99P Labs での夏のインターンシップを振り返って

2023年夏、オハイオ州立大学デザイン研究開発プログラムの大学院生5人は、エリザベス・サンダース博士を中心に、99P Labsで2050年の生活をテーマとしてリサーチに取り組みました。目的は、10週間の間に、人間中心設計アプローチをもとにさまざまなシナリオを想定し、テクノロジー主導の未来社会を創造することでした。チームメンバーはそれぞれ、自分の経験を以下のように振り返っています。

Heloisa Rincon さん、オハイオ州立大学デザイン学科修士課程大学院生

チームのデザイン研究インターンの一人として、素晴らしい女性たちと仕事をし、そしてまた彼女たちから色々学べた素晴らしい機会でした。コデザインとスペキュラティブデザインに関する知識を広げる機会があり、これらの方法論を自分の論文プロジェクトに応用しようと再度思いました。 また、99P Labsのスペースは自由度が高く、作業プロセスはとてもスムーズでした。このプロジェクトでさまざまな人生を送る一般の人たちにインタビューをし、将来に対する不安や夢を聞いたことは良い思い出の一つです。共同設計ワークショップの際、参加者がそれぞれの創造力を発揮し、構築した将来のシナリオについて話し合っている場面もとても印象に残っています。

Mid-journey のような AIツールジェネレーターを実験的に利用した結果、研究結果を視覚化して面白く表現できる優れたツールであることもわかりました。また、地球の健康、自然、環境の優先シナリオを想像することは多くの人にとって難しく、「なぜなのか?文化がどのように影響をおよぼしているのか?この姿勢や行動の為にできることはあるか?」という疑問が出てきました。これらについてもっと深く観察してみると面白いと思います。クライアントが優れたツールとリソースを提供し、私たちを多面でサポートしてくれましたおかげでこの調査と研究が可能になりました。

May Mallahzadehさん、オハイオ州立大学デザイン学科修士課程大学院生

サンダース博士の指導の下、このインターンシップ中に公私ともに成長することができました。現在の議論の最前線にあるトピックを掘り下げる機会に最もやりがいを感じました。害を最小限に抑えつつ人々の生活を向上させるために、テクノロジーとAIの使用と将来をどのように設計するかを探ることはどの企業も思索するべきです。

プロセスの全段階で一般の人々と協力することが最も印象深く、さまざまな立場の人々の声をきける豊富な機会があったことにとても感謝しています。既存の文献には日常の人々の視点が常に欠如しているのとは対照的に、今回は普段聞こえない声を聞くことができて充実感を更に感じました。

このプロジェクトを紹介してくれた99P LabsのJoan Smithさんにも感謝の意を表したいと思います。毎週行われたミーティングは非常に充実していて、貴重な知識にあふれていました。創造的で楽しい学習環境を提供しようという彼女の姿勢に本当に感謝します。

Min Liu さん、オハイオ州立大学デザイン学科修士課程大学院生

この夏、99P Labsでこのプロジェクトに取り組むことができて本当に楽しかったです。デザイナーとして、新興テクノロジーが一般の人々に与える影響と、アイデアがどのようにひらめきを与え未来を形作ることができるかを、参加型デザインアプローチを通じて探る機会を得られうれしく思います。このプロジェクトに沿ってさまざまなAIツールを検討したことも有意義でした。99P Labsはとても快適な作業環境で、個人の作業、チームのミーティング、そしてプロジェクトのワークショップもサポートされていて素晴らしい仕事体験でした。

Maryam Alihoseini さん、オハイオ州立大学デザイン学科修士課程大学院生

この夏に99P Labsでインターンとして働く機会を得られたことはとても幸運だと感じています。今回の体験は色々な意味で本当に楽しかったです。99P Labsでは最初から温かく迎えられ、いつも協力し知識共有もしていました。Joan Smithさんのそばで働けたことはとても光栄であり、また深く感謝の意を表します。Smithさんは単なる有能なマネージャーではなく、インスピレーションと勇気を与える性格の持ち主でもあります。

私たちのプロジェクトにはさまざまなフェーズと多様な責任が含まれており、それが経験に深みを与えました。しかし、私が最も楽しいと感じたのは、データを収集し、思考プロセスや創造的なアイデアの生成を詳しく調査した時の一般の人々との交流でした。特定の分野の専門家ではない人々が自由に意見を表明し、革新的なアイデアを生み出す様子を目の当たりにするのは、本当に刺激的でした。

私にとって、この夏のインターンシップの最も貴重な成果は、将来の論文プロジェクトに必要なスキルを強化する機会となったことです。これにより、デザインリサーチを現実世界のシナリオにどのように適用できるかについて視野が広がり、遭遇する可能性のある課題と機会についての洞察が得られました。この夏、99P Labsに参加できてとても幸運です。

ジェニファー・リムさん、オハイオ州立大学デザイン学科修士課程大学院生

この夏は、実りの多い夏でした。そのおかげで、テクノロジーとその急速な進歩が自分や周囲の人たちにどのような影響を与えるかをゆっくりと考えることができました。オンラインインタビューや参加型ワークショップを通じて、私たちはさまざまな人々と出会い、彼らの経験、不安、将来の夢について学びました。 AIとテクノロジーの未来は、簡単に対処できるようなテーマではありません。世界が現在直面している問題や困難により、未来を想像することが難しくなっています。このインターンシップでの最大の課題は、参加者と関わるための適切な質問とツールを見つけることでした。この経験により、私はデザイン研究者として、また情報を探して効果的にコミュニケーションする方法を学ぶ人として成長することができました。私たちを信頼し、AIとテクノロジーの未来に飛び込む機会とリソースを提供し、私たちにとって素晴らしい経験をしてくれた99P LabsとJoan Smithさんに感謝します。

リズ・サンダース博士、オハイオ州立大学デザイン学部准教授

この夏、私はOSUデザイン学部の非常に有能な大学院生チームのプロジェクト マネージャーを務めました。私が最も楽しかったのは、人工知能とロボット工学の出現と発展が、2050 年の私たちの生活にどのような影響を与える可能性があるかという将来のすべての人に影響を与える研究プロジェクトにチームと一緒に取り組んだことでした。日常の人々の夢と恐怖に焦点を当てた研究結果にはとても驚かされました。99P LabsのJoan Smithさんの常なる協力と心強いサポートは理想的なクライアントでした。

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Ryan Lingo
99P Labs: 日本語バージョン

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