Aレベルの倫理学 — 表紙・はしがき・目次 —
Japanese translation of “Ethics for A-Level”
オープンブックパブリッシャーズ出版のサイトで公開されている教科書“Ethics for A-Level”の翻訳です。こちらのページから各章へ移動できます。
Aレベルの倫理学
AQA哲学コースとOCR宗教研究コース向け
マーク・ディモック(Mark Dimmock)、アンドリュー・フィッシャー(Andrew Fisher)
https://www.openbookpublishers.com
© 2017 Mark Dimmock and Andrew Fisher
この作品は、Creative Commons Attribution 4.0 International license (CC BY 4.0)の下でライセンスされています。このライセンスでは、あなたは作品を共有、複製、配布、送信することができます。また、著者たちに対する適切な帰属がなされている場合に限り(ただし、著者たちがあなたやあなたの利用行為を支持していると示唆するような方法は除きます)、この作品を翻案し、商業的に利用することができます。帰属には、次の情報を含める必要があります:
Mark Dimmock and Andrew Fisher, Ethics for A-Level. Cambridge, UK: Open Book Publishers, 2017, https://doi.org/10.11647/OBP.0125
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ISBN Paperback: 978–1–78374–388–9
ISBN Hardback: 978–1–78374–389–6
ISBN Digital (PDF): 978–1–78374–390–2
ISBN Digital ebook (epub): 978–1–78374–391–9
ISBN Digital ebook (mobi): 978–1–78374–392–6
DOI: 10.11647/OBP.0125
表紙画像: 空から見たマレーシア(Malaysia from the Sky), photo by Ishan @seefromthesky. Unsplash, https://unsplash.com/photos/N2HtDFA-AgM
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Open Book Publishers (ケンブリッジ、イギリス)のために、Lightning Source社によって、イギリス、アメリカ、オーストラリアで印刷されました
目次
序文
1.試験の仕様についての詳細
2.本の構造
参照文献
はじめに
1.哲学、倫理学、思考
2.倫理学を尊重する
3.Aレベルの学生
4.倫理をうまくやる:合法性と道徳性
5.倫理をうまくやる:思慮深い理由と道徳的な理由
6.倫理をうまくやる:規範的な主張と記述的な主張
7.倫理をうまくやる:思考-実験
8.倫理をうまくやる:不一致を理解する
まとめ
質問と課題
参照文献
第1部 規範倫理学
第1章 功利主義
1.功利主義:はじめに
2.快楽主義
3.ノージックの経験機械
4.ベンサムの功利主義の基盤
5.ベンサムの功利主義の構造
6.快楽計算
7.ベンサムの功利主義の問題点
8.ミルの功利主義的な証明
9.ミルの質的功利主義
10.ミルの規則功利主義 vs ベンサムの行為功利主義
11.強い規則功利主義 vs 弱い規則功利主義
12.古典的功利主義者の比較
13.非快楽主義的で現代的な功利主義:ピーター・シンガーと選好功利主義
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第2章 カント倫理学
1.カント倫理学入門
2.いくつかの重要な考え方
3.義務のために行動することと、義務に従って行動すること
4.定言命法と仮言命法
5.定言命法の第1の定式化
6.完全な義務と不完全な義務
7.定言命法の第2の定式化
8.定言命法の第3の定式化と要約
9.自殺に関するカント
10.問題と対応:対立する義務
11.問題と対応:直観の役割
12.問題と対応:定言命法とエチケット
13.問題と対応:道徳性の領域
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第3章 アリストテレスの徳倫理学
1.アリストテレスの徳倫理学入門
2.機能の議論
3.アリストテレス的な良さ
4.エウダイモニアと徳
5.徳を発展させる
6.実践的な知恵(フロネシス)
7.自発的行動、非自発的行動、および道徳的責任
8.異議:不明確な指針
9. 異議:衝突する徳
10.異議:循環性
11.異議:エウダイモニアへの貢献
12.道徳的な良さと個人的な良さ
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第4章 アクィナスの自然法理論
1.アクィナスの紹介
2.自然法理論を動機づける:エウテュプロンのジレンマと神の命令理論
3.自然法理論
4.アクィナスの自然法理論のまとめ
5.これを実践に移す:二重の結果のドクトリン(DDE)
6.自然法理論についてのいくつかの考え方
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第5章 フレッチャーの状況倫理
1.状況倫理の紹介
2.フレッチャーの全体的な枠組み
3.状況主義の4つの基礎となる原則
4.いかにして、何をするべきかを見出すか:名詞としてではない、動詞としての良心
5.状況倫理の6つの命題
6.フレッチャーの状況主義に伴う問題
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第2部 メタ倫理学
第6章 メタ倫理学の理論
1.メタ倫理学:はじめに
2.メタ倫理学の価値
3.認知主義 vs 非認知主義
4.実在論 vs 反実在論
5.メタ倫理学の地図
6.認知主義かつ実在論である理論1:自然主義
7.自然主義への異議
8.認知主義かつ実在論である理論2:非自然主義
9.直観主義への異議
10.認知主義かつ反実在論である理論1:道徳的錯誤理論
11.道徳的錯誤理論への異議
12.非認知主義
13.非認知主義かつ反実在論である理論1:情緒主義
14.情緒主義への異議
15.非認知主義かつ反実在論である理論2:指令主義
16.指令主義への異議
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第3部 応用倫理学
第7章 安楽死
1.安楽死入門
2.重要な用語
3.ケース1:永続的な植物状態
4.ケース2:不治であり末期的な病気
5.安楽死賛成派:議論1
6.安楽死賛成派:議論2
7.安楽死賛成派:議論3
8.安楽死反対派:議論1
9.安楽死反対派:議論2
10.安楽死反対派:議論3
11.安楽死反対派:議論4
12.認めることと行うこと
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第8章 ビジネス倫理
1.ビジネス倫理入門
2.雇用主と従業員
3.企業と顧客
4.企業と環境
5.ビジネスとグローバル化
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第9章 良心
1.はじめに
2.良心の歴史
3.良心に関するアクィナス
4.フロイトと良心
5.フロイトの心理性的発達理論
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第10章 性的な倫理
1.セックスの哲学入門
2.「セックスをする」とは何でしょうか?
3.自然法とセックス
4.カントとセックス
5.セックスと功利主義
6.セックスと徳理論
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第11章 窃盗
1.窃盗:はじめに
2.窃盗を定義する
3.窃盗に関するカント倫理学
4.窃盗に関する行為功利主義と選好功利主義
5.窃盗に関する規則功利主義
6.窃盗に関する徳倫理学
7.メタ倫理学と窃盗
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第12章 模擬的な殺害
1.はじめに
2.功利主義と模擬的な殺害
3.カント倫理学と徳倫理学のアプローチ
4.映画と演劇
5.悲劇のパラドックス(あるいはより正確には「否定的な感情」のパラドックス)
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第13章 嘘をつくこと
1.はじめに
2.嘘をつくこととは何ですか?
3.功利主義
4.カント主義者と嘘
5.政治的文脈についてのいくつかの最後の考え
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
第14章 動物を食べること
1.動物を食べることへの入門
2.肉を食べることを正当化する
3.行為功利主義
4.ベンサムへの挑戦
5.動物を食べることについての功利主義的な理由
6.カント倫理学と動物を食べること
7.徳倫理学と動物を食べること
8.コーラ・ダイアモンド
まとめ
学生によくある間違い
検討すべき問題
重要な用語
参照文献
用語集
あとがき・裏表紙
この訳文は元の本のCreative Commons BY 4.0ライセンスに従って同ライセンスにて公開します。 問題がありましたら、可能な限り早く対応いたしますので、ご連絡ください。また、誤訳・不適切な表現等ありましたらご指摘ください。豊倉幹人氏による、この内容を bookdown 形式で表示したサイトがあります。