【訳詞と考察5】R.E.M. — Try Not to Breathe
R.E.M. — Try Not to Breathe
呼吸を止めようとしている
膝に手を当てじっと頭を抱えられる
震えた二重の、
眼は老人のようだ
呼吸を止めようとしている
決めたのは自分だ
もう十分生きたんだ
この眼をあなたに覚えておいて欲しいんだ
ああ、また私の墓の上を飛んでいくものが必要なんだ
呼吸できるものが必要なんだ
君に負担をかけないようにしよう
自分の中にしまいこんで
震えが全部おさまるまで息を止めていよう
ただ眼を見てくれ
君を心配させないようにしよう
君が決して見ることのないものを見てしまったんだ
私を覚えておいてくれ
震えながら呼吸しているよ
君に覚えていて欲しいよ(君が決して見ることはない)
飛んでゆくものが必要なんだ(飛んでゆくものが)
また私の墓の上を(君が決して見ることはない)
呼吸できるものが必要なんだ(呼吸できるものが)
ベイベー、まだ震えないでくれ
どうして今震えているんだい?(君が決して見ることのないものを見るだろう)
飛んでゆくものが必要なんだ(飛んでゆくものが)
また私の墓の上を(君が決して見ることのないものを見るだろう)
呼吸できるものが必要なんだ
ああ、君を心配させないようにしよう
君が決して見ることのないものを見てしまったんだ
私を覚えておいてくれ
もう僕に呼吸させないでくれ
君に覚えていて欲しいよ、ああ(君が決して見ることはない)
飛んでゆくものが必要なんだ(飛んでゆくものが)
また私の墓の上を(君が決して見ることはない)
呼吸できるものが必要なんだ(呼吸できるものが)
ベイベー、まだ震えないでくれ
どうして今震えているんだい?(君が決して見ることのないものを見るだろう)
呼吸できるものが必要なんだ(呼吸できるものが)
(君が決して見ることのないものを見てしまったんだ)あなたに覚えていて欲しい
R.E.M.のベストとしてこの曲を挙げる人を見たことがないけれども僕のベストソングはこれ。R.E.M.は日本では全く人気がないがアメリカ本国での圧倒的人気は本物で、今でもアメリカのホテルに泊まると必ずバックグラウンドミュージックとして聴けるぐらい。Try Not to Breatheはカート・コバーンが死ぬ時にかけていたレコードとして有名なAutomatic for the Peopleに収録されている。アルバム全体が「死」をテーマにしていてこの曲は特にその影響が色濃い。カートがこの曲(?)を最期に聴きたかった気持ちもよくわかる。
おそらく自死について歌っていると思われるが、そうではない死について歌っている可能性もある。何れにせよ死の間際に見る新しい(死後の)世界とそこから現世の人間に送られるメッセージをテーマにしている。カートの遺書にも「色あせていくくらいなら、いっそ燃え尽きるほうがいい」とニール・ヤングの歌詞が引用されている。
