瀬戸大橋(セトオオハシ)

Jean. Ohmori
4 min readAug 3, 2016

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瀬戸内三大橋

本州岡山県と四国香川県とを繋ぐ、道路37.3km、鉄道32.4km、海峡部9.4kmに架かる6つの橋(下津井瀬戸大橋・櫃石島橋・岩黒島橋・与島橋・北備讃瀬戸大橋・ 南備讃瀬戸大橋)の総称、3つの吊橋と2つの斜張橋,1つのトラス橋がある。
日本で最初に国立公園に指定された瀬戸内海の真ん中を通る、道路と鉄道の併用した橋です。
1978年の着工から9年6ヶ月を経て、昭和63(1988)年4月10日に開通。

〜6つの橋について〜

・下津井瀬戸大橋(シモツイセトオオハシ)
最も本州側に渡る橋で,この橋のほぼ中央が香川県と岡山県の県境になります。全長1447m,主塔の高さは149m,橋桁から海面までは31m,ケーブルの直径94cm,中央支間長は940mです。長い支間を持つ橋に適した吊橋であるこの橋のケーブルは,鷲羽山の景観を損なわないとの配慮から,その北端を2本のトンネルの中にコンクリートで固定されており,この工法は世界でも珍しいものです。

・櫃石島橋(ヒツイシジマハシ)
櫃石島と岩黒島を結ぶ美しい橋で,当初はトラス橋の建設が計画されていましたが,瀬戸内海の景観を損なわないようにとの配慮で,白鳥が羽をひろげたような優美な形の斜張橋が架けられることになりました。吊橋についで長い支間に適しているこの斜張橋は,全長792m,中央支間長420m,主塔の高さ152mです。H型の主塔から左右対称に張られたケーブルの数は1基の塔につき88本で,このケーブルが橋を支えています。岩黒島橋とで世界最大の二連斜張橋である。

・岩黒島橋(イワクロジマハシ)
岩黒島と羽佐島を結ぶ斜張橋で,並んで架かる櫃石島橋とその形式・大きさとも全く同じ双子の橋です。この二つの橋は,道路と鉄道が併用した斜張橋としては,世界でも最大規模のもので,二つ合わせて1677mの長さがあります。気品にあふれた優美な景観は,美しい瀬戸内海の眺望にピッタリとマッチしてまさに白鳥が羽をひろげたような趣があり,斜張橋ならではの美しさを誇っています。櫃石島橋とで世界最大の二連斜張橋である。

・与島橋(ヨシマハシ)
6つの大橋のうちで,ただ一つのトラス橋が,この与島橋です。トラス橋とは,三角形を合わせて作ったジャングルジムのような安定のよい橋で,吊橋や斜張橋と比較すると,簡素でいかにも鉄橋らしい趣があります。もちろんトラス橋としては世界に類を見ない大規模橋梁で,その全長は877m,中央支間長245mです。与島橋は,力学的にもバランスのとれたシンプルな景観を見せています。

・北備讃瀬戸大橋(キタビサンセトオオハシ)
与島と坂出市番ノ州の間3.2kmを南備讃瀬戸大橋とともに結ぶ吊橋です。この海域は国際航路にあたる瀬戸内海の主要航路で大型船の往来が最も激しいところであるため,橋台や橋脚はできるかぎり三子島の付近に集めてあります。また橋桁の高さは海面から65mもあり,世界最大といわれる50万トン級の大型船がゆうゆうと通過できる高さを誇っています。全長は1611m 中央支間長990mケーブルの直径は101cmです。世界第三位の鉄道道路併用吊り橋。

・南備讃瀬戸大橋(ミナミビサンセトオオハシ)
北備讃瀬戸大橋に続けて坂出市番の州側に架けられた瀬戸大橋ルート最大の吊橋です。建設時,道路と鉄道の併用橋としては世界第一の橋でしたが,1997年に中国のツインマ橋が完成し,1つの道路鉄道併用橋としては世界第二位の長大橋です。南北二つのケーブルを地面の一箇所で固定させる為に設けられた共用アンカレッジなど世界でも初めての技術が駆使されており,その全長は1723m,中央支間長1100m,主塔の高さ194m,ケーブルの直径107cmです。世界第二位の鉄道道路併用吊り橋。

瀬戸大橋の紹介

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Jean. Ohmori

ずっとスポーツに慣れ親しんできましたが、子どもの体力低下が気になり野外活動に軸足を移すことに。 多くはありませんがそれなりにマイナースポーツをしてきたことが今に役立っていますがやはり移り変わる中で日々勉強が大事だと痛感しています。普段は気になる事が少ないB型(♂)です。