まだだ! まだ終わらんよ!!～宇野常寛氏と直接交渉してサインをもらった話～

《おことわり》この文章は評論家・宇野常寛氏(@wakusei2nd)の許可をいただいたうえで掲載させていただいております。

2017年10月26日に満を持して刊行された評論家・宇野常寛氏の『母性のディストピア』

僕の記憶では宇野氏が本書を執筆していると聞いたのはANNの第2部を担当されていたときのことで、それがようやく刊行されたと聞き、感慨深いものがありましたが、版元である集英社(@SHUEISHA_PR)との「大人の事情」により、初版発行部数が非常に少なく、宇野氏自身も

などと呼び掛けている様子がツイッターのTLで散見されるようになりました。

さらに、「#母性のディストピア」のハッシュタグ検索をかけると書店などにサイン本が置かれているという投稿がちらほら見られ、

「僕も欲しいなぁ。宇野さんのサイン本…。でも、99.9%宇野さんはこっちにサイン会に来てくれそうにないし…。」

と、途方に暮れていたとき、僕にある一つのアイデアが降ってきました。

「そうだ! 宇野さんが来ないんだったら自分から動けばいい!!」

そう思った僕は地元の本屋(@CoachandFour_JP)に行って『母性のディストピア』をゲットし(僕が購入した一冊しか売っていなかった!!)、

この画像を添えて宇野氏のツイッター(僕と宇野氏は相互フォローし合っている)のDMに以下のようなメッセージをダメもとで送ってみました。

『こんにちは。宇野さん。今回はお願いがあってDMさせていただきます。
先ほど、宇野さんの『母性のディストピア』を購入させていただきました（地元で一番大きな書店にもこの一冊しかおいていませんでした!）
往復の送料はこちらで負担しますから。私が購入した『母性―』に宇野さんのサインをいただけるとありがたく思っております。宜しくお願い致します。有坂汀』

すると宇野氏からは快諾の返事が来て、僕はリクエストで

『こんばんは。宇野さん。お聞き届けいただき、ありがとうございました。そして、小林よしのり先生との対談、お疲れ様でした。

では明日、早速送らせていただきます。メッセージは『機動戦士Zガンダム』のクワトロ・バジーナ（シャア・アズナブル）大尉の「まだだ! まだ終わらんよ!!」

でお願いします。』

と送った後に具体的な話を詰めた上で翌日、地元の郵便局に行って、

送付手続きを済ませた上で以下のメッセージを送付しました。

『こんにちは。宇野さん。有坂汀です。たった今そちらにレターパックにて送付手続きを完了いたしました。トランプ大統領訪日の関係で輸送に規制がかかるとのことで3から4日ほどでそちらに到着するとのことです。楽しみにしております。』

さぁ、これで後は宇野氏からサイン本が来るのを待つばかりだ…。と一安心していたところ、ある重要な手違いをしていたことに気づいてしまいました。

「しまった…! 返信用の送料を同封するのを忘れた…!!!」

と。

急いで僕は宇野氏にお詫びの手紙を書き、封筒の中に返信用の送料を入れて郵送し、

宇野氏には

『お忙しいところ大変申し訳ありません。有坂汀です。昨日そちらに送付した『母性―』のレターパックに復路の送料を同封するのを忘れてしまいました。今日中にそちらに追加で郵送させていただきます。私の手違いで大変失礼しました。』

とお詫びのDMを送らせていただきました…。

それからしばらくして2017年の11月7日。僕が宇野氏とニッポン放送のアナウンサーである「よっぴー」こと吉田尚記氏(@yoshidahisanori) とのトークイベント

『吉田尚記×宇野常寛 #どう幸 × #母性のディストピア 刊行記念トークショー』

を出先で見終え、家に帰ってきたらレターパックがありました!

中身を開けると…!

と! ｷﾀ━ヽ(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)人(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)ノ━!!

さっそく宇野氏に

『こんばんは。宇野さん。たった今『母性のディストピア』サイン本。受け取りました! むりなお願いをお聞き届けいただき、本当にありがとうございました!! 今からじっくり拝読させていただきます。 感謝御礼申し上げます。恐らく。速達郵便で送っていただいたことも含めて。(中略) こんにちは。宇野さん。まだ興奮が覚めやらぬ午前中です。よろしければこのことをInstagramやほかのSNSで公開してもよろしいでしょうか?』

とおくると、公開を快諾いただいたので、

『ありがとうございます。ではまずインスタで写真。そのあとでMediumで書いているブログでその顛末を書かせていただき、最後に読み終えたら（これが一番時間かかりそう）感想は書評サイトとアメブロに。そしてDMでのやり取りでの文章は自分の送った部分だけ公開し、「この話は宇野常寛氏ご本人の許可を頂いた上で公開をしております」と但し書きをつけさせていただきます。』

と返事を送り、ここに記している次第です。

まとめ

宇野氏は常々

とツイッターでフォロワーに呼び掛けている方なので、僕の「行動力」に答えてくれたのだと思います(その前に宇野氏の本をほとんど読んで書評を書いていたからもあるだろう)。

そして、僕が先日見ていた映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』(@EUREKA_HI_EVO) と

テレビシリーズの『交響詩篇エウレカセブン』

を見ており、『エウレカ』シリーズ全編に貫かれているキーワード

これに尽きることでしょう。