シンガポールに移住してから変えたこと

Nick Watanabe
2 min readJan 2, 2018

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シンガポールに移住して2018年1月で一年が経つ。最初の一年間で数多くの失敗を重ねたことで意識的に自分の行動を変えていった事を忘れないように書いておこうと思う。

コミュニケーションスタイルを変えた

英語は喋れるのにどこか微妙に伝わっていない。なんか誤解されている。そう感じ始めたのがシンガポールに来てから二カ月ほど経った頃だろうか。原因は日常生活の中での自分のコミュニケーションスタイルが想像以上に日本人化していたことだった。そこでこれらのことを意識的に変えてみた。

  • 会話中に視線を泳がせないでしっかり相手の目を見て話す。
  • 黙って考え込まずに、考えていることをとりあえず口に出して話す。
  • ネガティブ発言は全く共感されない、嘘でもポジティブ発言をする。

なにはともあれテンション高めで話すこと。異文化コミュニケーションの基本は英語力ではなかった。シンガポールでは世界中から集まった人々と仕事をするのが基本だ。私のチームにはシンガポール人、中国人、インド人、イギリス人、オーストラリア人、韓国人、そして日本人がいる。いかに自分のポジティブなエネルギーを相手にぶつけられるか。その方が言葉を超えて伝わることが多いことがわかった。

世界の共通語は英語ではない。ブロークンイングリッシュである。

シンガポールではシングリッシュという中国語訛りの英語の中で生活する。最初はなかなか聞き取れなくて苦労したが、最近は “no need” (いらない)という独自の言いまわしを多用するようになった。

シングリッシュに加えて、日常的にフランス訛り、イタリア訛り、ポルトガル訛り、インド訛りの英語の中で仕事している。すると自分の日本語訛りの英語で何も悪くない思えるようになった。むしろジャップリッシュこそ自分のオリジナリティを示せる話し方であり、その中で良い味を出せば良いのである。

もちろん英語力の向上も大事だが、自分の意見とアイデアをしっかりとジャップリッシュで主張するマインドセットを持つことの方が最も重要だと思う。日本人特有の思いやりを持ちながら、Just like Mr. Miyagi のようにね。

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Nick Watanabe

Former Director of Brand and Creative Strategy at Twitter