「IoT、ドローンの未来」#IVS 2015 Fall Kyoto

本日(12月8日)より2日間、「CHANGE(変革)」をテーマに、「IVS 2015 Fall Kyoto」を開催いたします。

セッション2-A会場では、「IoT、ドローンの未来」と題し、インタビュー形式で実施いたしました。 本セッションは、スピーカーに、株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本 義親 氏、株式会社ソラコム 共同創業者 兼 代表取締役社長 玉川 憲 氏、DJI JAPAN 株式会社 代表取締役 呉 韜 氏を迎え、モデレーターは株式会社コロプラ 取締役副社長 千葉 功太郎 氏が務めました。

以下では、モデレーター千葉氏による株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本 義親 氏、株式会社ソラコム 共同創業者 兼 代表取締役社長 玉川 憲 氏、DJI JAPAN 株式会社 代表取締役 呉 韜 氏へのインタビューの一部をご紹介いたします。


この1年でビジネスになるドローンビジネスは何か?

株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本 義親 氏(以下、坂本氏)のORSOは、もともとスマートフォンのサービス会社だったが、いちはやくドローンビジネスを始め現在では 1,700フライトを達成。105台のドローンを保有しており、独自のテスト項目と安全項目を作り上げている。坂本氏が言うには「これから規制はできると思うが、かえってドローンを飛ばしやすくなる。届け出を行った上で、かつ土地の所有権を持った人に資料を提出し、正式な手続きを踏めば良い。ビジネスになるドローンビジネスとしては撮影ビジネスが今後上手くいくと思っているのと、物流として何かを運ぶというのはあるかもしれない。さらに今後は安全な運行管理(技術的な教育)をすることでオペレーターが増えて、ビジネス全体が広くなっていく。」と語る。

DJI JAPAN 株式会社 代表取締役 呉 韜 氏

DJI JAPAN 株式会社 代表取締役 呉 韜 氏(以下、呉氏)のDJI JAPANではドローン以外にもラジコンなどを作っている。2007年にラジコンのプロダクトで創業し、現在日本では3つのオフィスを持ち、開発から販売までを一貫して行っている。呉氏が言うには「安全、技術促進という2つのキーワードが霞ヶ関では話されています。人を教育して正しく使わせること、安全運転の管理方法などの教育分野は今後可能性があります。それに、(ドローンの用途として)今は空撮に使われているが、今後は農業として使われる。DJIでも今は農業機械としてのドローンを開発中です。例えば農薬散布など、赤外線やスペクトルカメラを使うことで農薬を重点的にまく場所がわかり、来年には実用化が可能な予定。地域の農作物の生育情報を計測することでビッグデータを使ってどの位生育できるか、というのをドローンでできるようにする。アメリカではすでに行われていることです。」と語る。

「ドローンは人間が操作するべきか?完全自動運転にするべきか?」

株式会社ソラコム 共同創業者 兼 代表取締役社長 玉川 憲 氏

株式会社ソラコム 共同創業者 兼 代表取締役社長 玉川 憲 氏(以下、玉川氏)はドローンの通信規格の限界や上限に挑戦している。現在では電波法の関係もあって2km以内での通信に制限されているが、将来は遠隔、自動操縦になると予測し、ソラコムではSIMを活用したドローンの将来に貢献すべく活動している。玉川氏が言うには「自動飛行か人間が制御するかは適材適所。今は法律の問題もあって2kmしか通信できないが、モバイル通信が実現し、基地局があれば、バッテリーぐらいしか制約は無くなってくる。そうすると、国境を超え、海を渡るドローンがでてくる。そうすると自動運転と人間の制御の両立ができるようになってくる。AIで飛ぶものと人間の操作の両方を上手く回していくことが大切ですね。」と語る。

最後に、みなさんの【個人の夢】について教えてください。

■DJI JAPAN 株式会社 代表取締役 呉 韜 氏

でかい夢はないですが、自分のこどもの世代につなげていきたい。そのために毎日やるべきことをやっていくことですね。

■株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本 義親 氏

安全運行をしっかり管理して、そこから事故もないようにしたい。そしてルンバとドローンが共生する未来を創りたいですね。

■株式会社ソラコム 共同創業者 兼 代表取締役社長 玉川 憲 氏

世界中の人とモノを繋げていくことが会社のビジョンです。日本だけでなく、世界中で繋がるSIMを出して、そして宇宙中で繋がるSIMを出したいです。

IVS初企画:ドローン体験

今回のIVSでは初企画として早朝のお寺を貸し切り、ドローンの撮影体験を行いました。山の上に立つお寺や、山間の景色や紅葉の美しい映像をお楽しみください。


いかがでしたでしょうか。本日(12月8日)より2日間開催されます「IVS 2015 Fall Kyoto」のセッションについては、一部オフレコなものを除き、IVS公式アカウントのMedium(medium.com/@ivs_official)にて記事をご紹介していきたいと思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。