実店舗でXEM決済を導入する方法

Daoka
5 min readDec 20, 2017

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こんにちは。Daokaです。

12/16(土)はXEM決済(一部ECOB決済もありw)オンリーの即売会nemketが開催されました。

多くの方に来場して頂き、モザイクを使った抽選、モザイク入場券、商品・サービスのその場でのXEM決済を体験し、NEMの面白さを実感できたのではないでしょうか。

参加できなかった方はnemketのレポートはRhimeさんなどがまとめてくれているので、読んで雰囲気感じてみてはいかがでしょうか。

さて、私もNEM相談所として出展していましたが、その中で知人のやっているお店にXEM決済をしたいとおっしゃっている方がいたのと、最近ガールズバーでXEM決済をしたいという方がいて、アドバイスを送っていたりしていたので、まとめてみたいと思います。

必要な物

決済用アカウント

なにはともあれ、お客さんから会計時に入金してもらうためのアカウントが必要となります。アカウントはNanoWalletで作成しましょう。

決済用のアカウントは資金の横領や盗難・強盗を防ぐためにも複数人の署名がないと出金できないマルチシグアドレスにしておくことをオススメします。

署名者はオーナー、店長、会計責任者など金銭に関して一定の責任がある人とし、そのうち3人中2人の署名で出金可能などにしておくとよいです。

XEMReceiver

XEMReciver

XEMReciverは会計時に利用します。

日本円をその時のレートに応じたXEM価格に変換して、モバイルウォレットで読み込むと送金先アドレスとXEM価格と伝票番号が自動的に反映されるQRコードが生成されます。

お客さんはモバイルウォレットでQRコードを読み込むと、支払い画面に送金先アドレス、送金額、伝票番号に記入されていたメッセージが反映されるので内容が合っていることを確認して、送信するボタンを押すとお店のアカウントに送金されます。

XEMTax

XEMTax

XEMTaxは指定したアカウント(アドレス)の入出金が円建てでいくらだったかを確認することができます。レートはその日の平均値となり、円換算値が出るのは翌日のようです。また、CSVダウンロード機能がついており便利です。

注意点

取引所のアカウントからの決済はやめておくべき

実店舗でもオンラインでも同じなのですが、取引所のアカウントで決済を行うのはやめておいた方がよいです。理由は以下の通りです。

  • 取引所のアカウントから出金されるまでに時間がかかる
  • 取引所は1つのアドレスしか持っていないため、トラブルがあったときの対応が難しくなる
  • 将来的に割引クーポンなどをモザイクで配布しようとした場合、取引所のアカウントでは受け取れなくなる

お店のWebサイトや店舗でも取引所のアカウントは使用しないように注意しておくとよいでしょう。

どの時点のレートを適用するか明示しておく

XEMのレートは常に変動しています。しかも短時間で暴落・暴騰する可能性もあり、入店時と退店時でレートが全く違っていたということも十分にありえます。なので、どの時点のレートを適用するかをお客さんに明示しておくようにしましょう。

また、日本円のレートに連動するXEM建てのメニュー表を掲示する場合はあくまで参考レートであることを示して、会計時のトラブルにならないように注意しましょう。

価格変動リスクには注意を

上記に関連しますが、現時点(2017/12/20)では、取引所などでやっているXEM払いを扱ったペイメントサービスはないので、日本円への換金はお店側で手動で行う必要があります。その際の価格変動リスクはお店側が負うことになります。

XEMが暴落して税金が払えないなど必要な経費が払えないという事態にならないように十分に注意してください。

uncomfirmed は信頼してはいけない

自分も何件か実店舗でxem決済を行いましたが、unconfirmedの状態で決済を完了したみなすケースがいくつかありました。

オペレーションをスムーズに回したいというのもあるとは思いますが、unconfirmedの状態では自分のアドレスに残高は反映されておらず、またマルチシグアドレスで署名が集まらずに入金が取り消されるリスクがあります。

※12/21 水無 凛@#みなりん*さんの指摘により追記

XEM払いをはじめたら宣伝を

XEM払いをはじめたら是非宣伝しましょう!TwitterでXEM払いをはじめたと宣伝するとtipnemでチップが飛んでくるかもしれませんw

NEMapへの登録もぜひ

XEM払い対応のお店をGoogle Map上に表示したNEMapというものがあります。

以下の情報提供フォームに登録するとそのうち反映されると思うので、XEM払い対応したら是非登録しましょう!

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Daoka

OpenApostille developer ( https://www.openapostille.net ) NEM Application Developer. Opening Line, inc. Tech Director.