新しい仕事を創る #IVS

【IVS Spring WorkShop@SFC】セッション2「新しい仕事を創る」

IVS Official
Apr 19, 2014 · 9 min read

本日(4月19日)開催中の「IVSスプリングワークショップ2014 in SFC」の第2セッションは、「新しい仕事を創る」をテーマに、スピーカーに4名を迎え、語っていただきました。

本セッションは、スピーカーに、グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹 氏、PARTY クリエイティブディレクター 川村 真司 氏、東洋経済新報東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長 佐々木 紀彦 氏 、takram design engineering Creative Director, Design Engineer 渡邉 康太郎 氏を迎え、モデレーターはインフィニティ・ベンチャーズ LLP 小林 雅が務めました。

以下では、セッション2「新しい仕事を創る」の様子をお伝えいたします。

ー 【フロントランナー】として取り組む上で必要なことを教えてください。

■ グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹 氏

【20~30代の戦略】は、【エッジ的な存在】で、誰よりもはやく【自分のしたいこと】にチャレンジして、【クロスロード】に行くとよいと思います。特に【ファイナンス】分野でいうと、【ベンチャー】は会社のお財布を丸ごと預けていただけるチャンスがあると思います。

■ PARTY クリエイティブディレクター 川村 真司 氏

私は、周囲の方々にとって【価値のあるもの】をつくりだしたい、と考えています。そのために、自分の身を新しいことを成し遂げるために【必要なもの】を得られる環境におき、既存の会社では【絶対できないモデル】を自分のタイミングですることがいいと思います。

■ 東洋経済新報東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長 佐々木 紀彦 氏

私が出版業界にいることもありますが、【おじさんがいないところ】、【おじさんにとやかく言われないところ】に行くことが重要だと思います。そして、ある程度【伝統】を学んだ後に、いち早く【融合】を狙い、次のステップへ進むことだと思います。

■ takram design engineering Creative Director, Design Engineer 渡邉 康太郎 氏

二つの異質な文化が衝突するところ、「文化の波打ち際」に突然変異的な現象が生じたり、新たなジャンルが作られたりします。takramという組織も、「デザイン」と「エンジニアリング」という、もともと世の中で異なる分野として扱われていた領域で、シナジーを起こしたい、というモチベーションのもとにスタートしました。その後も「ものづくり」と「ものがたり」という二つの分野の波打ち際のあり方を「ストーリー・ウィーヴィング」という書籍を通して模索しています。私自身、学生時代は香港、ブリュッセル等、二つ以上の文化圏が影響を与え合う場所で勉強したり、働いたりしていました。それもあり、私は異質なもの同士の交わり合いの中に大きな可能性を感じています。

ー どのように【新領域技術】を身につけているのかを教えてください。

■ グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹 氏

今思えば、【自分に刺激を与えてくれる先輩】と一緒にいたことが【考える秘訣】になっていたのかなと思います。私は、【自分の間の前を走る先輩・会社】に憧れをもっていて、たまたま同じことができそうな企業にいくことができました。

私たちの世代から【オープンソース的な考え方】が増えていっ多様に思います。

■ PARTY クリエイティブディレクター 川村 真司 氏

私は、様々な領域を横断すべく【アイデア】を【カタチ】にしてきました。それには、自分の【コア】な部分をぶらさず、【実現したいことを実現する】ために、新しいテクノロジーにはとりあえず触れ、少しずつ様々なことを習得してきました。

また、私は、【モノづくりの現場・働き方】を眺めることも重要だと思います。【自分たちがやろうとしていること】を言語化することで、よりパブリックなモノとなり、大きなインパクトとしてかえってくると思います。

■ 東洋経済新報東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長 佐々木 紀彦 氏

私は、【とにかく実践してやっていく】ことに尽きると思います。そのために、まずは【ロールモデル】をみつけて想像して模倣することからはじまると思います。

■ takram design engineering Creative Director, Design Engineer 渡邉 康太郎 氏

私たちは、プロジェクトを通して得たノウハウやテクニックを「メソッド」としてストックし、社内のメンバーだけでなく、社外にもシェアするようにしています。知を個人や組織だけの専売特許とせずに、ウェブや雑誌での連載、講演、書籍等で随時公開する。メソッドをオープンソース的に扱います。それを見た人たちが、メソッドを独自に作り替えてもらってもいい。takramという組織だけではなく、クリエイティブな取り組みをするあらゆる人が全員で成長する方が、世の中が面白くなる、と考えています。

ただ、講演等に参加している日本のビジネスマンの多くは、ただメソッドをコレクションしているに過ぎないことが多いです。あらゆるメソッドや知識は、そのままでは実践で使い物になりません。実際に使ってみること、その反省を踏まえて自分なりの方法でメソッド自体を作り直すことが大事です。自らが使うにあたって最も振りやすい「刀」に研ぎ直していくプロセスです。

ー どのような【伝統】の捉え方・扱い方をしてインパクトを与えているのかを教えてください。

■ グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹 氏

私は、【マーケットリプレイス】は多数あり、特に二項対立はないと思っています。【インターネット】は二項対立ではなく、様々なものを変えていくことが【普遍の流れ】だと思います。

だからこそ、【どのように変えていくか】が非常に重要だと思います。技術を通じて、目に見えるカタチで【ベネフィット】や【おどろき】をつくり、共有していくこと大切だと思います。

■ PARTY クリエイティブディレクター 川村 真司 氏

広告業界で言えば、【上流に立てるのかどうか】ということが大きなテーマです。私は、【恩師を越えることが最大の恩返し】だと考えています。現在も伝統が残り続けていることには理由があり、それこそが【伝統の存在意義】だと思いますので、【リスペクト】は必要です。

ただ、ファンダメンタルな問題として、【クリエイティブではない】ことに気づいたので、自分でやろうと思いました。【伝統】のよいところ】と【できていないところ】を学び、そこから自分たちが何を獲得していくのかを考えるべきだと思います。

■ 東洋経済新報東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長 佐々木 紀彦 氏

私は、【劇的な変化がある業界】は、【伝統と仲良くする・説得する】ことは難しいと思います。それならば、一歩踏み出して、外に出てみる方が早いときもあると思います。

■ takram design engineering Creative Director, Design Engineer 渡邉 康太郎 氏

伝統には、「守られるもの」と「輝き続けるもの」の二つがあります。変化・進化を止めてしまった価値は、守られるものとなり、次第に忘れ去られてしまいます。一方、常に新陳代謝を続け、変化を前向きに受け入れ続ける組織、文化は、忘れ去られることはなく、常に輝き続けます。和菓子の老舗、虎屋の社長である黒川氏とお仕事をご一緒したとき、まさに少しずつ変わり続けることを前向きに捉えている姿勢、気概に大きな魅力を感じました。

ー 【はじめの一歩を踏み出す】ための原動力を教えてください。

■ グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹 氏

あえて【コンフォートゾーンから出て、背水の陣を敷く】ことだと思います。自分が大切な仲間と一緒に【やろう】と約束したことから逃げるわけにはいかないですよね。【やろう】と約束したことに対して、【ポジティブ感化】から入り、【失敗を許容】し、実現することで【達成感】を得られることを共に経験できる【仲間】をみつけることが重要だと思います。自分が【コンフォートゾーンから出て、チャレンジする】ためには、一緒にチャレンジできる【仲間】がいると負けてられないと感じると思います。

私は、学生から現在までの約5000日の中で、様々な【可能性】を開くことができました。約5000日の中で、5000回の【意思決定】と【行動】があったからこそ、【今の私】があると思います。

だからこそ、みなさんには、1日1日の【意思決定】を大切にし、【夢】をもって過ごしてほしいと思います。

■ PARTY クリエイティブディレクター 川村 真司 氏

私の原動力には【危機感】があり、自分の中で【やらなきゃいけないけど、めんどくさい】というものは負のサイクルなので、自分から率先して行うように【ルール化】しています。その実行は難しくはありますが、【一歩踏み出しても死なない】ことが早い段階で分かったので、自分にとってはよかったと思います。

■ 東洋経済新報東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長 佐々木 紀彦 氏

私の原動力は、【欲望】と【ビジョン】だと思います。私は、【メディアを変える】ことに非常に大きなインパクトがあると考えています。

また、【しっかり本を読む】ことは、学生時代にしかできないので、ぜひ読書体験を増やしてほしいと思います。

■ takram design engineering Creative Director, Design Engineer 渡邉 康太郎 氏

誰しもに適用できる万能な処方箋はないと思います。でも、自らのルーツやそもそものモチベーションを絶やさないことは重要です。MITメディアラボ副所長の石井教授は、ご講演でよく宮沢賢治の肉筆原稿の話をされますが、私はこのエピソードが大好きです。文学的、詩的な話題やエピソードは、ビジネスや理系の研究の文脈では、ときにナイーブだと批評されてしまうこともあるかもしれません。でもそのナイーブさを信念として持ち続け、発信し続けることで、それが逆に強さにもなる。弱さを絶やさずに持ち続けると、それが強さになる、ということもあるかと思います。それこそが前人未到の取り組みにつながるのでは、とも考えています。

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