神社に参拝に行く人は、明らかに年収も幸福度も高い。

夏目 力
2 min readJan 3, 2017

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Flickr/Peter Roan

科学技術があまりにも発達し過ぎたため、現代の人々は合理を超えるもの、つまり「目に見えない力」を信じることが極端に苦手になってしまいました。

日本人は江戸時代まで、物質的には貧しかったのですが、精神的な部分は極度に発達していて、お互いが信頼し合って暮らせる共同体を長年かけて作り上げた日本の江戸時代後期の一人あたりのGDPは世界一だったと言います。

特に、最近は頭の回転が速く、どんな問題も効率的、かつ合理的に素早く解決してしまう利口な人がどんどん増えています。しかし、ノーベル賞に一番近いとされる筑波大学の分子生物学者、村上和雄先生によれば、科学をぎりぎりのところまで徹底的に突き詰めていくと、最終的には、必ず科学を超えるものに突き当たり、一見、愚かにも見える神頼み的な生き方が、人生に一番大きな力を発揮するんだそうです。

また、「神社への1年間の参拝回数」、「年収」、そして、「幸福度」の3つの関係性を調べた調査によれば、ただたくさん参拝すれば良いというわけではありませんが、年2回以上参拝する人は、年収1000万円〜1500万円の人と同じ幸福度になることができ、参拝回数がゼロだった人は明らかに幸福度が低かったという調査結果もあります。

2008年に、東京工業大学大学院に在籍していた鈴木春菜・藤井聡氏が書いた論文によれば、「神社・お寺」がある地域は、そうでない地域に比べて、人々は地域に愛着を持ちやすいそうです。

基本的に、神社の鳥居は俗世と聖域を区別するものであり、聖域にはその神社が建てられて以来、祈りを積み重ねてきた人々の想いが積み重なっていることを考えれば、そこに祈りを捧げることで得られる「目に見えない力」の意味はとてつもないものになってくるでしょう。

多分、こうゆうところに、今世の中で問題になっていることの大きなヒントがあるんじゃないかな。

参考: 村上 和雄「人間 信仰 科学」/ 出光 佐三「人間尊重七十年」/ 村上 和雄「アホは神の望み」/ 八木龍平「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」

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夏目 力

スーツが嫌いでレッドブルが好きなクリエイター。 lrandcom.com