばらしい有機体はない。
生命のシステムに学んで一体組織やネットワークがどうあったら1番無駄がなくて1番みんな満足できて、そして世の中のお役に立つようなが存在になれるのだろうか。そういうところから全体と核心を考えたい。
でもまぁ、ティールとやらがせっかく流行してるんだからせめて、21世紀後半の危機を乗り越えるためのグランドデザインとして5次元生命体が中心となるコペルニクス的展開を期待したい。その中でこそ、今までの全ての財産がフルに活かされてくる。