有坂汀。2016年8月2日に映画『シン・ゴジラ』を見に行く

いやぁ、いきましたよ。『シン・ゴジラ』。そして、圧倒されてしまいました。この映画はゴジラシリーズの第29作でありまして、2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズであります。

※『シン・ゴジラ』予告

※『シン・ゴジラ』予告2

なんといっても総監督・脚本は庵野秀明、監督・特技監督は樋口真嗣、主演は長谷川博己。これだけでもテンションは上がる一方でありまして、僕が行くのを決定づけたのは評論家・著述家である古谷経衡氏(@aniotahosyu)の

上記のツイートに加えて、同じく評論家の宇野常寛氏(@wakusei2nd)が『シン・ゴジラ』を鑑賞後に自ら制作したジオラマとそれをinstagramで撮影した写真付きのツイート

を見たことも背中を押すきっかけの一つとなりました。

タイトルの「シン・ゴジラ」には「新」「真」「神」などの意味が含まれているという大変意味深なものでありまして、それは映画を見るとよくわかります。それにしてもあのゴジラは歴代最強・最凶・最恐でありまして、ストレートに

「ヤバい。あのゴジラは、ヤバ過ぎる!」

と思ったものでした。

あまり触れたくはありませんが、壮絶な戦闘シーンは撮影をするために、自衛隊最大のイベントの一つである『富士総合火力演習』に参加していたり、会議などで頻繁に登場する首相官邸や自衛隊基地をロケハンしたそうですが、居合わせていた官邸職員からは

「そのまま再現するのは控えてほしい」

(おそらくセキュリティーや防衛機密の関係であろう)と忠告されたり、作戦本部など撮影が許可されない場所もあったのだそうで、

「もし日本にゴジラが来たらどうなるか?」

という少年なら誰しもが考えたであろうことを綿密に再現した映画であるともいます。

僕は戦闘シーンよりもむしろ「組織人」たちが織り成す人間ドラマに興味があり、俳優の役作りについては、ミーティングの際に政治家や官僚の会話を録音して俳優に聞かせたうえで、

「早口で、普段は使わない専門用語の多い言葉を流暢にかつ説得力を持って喋る。」

政治家や官僚のイメージを作るようにしたということですが、これを聞いて思い出したのが元外交官で作家の佐藤優氏が政治家や官僚の世界では「永田町語」や「霞が関語」などの言葉遣いや立ち振る舞いができなければ「身内」として受け入れてはくれない、という話があったことを思い出しました。

劇中で展開される「矢口プラン」の発展版として「ヤシオリ作戦」という作戦名を与えられ、日米共同作戦として開始されゴジラと最終決戦はと突入するわけですが。その様子、あるいは物語全体の会議のシーンは船橋洋一氏の『カウントダウン・メルトダウン 』(文春文庫上下巻)を、そしてクライマックスのゴジラの口に累計672キロリットルの血液凝固剤を直接流し込むシーンは麻生幾氏の『前へ!: 東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録』(新潮文庫)をそれぞれ連想しておりました。

そして、東宝「ゴジラ」シリーズの公式アカウント。(@godzilla_jp)

「8/1(月)までで「シン・ゴジラ」が動員71万人、興行収入10億円を記録!この数字をもって…国内ゴジラシリーズの累計動員数が1億人を突破しました!!」

さらに

「昨日(筆者注:2016年8月4日)までで「シン・ゴジラ」の観客動員数が100万人を突破しました!」

とのことで、これは2016年夏を象徴する特撮怪獣映画のヒット作になったことは間違いないようです。

※追記

2016年08月05日(金)。僕はレイトショーにて「シン・ゴジラ」を2回目の鑑賞をおえました。1回目の鑑賞では売り切れであったパンフレットまで購入してしまいました。それがこれでありまして、

表表紙面:帯にある「ネタバレ注意」の通り、中にはストーリー展開からキャスト、庵野秀明総監督以下、制作人のインタビューなど、本当に盛りだくさんの内容でした。

背面表紙:こちらの帯の部分には「映画をよりお楽しみ頂くため、映画ご鑑賞後にお読みください。」と書いております。

そして、僕の周辺にはなかなか「シン・ゴジラ」を見た、という人がいないので、この映画でゴジラのイメージデザインを担当された前田真宏監督とツイッター上にて以下のようなやり取りをさせていただき、それが2016年夏の最大の思い出となりました。

みなさまも万難を排して、この映画を見るために、劇場へ、GO!

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