本日、Calm Tech Labs株式会社は創業から3年が経ちました。

当初開発しようと奮闘していたプロダクトは、いただいたお仕事をこなすのが精一杯になっているうちに開発の手が止まってしまいました。

昨年、自社プロダクトのみにフォーカスして仕切り直したものの、2つのプロダクトを同時並行で進めたため、どっちつかずになりかけてしまいました。

今年こそ、3度目の正直で、自社プロダクトをローンチできるように専念することとしました。

幸いなことに、並行して進めていた3つ目は共同開発で、パートナー企業様主催イベントでの展示機会をいただくなどしております。

会社というものは公の器として、創業者が社会に対して届けたい想いを形にする役目を担うものだと考えております。

創業当初の認知症高齢者の徘徊見守りは、1人で家事に介護に奮闘するお母さんの負担を減らしたい想いから。

次に考えたのは、プログラム教育が必修化される甥っ子や姪っ子にプログラミングの楽しさを知って欲しいから。

そして、現在取り組んでいるのは、設計事務所時代にiPhoneユーザーとなって実現したら楽しいだろうなと想像し、プログラミングの道へキャリアチェンジするに至ったアイデアに、10年越しで挑戦しています。

世の中のデジタル化が進むにつれ、便利になったようで実は不便になったり、コミュニケーションの齟齬が生まれたり、ストレスが増したりしていないでしょうか。

1人ひとりが自分らしく、自分が大切に扱われたいと願うのと同じように、周りに対しても優しくいられる。

そんな世界を実現すべく、焦らず急いで開発しています。


位置を発してくれないと分からない!

先日のiPhone紛失に続き、年末の忙しいこの時期に再びFind iPhoneのお世話になることとなってしまった。。。

ちなみに、今回紛失したのはiPhoneではない。なんと、鞄ごとMacBook Air・iPad Proなど仕事道具一式を失くしてしまったのだ!

1000人近く集まるJIPDECさんのパーティの後、二次会で日本酒を飲み、三次会ではクラフトビールを飲みに行ったようだ。店長と名刺交換をしていたようだが、正直その記憶がない。

意識が朦朧とする中ふと我に返り、とにかく帰らなければとタクシーに乗り込む。肩から掛けている鞄が無いような気はしたが、翌日に出張もあるので車内で爆睡しながら帰宅。

そして、翌朝青ざめることとなる。。。

何もかもが無い!MacBook AirどころかiPad Proも、そして大のお気に入りのマリメッコのオレンジ色の鞄もない!!

幸いなことに、iPhone・定期入れ・財布・クレジットカードなどは全て所持して帰宅していた。

そして、iPhoneのFind iPhoneを起動する。iPad Proの位置は上野を示している。上野?昨日行った覚えが全くない場所だ。

とにかく、地図に表示されたiPad ProをLost Modeに設定し、警察に届け出るか電話が欲しい旨のメッセージを画面に表示させ、iPad Proを省電力モードにしてシャワーを浴びる。

そのわずか数分後iPhoneが鳴り、タオル一枚で飛び出す。電話は上野警察からで、遺失物として届けられていることを告げられる。助かった!警察の説明によると、iPad ProだけでなくMacBook Airも書類も法人印も法人印鑑カードもメガネもあるという。

こうして、上野経由で大阪出張する羽目になってしまった。

そして、冷静になっていろいろ考える。。。先ずは飲み過ぎた自分が悪い。これは、言い訳のしようのない事実。

しかし、不可解な点も多数ある。タクシー会社に問い合わせると上野で乗車したようだ。そもそも、なぜ上野にいたのだろう?

また、鞄の側に入れていたお守りがiPad Proのケースに入れ替えられている。法人印がケース内で逆さまに収まっている。鞄に入れていた状況から考えると、バラバラに路上に落ちていて拾って届けたということは起こりえないのではないか。。。

マリメッコの限定のオレンジ色の鞄・B&Oの限定の青色のヘッドフォン、その他小物を失くしてしまった。買った際に込めた仕事への決意やその後の苦労を共にした思い入れの強い物であるため、喪失感は失恋のそれに近いものがある。正直、とても辛い。

ただ、仕事道具一式を届け出てくれたことには素直に感謝しなければならない。これらを再度購入となると1ヶ月分の給料ではとても済まない。また、鞄が汚れてしまっていたために洗ってくれているのでは?と考えることもできる。盗むとすれば、MacBook AirやiPad Proの方がよほど高価だ。

何にしても、紛失物自体が位置情報を送り、誰か他の人の端末を介すことなく知ることができるサービスにより今回も早期解決に至った。

鞄が位置情報を発するよう、プロトタイプの状態でも開発中の端末を取り付けておかなかったことを1番後悔をしている。


UXこそが全て

英語でのピッチの様子(祖母の点滴に付き添った時の服を着て)

先日、スタートアップによるグローバルなピッチコンテストの日本代表予選に出場した。60社から書類選考された8社による、7分間の英語ピッチの予選である。

残念ながら日本代表には選出されなかったが、開発開始と法人立ち上げからの期間で考えれば参加できたことが幸運と言える。他社さんは、既に市場にリリースしていたり資金調達済みでそもそもフェーズが違う。

ピッチ後の質疑応答において、先行する競合と比較した質問を受けたが、ユーザが課題の解決を求めるタイミングにおいて、ストレスのない適切な形で価値を提供できていないと感じるので自分で作り始めたのだ。

技術的に難しいから、今ある技術によってできる範囲の物を作る。間違いではない。むしろ、まともなスタートアップはそうするはずだ。

だが、技術ありきでユーザの利用シーンがきちんとデザインされていなければ、結局誰も使わない。尚且つ、使いたいシーンにおいて正直”使えない”物でしかない。

技術的にハードルが高いのは承知で、ひとつひとつ潰して本当に価値のあるサービスを作り上げるつもりだ。またひとつ歳をとった決意として。


忘れたり、失くしたり。

見つかったり、見つからなかったり。。。

翌日、手元に戻ったiPhone。iPad Proの「iPhoneを探す」から送ったメッセージ

どこかに何か大切なものを忘れたり、失くしてしまった経験はありますか?

飲んで終電で帰って、家に入ろうとしたら鍵がない。気付いたらiPhoneがポケットにない。

こんな時、ものすごく唖然とします。何が起きたのか、訳が分からなくなり、立ち尽くします。

しかし、どこにあるのか場所がわかったら、それだけでも、ちょっと安心します。いきあたりばったり探すのではなく、ある一定の範囲を探せば良いとすれば、どんなにほっとするでしょう。

家の鍵は、車に置き忘れていました。深夜にも関わらず、友人に電話し泊めてもらい、翌朝取りに行きました。

iPhoneは、タクシーの中で落としたのに急いで降車しイベントに出席、その落としたこと自体を忘れて帰宅していました。翌朝、iPad Proから「iPhoneを探す」アプリを使いました。紛失の経緯をリモートで端末に表示し、通知音を鳴らして運転手さんに気づいてもらい、忘れ物として営業所に置いておいていただきました。

他にも、新幹線で紛失したメガネを東京駅で、マフラーを警察で受け取ったりしています。

その一方、”どこで”落としたのか、”いつ”落としたのか全く見当もつかない場合には、どこをどのように探し、どこへ連絡したら良いのか分からず、途方に暮れます。

手袋が片方だけ見当たらなくなったり、ノートに挟んでいたとても大切なペンが気付いたら失くなっていたり。。。大変、悲しい気持ちになります。

もし、その探し物が自ら場所を教えてくれたら便利だと思いませんか?

いざという時に直ぐに探せる仕組みがあったら、きっといろんな人が悲しい思いをしなくて済むんじゃないかなと思って開発を進めています。


なぜ、徘徊を見つけるものを作りたいのか?

僕自身が介護をしていたわけでもなく、祖母の介護は母が1人でしておりました。

徘徊があった際、同居しておらず介護もしていない親族から「何でそんな時間に出したんだ!」と両親が言われたそうです。

その話を聞いたときに憤りを感じたことと、どんな仕組みがあれば手を差し伸べられるかが分かり、それを作ることが出来ること。

また、僕自身、20代の資格試験の勉強だけをして自宅にずっと居た転職期間に祖母の相手をしたり、何かの勧誘の人と出て行ってしまったことに後から気付いて走って追いかけて連れ戻した経験があること。

そして、同じように介護で大変な思いをしているのに周囲の理解がないために辛い思いをしたり、認知症高齢者を相手にイライラしてキツい物言いをしてしまい自己嫌悪に陥ったり、介護うつのようになってしまう人の精神的な負担を下げられないかと考えるからです。


今、作ろうとしているもの

昨年秋に亡くなった祖母に認知症の徘徊があり、徘徊を早く見つけることができるものが作れないかと考えています。

テレビで見たり調べたところ実証実験がいくつか始まったりしているのですが、根本的な問題の解決に至らないのでは?と、実際の家族の感覚からすると感じさせるものが多く見受けられます。

持ち歩くには如何なものかと思うサイズ感や最適化されたインフラ環境でのテスト。。。

望みを託すに足るものではなく、きちんとソリューションとして成り立つものを作りたいと思っています。


ひとに寄り添う ものづくり・ことづくり

私たちは、さまざまなテクノロジーにより便利に暮らしています。
その反面、それらテクノロジーに振り回されていないでしょうか。

誰もが意識せず使いこなせ、ひとりひとりが自分らしくいられる。
人に寄り添うものづくり・ことづくりを私たちは目指しています。

Calm Tech Labs

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