巨大ひまわり
スーパーマーケットで家族で買い物をしていたとき、ふと目にとまったひまわりの種。食用ではなく観賞用だが、「巨大ひまわり」という品種が気になった。
8歳の息子にパッケージをみせたところ、案の定、食いついた。私自身もどれほど巨大なものか興味はあったのだが、たかがひまわりとたかをくくっていた。
ところが、芽が出て成長したもののひとつは軽く2mを超え、あとは花が咲くのを待つばかりとなった。息子も大変楽しみにしていたが、私もこんなに大きくなるとは思っておらず、花が咲いたらWebサイトに写真を投稿しようかと考えていた。
そんな矢先、ある日の午後、風が出てきた。時折、突風もあり、天気が乱れてきた。そして家に帰ると風でひまわりが倒れたことを知った。私はただ残念だな、と思っただけだったのだが子どもはそうではなかった。
小学校から帰ってきた息子は、祖母から(開花を直前にした)巨大ひまわりが倒れたことを聞き、泣いたようだ。泣くほどのことかとも思ったのだが、子どもの心は大人よりよほど純粋だということなのだろう。
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