本記事は「Investing in the Future of the Data Economy」の翻訳記事です。
Index Coopは、 データエコノミーインデックス （$DATA）がIndex Coopを通して購入できるようになったことをお知らせします。
DATAインデックスは、Web3セクターで2番目に大きいデータエコノミーへのアクセスを可能にし、パッシブなエクスポージャーを持つことを意図した7つのトークンのバスケットです。
インデックスはERC20トークンにより完全に担保されており、 Sushiswap、 Index Coop、および TokenSetsにて購入することができます。
この投稿では以下について説明します。
- データエコノミーとはなにか
- なぜDATAインデックスを購入するのか？
- $DATAの購入方法
- 運用方法
データエコノミーとはなにか
データエコノミーとは、データをベースにした製品とサービスのエコシステムです。
分散型金融（DeFi）が従来の銀行や金融サービスをディスラプトしつつあるのに対し、データエコノミーは過去20年間にビッグテックにより構築されたデータの独占をディスラプトしています。
「テクノロジー企業は世界で最も価値のある企業です…データを所有するのに仲介人は必要ありません…ビッグテック企業は、大銀行と同じくらい、あるいはそれ以上にディスラプトされるだろうと思います。それらの企業が世界で最も価値があるということを考えると、おそらくそれは注目に値するものです。「-FredEhrsam、ブルームバーグ（2021年3月）
データエコノミーは、使用量と市場価格の両面で指数関数的に成長しています。 データエコノミーに属するプロトコルのトークンは、時価総額という点で、最も時価総額が大きいDeFiネットワークを凌駕する域に達しています。例を挙げると：
- Chainlink は、 オラクルの分散型ネットワークです。 LINKの時価総額は、最も時価総額が大きいDeFiプロジェクトであるUniswapの時価総額を上回っています。
- Filecoin は分散型ストレージネットワークです。 Filecoinのネットワークストレージパワー は、ローンチ時の0.32EiBから2021年9月時点で10.52EiBとなり、過去1年間で約33倍に増加しました、
- the Graph は ネットワークをクエリするためのインデックスプロトコルです： 3番目に時価総額が大きいデータエコノミープロトコルで 、クエリ量は1年足らずで20倍に増加し、2021年には20％MoMに成長が加速しました。
投資家は、この指数関数的に増加するセクターのエクスポージャーを簡単に得る方法がありませんでした。しかしそれは今までの話です。
なぜDATAインデックスを購入するのか？
DATAインデックスは データ中心であり、チェーンに依存しません。
DATAトークンは、データエコノミーの成長を捉えた最初の分散型インデックスであり、非イーサリアムベースのトークンを含む最初のインデックスでもあります。
DATAトークンには、ブロックチェーンを横断し、データをベースにしている製品またはサービスを提供するトークンが含まれます。これは、Chainlink、the Graph、Filecoinなどの成功が、Bitcoin、Ethereum、Solana、Cosmosやその他の暗号通貨から独立していることを意味します。これらのトークンは本質的にマルチチェーンであり、暗号資産業界全体の成功とともに成長します。
私たちは、 Ren Protocolとの提携を発表することに興奮しています。この提携によりブロックチェーン間を橋渡しし、 Filecoinを イーサリアム上のデータインデックスにもたらすことができました。 この提携がなければ、独自通貨を持つブロックチェーンであるFilecoinをDATAインデックスで利用することはできませんでした。
また、上記の核となるリュープロポジション以外に、DATAを利用する大きな利点が5つあります 。
- シンプルさ — DATAトークンは、投資家がポートフォリオを絶えずリサーチしてリバランスを行う必要がなく、単一のERC-20トークンでエクスポージャーを獲得することができます。
- 独自性 — DATAトークンは、データエコノミーへのエクスポージャーを提供する最初のインデックスです。
- 効率性 — DATAトークンにより、ガスコストが削減できます。また自動リバランスによる税務面の効果も期待できます。
- 多様性 — 個々のトークンのボラティリティは、インデックスを保持することによって相殺され、四半期ごとのリバランスによって過度の集中を防止します。
- 透明性 — インデックスは、トークンの組入と除外を評価するための透過性の高い方法論に沿って運用されます。
DATAトークンの購入方法
我々は、WintermuteがIndex CoopとDATAインデックスの 公式マーケットメーカー となったことを発表でき、嬉しく思います。 Wintermuteは、DATAインデックスのローンチをサポートするため、Sushiswapでのローンチのために100万ドルの流動性を提供しました。 Wintermuteはまた、OTCの機関投資家向けフローのマーケットメーカーになることを約束しており、10万米ドル以上のチケットに競争力のある価格を提供しています。
ローンチ時において、DATAは Indexcoop.comにて購入することができます。
DEXでの高額な取引でスリッページが大きい場合 は、 DATA TokenSetsページ からExchange Issuaneを利用するか Wintermuteに連絡をとり、より良い価格を提示してもらうことができます。
トークンの組入基準
DATAトークンの選択は、次の基準に基づいています。
- データをベースとしたプロトコルであること： プロトコルは、データをベースとしたサービスまたは製品を提供している必要があります。
- イーサリアムトークン： トークンはイーサリアムブロックチェーンで利用可能である必要があります。これは、SetProtocolのインフラストラクチャがマルチチェーンになった場合には改訂されます。
- ネットワークのアクティビティまたは使用法： プロトコルには、ネットワークのアクティビティまたは使用法が必要です。オンチェーントランザクション量、Total Value Locked（TVL）、および/またはサービスプロバイダーに支払われる収益はすべて、ネットワークアクティビティを示すために使用できるメトリックの例です。
- 時価総額： 循環時価総額は1億ドルを超えている必要があります。
- 分散型取引所（DEX）の流動性： プロトコルトークンには、組入をサポートするのに十分なDEX流動性が必要です。トークンの流動性が不十分な場合、決定フェーズでインデックスから除外されます。
- 履歴： プロトコルには少なくとも3か月の運用履歴が必要であり、そのトークンには少なくとも3か月の価格と流動性の履歴が必要です。
- セキュリティ： プロトコルついて、独立したセキュリティ監査が実施されている必要があります。また結果についてはプロダクトの運用担当によりレビューがなされます。監査が実施されていない場合、運用者は上記の基準の評価やチームとのコミュニケーションに基づいて、プロトコルの主観的な判断を適用します。
- 安全性： セキュリティの問題が発生した場合、運用者はプロジェクトチームと協力して、問題と保有するDATAへの影響を理解します。チームは、プロトコルのユーザーに、インシデントに関する透明性を確保するための信頼できるソリューションと適切なドキュメントを提供することが期待されています。
インデックスのウェイトの計算
DATAは、循環時価総額を使用して、インデックスに含まれる各トークンのウェイトを決定します。インデックス内の各トークンのウェイトは次のようになります
DeFi Pulse Index (DPI)と同様に、データエコノミーインデックスは各トークンのそれぞれのウェイトを25％に制限します。特定のトークンがこの制限を超過した場合、加重ベースでデータエコノミーインデックスの残りの構成トークンに再配分されます。これと同じプロセスが、25％の割り当て上限を超えるトークンごとに繰り返されます。
インデックスのメンテナンス
インデックスは、次の2つのフェーズで四半期ごとに維持されます。
決定フェーズ
決定フェーズでは、インデックスの計算により追加および除外されるトークンが決定されます。これは四半期の最終週に決定され、四半期ごとのリバランスの前に公開されます。
リバランスフェーズ
決定フェーズの結果が公開された後、インデックスの構成は次の四半期の最初の週に新しいウェイトに変更されます。
フィー
データエコノミーインデックス（DATA）には、0.95％（95ベーシスポイント）のストリーミングフィーがかかります。
リソース
- Index Coop
- DATA TokenSetページ
- Sushiswapプールページ
- メソドロジーページ
Index Coopについて
データエコノミーインデックスについて
データエコノミーインデックスは、データをベースとした製品とサービスの成長を捉えています。
Renについて
Renは、ブロックチェーン間の価値の移動を可能にするオープンプロトコルです。
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本記事のオリジナルはhttps://www.tokenterrier.com にて、2021年9月23日に公開されました。
