リードホフマンは世界最大級のビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービスLinkedInの創立者である。
Paypalマフィアになるまで
ホフマンによると、大学時代に、将来世界に大きな影響を与えたいと思うようになったという彼は、学究的世界をその「影響」を与える機会と見ていたが、後に起業家としてのキャリアの方がより多くの機会に恵まれると気づく。「スタンフォードを卒業した時点では大学教授になって公的な知識人になる予定だった。カントの言葉を引用することが重要なのではない。。本当に重要なのはレンズを通して社会に「私たちは何者なのか?」「個人として、そして社会としてどうあるべきか?」と問いかけることだ。ホフマンはビジネスマン、そして起業家としての活動を通してのキャリアを追い求めた。1994年にはアップルコンピュータに入社し、初期段階のソーシャルネットワーク、eWorldの開設を担当した。1996年AOLによりeWorldは吸収された 後にFujitsuで働き、そして1997年に彼の最初の企業であるSocialNet.comを共同開設した。
リードホフマンでも大学時代は何をしたいかはわからなかった。
実際、大学の途中まで、自分がいったい何をやりたいのか、さっぱりわかっていませんでした。「アカデミックな道はうまくいかなそうだ。それならもしかしたら、ソフトウェアってヤツはうまくいくかもな」ってそんな感じです。試してみようかなって感じで、うまく行くかどうかはわかりませんでした。
引用:http://wired.jp/2012/07/24/reid-hoffman-linkedin/2/
Paypalマフィア
近年急激に成功した企業を創立した人が元Paypalなことが多いため、元Paypalの起業家をPaypalマフィアと呼ぶ。彼もその一人である。
SocialNetで働いている間、ホフマンは電子マネー送信サービスであるPayPalの開設にあたる理事会の一員であった。2000年1月にSocialNetを辞め、Paypalの最高執行責任者としてフルタイムで常勤となる。
2002年に15億ドルでPayPalがeBayに吸収された際には、ホフマンはPayPalの副社長であった。
LinkedIn創業
2002年12月、LinkedInを共同開設
Forbesは、「LinkedInは、仕事を探している人やビジネスで活躍する人々が今日利用できる最も有利なソーシャルネットワーキングツールである」としている。
LinkedInの登録ユーザー数は、約3億8000万人に達した。
2015会計年度第2四半期決算はLinkedInの主要3部門のうち、Talent Solutionsの売上高が前年同期比38%増の4億4300万ドルで、売上高、増加率ともに最高だった。
引用:http://japan.cnet.com/news/business/35068206/
最も成功したエンジェル投資家
eBayによる買収の後、ホフマンはシリコンバレーで最も富み、成功しているエンジェル投資家の一人となる。ベンチャー資産家のデービッド・ズィは、ホフマンのことを「おそらくここ10年間で一番成功している投資家である。」と語っている。
ホフマンは技術系企業に80以上のエンジェル投資を行った。2010年にはGreylock Partnersに加わり2億ドルのディスカバリーファンドを管理している。
ホフマンが伝えたいこと
リードホフマンはこんな言葉を残している。これが21世紀を生きる我々のキャリアの描き方なのかもしれません
「これまで、キャリアははしごのように上って行くものだと思われていたけれども、そうじゃない。自分の夢に足を踏み入れたいのならば、キャリアをジャングルジムのようにとらえ、横から昇ったり、下へ降りたり、時にはジャンプして飛びついたりすることが必要だ。場合によっては、ジャングルジムを離れて別のところに自分の基盤を打ち立てることもある」