夢見感想【戦慄のレヴァンテイン】

これは【村雲唯円】氏のロボット小説【戦慄のレヴァンテイン】を読んだ感想・気がついたことなどをメモしていくものである。



しかし、それは叶わないと悟る。放っておいたとしても彼はいずれ失血死するだろう、それは火を見るよりも明らかで、級の脳裏にも同様の見解が浮かんだ。

あれ? 級の脳裏「にも」?
作者がいきなり現れた?



「国付き《日防軍》には出来ないでしょうが……我々《テロリスト》には可能だッ!」

「落ち着け。機体製造は日防軍だろうが、あれ自体は奴ら《失楽園》が造ったものだろう。相手はテロリストだ。そんな奴らに人道だなんだなんて常識、通用しねぇさ」

このルビは正しいのかな?


やべぇ……これはゾクゾクする熱いシーンじゃねーか!!!
助けるシーンがかっちょいいい!!!

かつてのあの時《成田空港奪還作戦時》とは違う。助け得る『力』は残されている。

でも、たぶん、これもルビが逆だああぁぁ?

「──我々も、いつまでも後手後手に回るわけにもいかんさ」

そうそう。こういうことを言って、相手をぎゃふんと言わせてから、スルトが「ムキー」というべき。


圧倒的な経験値の差。くぐり抜けてきた死線の数が違っていた。
最初の内であれば、その奇襲性、攻撃性から『失楽園パラダイス・ロスト』が優位に立てるタイミングは大いにあるであろう。しかし、その連携性、指示系統、そして経験値。戦闘が長引けば長引くほどに、その差は浮き彫りになっていく。そして、寄せ集めの『軍隊』など、すぐにでも崩壊を始める。

うーん……さすがに違和感があるなぁ。
敵が秘策を打って出たなら納得できたけど、一度は戦ったことがあるスルトが、用意周到な彼が、この展開を読めなかったの?
いくらなんでもなぁ……今までで一番、違和感。スルトが今までの強キャラの伏線に対してもろすぎて「え?」となってしまう。
「まさか、治安軍がこんな手を打ってくるとは」とかあればいいけど、このままだとすごくご都合主義なキャラと展開に見えてしまった。

その瞬間、メリッサのコクピットが大きく揺れた。地震でも起きたかのような、腹の底をも揺らさんとばかりの、大きな縦揺れ。

そしてこの爆弾の設置。当然、設置していると、私でさえ突撃前に想像していたわけで、爆発シーンで思わず「当たり前じゃん!」と突っ込んでしまった(笑)。
だって、定番だし、戦略的にも奪われるぐらいなら破壊するように仕込むよね。
それを読めなかったのかなあ、治安部隊の誰もが……。

ここまで意外に説得力のある展開だっただけに、この話だけ違和感がすごかったわ……。


「全機! 戦闘態勢!」

……もうずっと戦闘態勢じゃないの?w

千景の乗るレヴァンテイン”オーディン”は、背面に装備された『六連掃射砲』の放射状にそれぞれ伸びた砲塔を両肩越し、両腰越し、両脚部外側越しに前方へ展開させる。
都の乗るレヴァンテイン”レナス”は、両腰に据えられたフェンサー・ブレード『ベガ』と『アルタイル』を鞘から引き抜き、その両手に収める。
灯の乗るレヴァンテイン”ヴァルキリー”は、右手に持つスナイパーライフルのフォアグリップに左手を添えさせ、銃口を上にし抱きかかえるように構える。
級の乗るレヴァンテイン”メリッサ”は、左腰の鞘からフェンサー・ブレードを抜き右手にそれを収め、後ろ腰のホルダーからアサルトライフルを外し、左手に収める。

すごく拘りを感じるシーン!

個人的に嫌いじゃないけど……。

『……広範囲拡張レーダーパック展開。……調布基地内に三十機ほどの敵機の存在を確認。データリンク……全機、レーダーのデータを送った。以降、リアルタイムで各機体のセンサーでも確認できるぞ』
背部に『広範囲拡張レーダーパック』を装備した機体からの通信の後、メリッサのセンサーモニター上に拡張された範囲の俯瞰図が、ワイプとなって表示された。
調布基地まで残り五百メートルを切った。センサーモニターが敵機体二機が存在することを示す。

……ああ。この拡張パックを買わないとサービスが受けられないのか(笑)。

「……ここで迎撃する! ヴァルキリーは遮蔽物へ、援護してくれ! 千景オスカーツー、六連掃射砲で先制! レナスは無理しない程度に俺に続いてくれ」

もう! ロボットの名前で呼んだり、名前で呼んだり、コールサインで呼んだり、どれかひとつにしてくれないと、お母さんわからないわ!(*‘∀‘ *)

まあ、こういうリアル系は、こういう細かいことが気になるよね(笑)。

ところで、視点がすごく動き回る。
ほとんどのところは問題がないところがすごい。アクションものの三人称としてはかなり立派。
たまに迷子になるけど、これはすごいわ。

「……敵集団、目視確認」
先頭を走る級は、メリッサのレッグ・スライダーのスピードを落とし始める。

級視点から始まって……

「……ここで迎撃する! ヴァルキリーは遮蔽物へ、援護してくれ! 千景オスカーツー、六連掃射砲で先制! レナスは無理しない程度に俺に続いてくれ」
『『『了解!』』』
ヴァルキリーは後退し、基地内の建物と建物の間に入り込む。
残る三機はその場に留まり、敵集団が近付いてくるのを待つ。
オーディンがその場で両脚を広げ、重心を安定させる。
千景はコントロール・レバーを握り直した。

セリフまでは級。
でも、地の文のヴァルキリーの後退はすでに級は見えないから違う視点で、最後の行で千景になっている。いや、もしかしたら地の文はすでに千景か。ここはもう少しカメラワークがあるといいな。

「オスカーフォー、機体損傷許容値に注意してくれ! ここを取り戻せば、まともなリペアと補給が出来る。危なくなったらすぐ離脱しろ!」
『わかった!』
「敵機六機……迎撃開始!」

でも、このセリフはいきなり級……だよね?
「」だから級のコックピット内にカメラがいると思うが。

灯の静かな、それでいてよく通る声が聞こえた。
ヴァルキリーは建造物の影で片膝をつき、精密射撃体勢を取っている。
中に乗る灯は、後頭部に格納された『スコープアーム』を引っ張り出し、自身の顔にあてがっている。生身でライフルを構えるときと同じように両目を開け、スコープアームの右目部分のレティクルに敵機を収める。
右手のレバーのトリガーに人差し指を添える。

最初の一行は、級視点。
2行目でヴァルキリーに視点を向けて、3行目で中にいる灯視点。
ちゃんとステップを踏んでいる。

級のその発声を合図に、灯は息を一瞬止め、人差し指を絞り込む。
鉛色の一閃。
メリッサに一番近い位置にいたステンザの頭部を吹き飛ばす。
視界を奪われたそのステンザは怯む。パニックを起こしたのか、四方八方へアサルトライフルを乱射する。それは、敵味方問わずに。
その様子を確認した級は、メリッサを一気に接近させる。

ここで灯から、攻撃を追ってカメラが外に行き、それを見ていた級に移動する。ここもステップを踏んでいる。

『接近する!』
「オスカーツー! 左翼から回り込め!」
『了解!』
オーディンのマッシブなシルエットが大通りのアスファルトを駆ける。
腰の後ろへ装着されていた大型対装甲槍『グングニル』をその手に持たせると、それを腰溜めに構える。
コクピット内の千景は、左側面からある敵ステンザを見据える。

セリフ(カメラ外)からオーディンの描写を踏んで千景に移行。

怯んだその敵ステンザの腹部目掛け、千景は渾身の力を込めコントロール・レバーを前方へ弾く。
その勢いに応えたのか、オーディンの『グングニル』を突き出すモーションにも力強さが感じられた。
慣性に任せ放たれた重槍の一閃は、いとも容易くステンザの腹部を貫く。
級はその様子を確認しながら、メリッサを残る敵集団周辺で滑走させる。アサルトライフルを掃射、近接攻撃のタイミングを狙う。

ここもお得意のパターン。千景から、攻撃を追ってカメラが外に、それを見ていた級に移る。
ところで級に戻るところで、「様子を確認」は前にも使っているから変えた方がいいかも。

敵集団を挟んだ向かい側にレナス。
「オスカーフォー!」
『はいっ!』
都はフットペダルを巧みに操作し、変則的な動きで敵との間合いを詰めていく。

ここはいきなりカメラを飛ばしたなぁ……。
さほど違和感はないかな?

「……レナス、二機撃破ツーダウン」
級はレナスを一瞥するや、吐息を洩らす。
──耐えてくれ、都……ッ!
「あと二機だ、みんな!」

でも、ここはさすがに飛びすぎかなぁ。

アクションシーンとしては、カメラワークをふりまわすことでスピード感を出している手法だと思う。これは三人称が苦手な人がやると視点が非常に混乱するのだけど、初めての小説でここまでふりまわせるのはすごいと思う。
Web小説ならではとして、視点が動いたところに空行を挟むと、読者には認識しやすいかもしれないけど、まあそれは表現手法なのでこのままでもいいと思います。


級の目下にあるセンサーモニターが、味方機が近付いていることを青い光点で示した。
もう数十メートル先に交差点。間もなく別ルートの隊と合流できそうである。

あれ? やっぱり味方機、レーダーに出るよな……。
距離が離れていたから……かな。
でも、そこまで遠くないよな……基地とも通信できているわけだし、GPSで位置測定なんてできるし。

ま、気にするなってことだな(笑)。


辛く熱いシーンが続く!
イイネ!

オスカーチームのリーダーとして。それが決して本意でなくとも、級には知る必要があった。それも、都の口から。

ところで読んでいてずっと思っていたんですが……まあ、重箱のすみを突っつきまわすぐらいのことなのでスルーでいいんですけど。

こういう戦況って通信で入ってきたりするもんじゃないんですかね?

それから、各レヴァンテインの情報とかレーダーに出たりとかしないんでしょうか。
味方機の位置や存在なんてゲームでもよくでるようなやつですね。
ふつう、あってもいいような気もするんですけど……。
コックピット内の描写が前の方にあった気がしたけど、情報がほとんど音声のみでやりとりされているような……。

ま、いいか(*‘∀‘ *)w


部屋を覆い尽くしていた閃光が晴れるころには、すでにアンブレラ小隊の五人が各々配置に付き小銃を構えていた。それに相対するように、灰色にオレンジのラインが所々あしらわれた戦闘用の服に身を包んだ男が三人──『暁の門』の幹部勢だろう、膝をつきながら目を押さえている。

「――」で説明を入れる場合は、普通は下記のようにはさむと思う。

灰色にオレンジのラインが所々あしらわれた戦闘用の服に身を包んだ男が三人──『暁の門』の幹部勢だろう──膝をつきながら目を押さえている。
アンブレラワンが銃口を微動だにせず問い掛ける。カメラに映された如月京夜と呼ばれた男は、その笑みを崩さないまま鼻で笑ってみせた。閃光手榴弾スタングレネードを喰らったのではないのか、視界ははっきりとしているようだ。

「喰らったのではないのか」ってわかりにくい気がする。
「喰らっていないのか」かな(たまには細かい突っ込みw)


敵集団へ向かうオーディンへ数々の銃撃が浴びせられるが、オーディンの重装甲はそれを受け付けない。
千景のコントロール・レバーを握る手に、汗が滲む。もう数十メートル、千景は群がる敵機を睨みつけた。
──俺は……っ!

ここ、「千景の」からいきなり、千景の視点に移行している。
しかも、いきなり深い心理描写に入るので、視点移行のステップが欲しい。


「はっ! 八王子基地周辺にて、失楽園《パラダイス・ロスト》の部隊と全面的に戦闘を開始、本部隊損失率は三パーセント。尚も市街内にて戦闘を継続中であります」

作戦時に毎回「失楽園《パラダイス・ロスト》」って言うだろうか。
PLとかなんかコードを作る気がするなぁ……という拘り(笑)。


三つの銃口から、銃弾が掃射された。
* * *
「…………」

ここの区切りはいらないような……。

か……柿崎いいいいぃぃぃ!!!(違うw)


「……わかった。オスカーツー《千景》、聞いてたな?」

これもルビが逆かな。

「さすが千景、説明不要だな。……スリーカウント後、一旦射撃を中止する。……灯、頼んだぞ」

ずっと思っていたんだけど、コールサインで呼ぶのと名前で呼ぶのが戦闘中に混ざっていい物なのかな?
何のためにコールサインを使っているんだろう、彼らは……。

インカムに向かってスリーカウントを唱える。唱え終わると級はメリッサを引かせ、機体の後ろ腰にある武器ホルダーへアサルトライフルを納める。と同時にフェンサー・ブレードを引き抜いた。
 失楽園パラダイス・ロストの機体が、左右の物陰からそれぞれアサルトライフルと共に半身を覗かせる。灯はそれをヴァルキリーのメインカメラで確認すると、スナイパーライフルを構えさせながら幹線道路へと躍り出た。

この2つの段落で、急に視点が級→灯に切り替わっていてわかりにくかったなぁ。
しかし、逆に言うとこれだけ視点切り替えてわかりにくいところが少ないのはすごいわ。

機体のオートターゲッティングシステムによる照準の動きなどには目もくれず、今までの訓練、戦闘、感覚、信頼、ありとあらゆる経験値を総動員し、コントロール・レバーを小刻みに微調整させ、ヴァルキリーの持つスナイパーライフルを敵機の内、右の機体、それが持つアサルトライフルへと向ける。

この時代のターゲッティングシステムってそんなに遅いのだろうか。現在の自動運転のオブジェクト認識や、カメラの顔認識などの速度を見ても0.05秒ぐらいでターゲットしそうな気がするんだけど……。人間より遅いのかなぁ……。
まあ、そういうツッコミは野暮か(笑)。

「オスカースリー、大丈夫か?」
~~~
その言葉と共に、ヴァルキリーはゆっくりと立ち上がった。余韻に浸っている場合ではない。

……いや、本当に余韻に浸っている場合じゃないよね。
ゆっくり会話しすぎじゃない?(*‘∀‘ *;;)


疑問

そういえば、「レヴァンテイン」っていわゆる「レーヴァテイン」だろうから、ロキが鍛えた武器だよね。
敵であるスルト側の武器イメージが近いのだが……もしかして、スルトさんの会社がもともと開発命名した……とかなのかな?


唐木田に急かされ、級はメリッサの背部へと回る。ハッチ開閉レバーを下げ、開いた腹部のハッチからコクピットへと乗り込んだ。
──あなたが現れた。
右膝元のキー差込口が青白い光を淡く放ち始める。上着の胸ポケットからメリッサの起動キーを取り出し、それを差し込む。
──一気に私は普通になれた気がした。

くっ……カッコイイな……。
回想しながらの搭乗シーンか……。
濡れる!



──さすがに、瞬雷やらテロリストについての情報なんて残すhど間抜けじゃないか。……ん?

hな誤字(笑)。「えっちドマヌケ」(笑)。

……ひぐれえぇぇぇぇ!(T_T)

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