和倉温泉加賀屋のブランディング

日本一の和倉温泉加賀屋

日本国内のスペシャルな旅館として有名な和倉温泉加賀屋。毎年「プロが選ぶ旅館」で日本一に輝いている実績をもっていて一度は泊まってみたいと思う旅館のうちの一つです。今回はそんな加賀屋のブランドとは何かを考えてみます。

ロゴだけではないブランディング

ブランディングというと、「ロゴ」や「デザイン」ぐらいしか思い浮かばない人も、加賀屋のブランディングを例にとってみれば分かりやすいと思います。

シンプルに考えると、加賀屋のブランドとは、プロが選ぶ旅館の中で「日本一」という称号を得ていることではないでしょうか。

では、そのブランドを構築するために、行われているブランディングは何でしょうか?

加賀屋のシンボルマークやロゴタイプは別段特徴があるわけでもありませんし、他の旅館と比べても差異はありません。

ここからは私の仮説になりますが、VI(ビジュアルアイデンティティ)に特徴がないのであれば、ソフト面でのブランディングCI(コーポレートアイデンティティ)が徹底しているのではないでしょうか。

ブランディングはロゴマークだけではなく、企業の行動理念などもブランディングになります。

ホスピタリティでブランディング

どんな分野にしても、そう簡単には日本一にはなれません。2番では記憶に残らないですし、1番と比べるとインパクトが違います。

そして、その1番が取れる理由として、地の利やハード面もありますが、徹底したホスピタリティとサービスを提供していることが大きな要因としてあげられます。そして、ホスピタリティや行動そのものもが大きなブランディングの一つとなります。

例えば、 旅館の入り口でスタッフが勢ぞろいし、挨拶をしてくれる行為も、ブランディング。 仲居さんが着ている和服もブランディング。 お辞儀の仕方もブランディング。 建物自体もブランディング。 お部屋の軸やお花もブランディング。 なのです。

コンセプトに合わせて行動基準を徹底し、運営していくことによって、ブランディグされていきます。

したがって、資金力が無くハード面が弱い旅館でも可能なブランディングになります。

ブランディングの維持にはマネジメントも必要

行動規範など徹底していても、コンスタントにスタッフが、統一された行動規範に基づき対応し、クオリティを保たなければブランディングは低下していきます。

ディズニーランドでも、USJでも、デパートでも、その時に対応してくれたスタッフの行動そのものが企業のブランドとなるため、少しの不満などでお客様の心を左右します。

スタッフの対応クオリティを保つために、役員が社員の良かった点をカードにして手渡したり、システマチックにSNSなどで褒める仕組みを作ったり、褒める仕組みと改善の工夫をしているわけです。

デザインによるブランディングも大切ですが、ホスピタリティによるブランディングにも意識を向けなければ、レジャー産業は企業価値を高めることはできません。また、ブランディングは常にマネジメントをしつづけ、顧客満足度を維持するだけでなく、高めていくことが必要となってきます。

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