欅坂46 『サイレントマジョリティー』について私考

Migiwa Arisaka
2 min readJul 18, 2016

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アイドルグループ「欅坂46」のデビューシングルのPVです。歌。ダンス。歌詞共に「神曲」で、ここ最近の「ヘビロテ」になっております。

歌。ダンス。歌詞共に素晴らしく、軍隊を思わせるような緑色の制服を模したコスチュームで一切笑顔を見せることなく、センターを努める平手友梨奈を中心に歌い、踊る彼女達を見てCDのジャケットを見たとき、はっと気がつきました。

1996年に刊行された村上龍の小説を原作に1998年に庵野秀明よって映画化された女子高生の援助交際をテーマにした『ラブ&ポップ』であり全てのパターンのCDジャケットが撮影され、メンバーの彼女たちが立っている場所は東京でもきってのドブ川である渋谷川流域であり、更にいうなれば村上龍原作、庵野秀明監督の映画『ラブ・アンド・ポップ』のエンドロールでヒロインでたちが延々と渋谷川をカメラに向かって歩いていくシーンがパッと浮かんだことです。それがこれです。

だからこそ僕は この曲について書いてみようと思い立ったのでした。この映画は庵野秀明監督にとって初めての本格的な実写映画であり、スタッフロールの最後には
「監督 庵野秀明(新人)」
とクレジットされていることを先日見直して再確認しました。

そして、欅坂46は僕の敬愛してやまない作家のひとりである柳美里さんも絶賛しており、 2016年5月31日発売『ブブカ』7月号。で「芥川賞作家・柳美里が語る『欅坂46 平手友梨奈の魅力』」の文章を載せ、自身のツイッタ―上でも

などの賛辞を送っているのです。僕も未完成な彼女たちの「これから」を陰ながら見守っていこうと思っております。

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