Yuki #368
さて、日本に到着した。2016年12月28日に日本を発ってからの1年間、妻とともに毎日つけてきた日記を今日で終えることになる。
端的に言って、刺激と発見に満ちた1年間だったと思う。
すこし振り返ると、12月28日〜10月9日まで暮らしていたアイルランドでは、陽気なブラジリアンとコリアンと共にシェアハウスで暮らしながら、本格的に語学を学んだり現地でフォトグラファーのお仕事をさせていただいた。
この期間中は、妻は日本、僕はアイルランドという国をまたいだ別居生活。
このタイミングだからこそできる、「それぞれの国で、お互いがしたいこと・すべきこと」に挑戦してみるのも良いんでない?という話し合いの結果、実際にやってみたところ僕たち夫婦としては、お互いにとても良い経験になったと感じている。
10月10日〜11月10日の1ヶ月間はアイルランドで妻と過ごした。僕がもともと居たシェアハウスに妻が合流することで、シェアハウスのメンバーを含めて妻との2人暮らしという、恐らくもう二度と体験できない暮らし方を楽しんだ。
大好きなシェアハウスのメンバーに妻を紹介できた時はなんとも言えない幸福感があった。
11月11日〜本日12月31日にかけては、妻とともにヨーロッパを何カ国かまわった。
「2回目の新婚旅行だねえ」なんて言いながら訪れた都市は、フィンランド・ヘルシンキ→フランス・パリ→ドイツ・ベルリン→同国・フランクフルト。少なくとも1週間、できる限り長く、それぞれの都市で暮らした。
この旅では今後の2人の暮らし方に関して、同じ経験を通して話し合ったり共感し合うことで、別居期間とは大きく異なる発見の連続。ワクワクしてしょうがなかった。
1年間のことをざっくり振り返ると、こんな感じだろうか。
これ以上続けると、きっと日をまたいでしまう。書こうとすると、書きたいことが溢れてきてしまうのは幸せなことだけど大変だ。
もしも遠い将来、孫ができたとして。
きっと僕は、その時にもなお「あの1年間は本当に2人にとって最高の1年間のひとつだった」ということを語っている。過去の良き思い出を語り続けるなんて野暮なことだけど。
これだけは唯一、繰り返すことを許してほしい昔話だ。