Asclepius Network, 電子カルテの操作性向上に関する特許を3件取得

Asclepius Network
3 min readSep 30, 2019

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Asclepius Network の事業実施会社である JpMedsn (Japan Medical Solutions Co., Ltd.) は、2019年9月現在までで9つの特許を取得している。

ブロックチェーン技術を用いたスタートアップ企業としては異例の実績だが、この記事ではその中でも“電子カルテの操作性向上”のために用いられる3つの特許を紹介したい。

患者が自らのメディカルレコードをスマホなどの端末で参照し、かつそこに患者のメディカルレコードからその患者に有益なサプリメントなどの広告を表示するシステムの特許
出願名:診療情報表示システム
特許:第6177546号
内容:
医療機関の利用者が、医療機関での検査結果や薬歴を閲覧することができるとともに、その閲覧の際に利用者に対して、利用者メディカルレコードから関心の高いと思われる商品やサービスに関する広告を提供することができる診療情報表示システムを提供する。
複数の医療機関が患者の診療情報や検査情報などの情報を閲覧可能とする医療情報の共同利用体の特許も本特許。

電子カルテ入力の効率を圧倒的に高めるシステムの特許
出願名:診療情報表示装置、及び、診療情報表示プログラム
特許:第6577920号
内容:
電子カルテのユーザーインターフェース。
この特許により、表示項目の拡大や縮小、配置変更、並び替え等の自由度が高く、電子カルテを閲覧するための表示画面をより有効に活用することのできる。

電子カルテ入力の効率を圧倒的に高める仕組みの特許。かつ、各専門分野の最先端の医療の知の集積を診療の現場、すなわち電子カルテ上でシームレスに利用可能とするシステムの特許
出願名:診療支援システム
特許:第6431274号
内容:
カルテ入力の高速化のための特許。診療指針情報、治療指針情報および医薬品情報の相互間をタグで対応付けられ、タグ型検索を用いて、診療支援情報や診療情報の中から閲覧したい情報を的確かつ簡便に抽出する診療支援システム。

これらの特許は、同社のクラウド型電子カルテシステム『iMedsn』開発に伴って取得されたもので、電子カルテの操作性向上に関連している。

同ソフトウェアでは、従来の電子カルテより操作性を向上させているのみならず、医療情報の共有や、人工知能を用いた医療の知の集積という分野にもチャレンジしている。これらに関する特許についてはまた別の記事で紹介したい。

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