広報PRを広げていこう。

経営に広報PRの概念をインストールしていきたい。

独立したときに、PR代行じゃなく、組織に根付かせることを事業にしようと決めました。つまり、根付いたり、ちゃんと伝わったら、私自身は不要になるわけです。それが組織にとっても、私にとってもハッピーと考えていました。

そうは思っていたのだけど、いざ直面すると、なかなか悔しさとうれしさが入り交じったという出来事がありました。正直に吐露しようかなと。

プロダクトが世の中に発売になる前から3年ほどご一緒している企業がありまして。Kickstarter(クラウドファンディング)で資金調達を開始するタイミングからのおつきあいです。米国ボストンで創業した日本人男性による、エネルギー関連のスタートアップ。

インターネットとセンサー技術を用いた、家庭の電力の需給調整により、現代の電力問題に貢献しようとしているオリジナリティのある思想にひかれて、そして創業者の人間味がなんとなく気に入ってはじめた仕事です。

クラウドファンディングで100%達成をして、そのあとMakuakeでも達成、そして製品開発へと舵を切り、1年以上の紆余曲折を経て製品リリース。間にはセンサーの初期不良による返品対応などもあって、ものづくりの大変さを一緒に味合わせてもらいました。

わりと専門性の高い話になるので、かいつまんで話すと、最初のプロダクトは、家庭のリビングにある、エアコン、テレビなど赤外線リモコンで動く家電製品であれば何でも、屋外から操作が可能になる、スマートリモコン&デバイスです。

エアコン消し忘れた!という事によるムダな電力消費を抑えたり、家族が全員家庭から10メートル離れたらエアコンをオフにする(スマホを個々が持っていることが条件になります)、といったルール設定も可能となり、電力のコントロールができます。

また、GoogleHomeなどと連携すれば「OK!Google!エアコンつけて!」のひと言でエアコンがつく、なんでも音声コントロールが可能になる、近未来感あるリビングがつくれるデバイスでもあります。

この近未来感も手伝って、ここ1年ぐらい、ちょっと新しいもの好きなご家庭で使っていただける機会も増えていまして、この手の商品としてはわりと売れています!(GoogleHomeとセットがおすすめですw)。

前段はさておき、本題に。

ひっぱりましたが、ここまで紹介した商品はNature Remo。こちら。

3年経って、第2シーズン開幕!という大事なリリースがやってきた!

基本、会社の広報のひと、いない場合には経営者自らPRやって欲しいスタンスなので、私は求められない限りは特に実務は動きません(笑)。

今回、このNature Remo、次世代といいますか、会社としては一大事の新プロダクトをリリースすることになりました。

https://nature.global/nature-remo-e

いままでは、使用電力(家電の)を外からコントロールできて省エネできるよ、という事がウリのプロダクトだったわけですが、このスタートアップのビジョンは「インターネットとセンサー技術を活用し、分散型で再生可能な電源を普及させ、エネルギーを自給自足出来る未来を創造」すること。

つまり省エネは第一歩。あくまでも分散と再生で効率のよいエネルギー消費により、私たち、家庭のエネルギー消費に新しい価値をもたらすことです。自給自足という。

ちょっと専門的になりすぎる事業領域なので詳細は割愛(PR的にはわりと難しいんですw)。

新プロダクトは、省エネに加えて、自分たちが家庭で消費している電力の可視化、さらには電力を生み出せる家庭の蓄電の可視化をおこなうというものになります。

(ここからちょっと宣伝タイム)

皆さん知っていました?自分の家で、いまどれだけ電力を使っているかをリアルタイムで見られる状況になっているっていうことを。でもそれを見られるアプリや環境はあまりありません。

このNatute の新デバイス&アプリを使えばそれがわかります!(ついでに家電コントロール機能は前述の第1フェーズで組み込まれているので風呂のお湯を沸かす電気が足りないと出先で気づけば、エアコンをオフにすればいいわけです) ※お風呂やIH系はその機器が対応していなければなりません

さらに、蓄電池や太陽光発電を家庭にもっていれば、その蓄電量もわかる優れものだったりします。

(ここまで)

と、こんな商品をリリースするから、という話がリリースの前週末に代表本人から来たわけです。

もっと早く言えよ!よりも、スゴイという第一声。

リリースまで1週間もないときに、これリリースしたいから記事にしたいんだ、というお題いただくと、まあPR広報としては、「おい、もっと早く言えよ!」と思いますよね(笑)。えーこのタイミング!!と私も思いました。正直。

でも、できていたリリースが、まあ商品情報がコンパクトにまとまっておりました(一般の人には分からないかも?という要素はあったけど、そもそもToB業界向け発信ということで)。

思わず、誰かに頼んだ?と聞きました(笑)。自分がつくったと代表の解。

そして、代表自ら、その時点でしっかりと関係のある記者の皆さま、これまでに繋げた、応援してくださった記者の皆さまにコンタクトを済ませていました。

そこまで経営者自ら、プロダクト開発、関係者との調整、社内コントロールをしながらPRもおこなっていた。そこで最後にもうちょっとと思って連絡してくれた感じです(忘れられていたという事実はあるかもしれないけど・・・考えないようにしようw)。

概要を把握して、このメディアに興味持ってもらいたいよね、みたいな会話をして、私からもあたりますーという話をしたわけです。

そしてリリース2日前。結果、私は「いまいち魅力を伝えられなかったかも、力になれずごめん」という回答になりまして。すると彼が「関係のあった(そのメディアの)記者さんと話して、取り上げていただけることになりました!」と。

これ、広報形無しな状況ですよね。いや笑えないw なんとも言えない悔しい気持ちもありつつも、かたや非常に嬉しくもあったんです。この経営者、すごいな、と思った瞬間でした。

PRの大切さや、中長期的なコミュニケーションによって社会と関係性を気づいてメッセージを発信する、というまだ全方位ではないにしても、少なくともメディアやユーザーとの共に歩いて行くというスタイルをちゃんと自分のものにしていた。

これからプロダクトがもっと普及して話題になって、多くの人が関わるようになったら、経営者には他にも多くの仕事があるから、広報PRは委譲すると思います(広報PRに限らずですが)。でも、きっと誰かに広報PRを任せるとき、その採用や指導や、その会社のDNAやブランドを反映した広報をつくることがこの人はできるんだろうなぁと思った出来事でした。この会社の広報になる人は、楽しめるんじゃないかなって。PRの大切さをわかっていてそこに投資する覚悟もある経営者だから。

ちなみにマーケPRも絶賛募集中とのことです!

広報支援という仕事は、やはり、その会社やサービスの広報が目的やゴールになってはいけない(プレイヤーでいると結果出したくなるんですがw)、広報が組織に根付くことこそ、意義あることなのではなんだよな、と改めて想い、わかっていたはずだけど悔しく感じたジレンマのある自分もいたり、でも間違っていない気がすると実感した思いで深い日となりました。

今日そのNature Remo E のリリースがされています。発売は秋。興味が湧いた人はぜひ、チェックしてみてください。

https://nature.global/nature-remo-e

そして、さっそくメディアで取り上げられています(いっさい私は関わっておりません!)

日経産業新聞

ASCII.

impress Watch

家電ウォッチ

私自身、いま自分の会社と、カヤックLivingの経営者を兼任していて、後者のほうは「広報業」ではなく経営者であり事業家です。ただ、『経営者たるものいちばんのPRパーソンであって欲しい』という思いがあって、私自身の名刺にはこのように入っています。

広報PRがもっと、経営とリンクしていきますように。


ひさしぶりのMedium。2018年の振り返りと2019年は・・・みたいな話を書こうとひらきましたが、気づけば1月も中旬!そして2018年は事業&経営:PR=9:1 という1年でその事業のほうは立ち上げ中で多くを語れる段階にない、という事実に気づきました。

立ち上げ理由はここに書いたのでこちらを。

私のメインキャリアはPRパーソン、つまり事業会社の広報担当です。それが、 (上場会社の子会社である)ベンチャーの経営者になりまして、ミッションは新規事業の立ち上げ。2018年、SMOUTという移住事業を立ちあげました。

いまは4年前に自分で立ちあげたスタートアップ広報支援の会社と、その事業会社の経営者を兼任しています。

図らずもなのですが、「PR」と「新規事業」という二足の草鞋は3回目(①新卒で入社した会社 ②面白法人カヤック ③今)。「PR」 と 「新規事業」を両輪に走った2018年を振り返りながら、年末年始に考えたことは、PR広報の仕事ってもっとぶっ飛んでていいんじゃないの?PRの枠組におさまらなくていいんじゃないの?ということ。

昨今はPRが評価されるようになり(嬉しいこと!)、大学にゼミや学科もあり、新卒からPRやりたいという人も増えています。その仕事にプライドを持っている方も多く、それは素晴らしいことです。ただ、PR代理店ならわかりますが事業会社でPRをやるなら、そんなPRにこだわらなくてもいいのでは?と個人的には感じることも増えました。だって、広報PRのゴールはPRの成功ではないから。あくまでも事業と企業の社会貢献と成長がゴールだから。

PR広報を長く続けている広報の方にお会いすると、自分の大義と会社の大義が合致してて、ゆえにその会社が伸びること、知られることに価値を見出しているケースが多いような気がします。PR広報への執心ではなく会社への執心があって仕事の邁進しています。その時点で広報PRを担っている、あるいは得意とするから、その活動をしているに過ぎないという感じではなかろうかと。

伝えておくと、以下ポジショントークのところはあります(笑)。 前述とおり、私自身はそもそも広報PRの職にあまりこだわりはなくキャリアを積んできたタイプで、いまも専任しているわけではないので。まあ話半分に聞いてください。

PRパーソンこそ、新規事業に取り組む意義がある

私は、PRパーソンは「事業やりなよ!」と思っています。その理由は以下のとおり。

  1. 事業と経営に対する、解像度があがる

主体者になってはじめてわかることはやっぱりあると思うのです。事業の難しさ、厳しさ、そして楽しさ、喜びなど。

PRの仕事は、プロダクトオーナー、経営者、起業家と、二人三脚で事業と経営を歩んでいく仕事。とりわけスタートアップにおいては経営者との距離感がかなり近い仕事になります。経営者と会社にかなりの愛情とそのビジョンに大義を感じていなければやっていられません

自らの事業の経験で、寄り添い方は確実に変わるように思います。今後事業で何が起こるのか、そして組織の成長と、それに伴い経営者にどういう心境が訪れるのか。もちろん、経験を補ういろいろなツールや場はあります。でも、自分でやると、その解像度は間違いなくあがります。

2.事業側へのリスペクトが深くなる

こんな事業があったらいいのにな。と思ったら、それはだいたい同時期に1万人ぐらいが思っているので、そこから動くひとは100人ぐらいだとして、実際に10人ぐらいがつくりはじめて、リリースまで辿り着く人はひとりぐらいでしょう。さらにそこから事業として芽が出るのは・・・みたいな話です。

つまりいま自分が広報として入っている会社、その経営者は本当にすごいのです。広報を入れるほどまでに事業を育てることの難しさ、大変さ。その道のりはとても長いものです。事業を立ちあげた経営者、起業家、開発者の皆さんに対しては、心からのリスペクトしかありません。それが身をもって体験できます。

3.PRの経験は事業立ち上げ期に貢献できる

事業の立ち上げ期は、お金はもちろん、実績も、評判もありません。PRというストーリーを構築する仕事は、その事業を世の中に広め、浸透させ、ファンをつくりだすにおいて、とても重要な役割を果たします。

どんな風にお客様に受け取ってほしいか。周りの人にどう伝えて欲しいか。つくったものがお客様にどんな価値をもたらすか。PRの人は、常に自分たちのビジョンや伝えたい事と、ユーザー(時にメディア、時に投資家、時にユーザー、時に社員)の立場や気持ちの間にたって、いかに関係性とストーリーを紡ぐことを考え続けていますよね。だから、事業においても、その視点で、ちょっと外から、俯瞰してつくっていくことに慣れている。きっと戦力になるはず。

4.やはり楽しいから!

本気で自分が事業を興そう。そして伸ばそう。そこで試行錯誤した経験はPRパーソンの糧になるだけではなく、やっぱり楽しいもの。だから「私はPR」というキャリアの方も、機会があったら、ぜひ事業を興してみてほしい。自らやってみてほしい。と思っています。

閑談:広報としてスキルを伸ばしたいのか?会社との歩み方を学びたいのか?

「事業をやろう」と言ったものの、PRパーソンは大別すると2タイプいると思っていまして、そのどちらに属するかを自己分析することは重要です。

広報をつきつめたいタイプと、会社や信じるものと歩みたいタイプ。

前者には先のオススメはあまり当てはまりません。

先日、伴走型の広報サポートがいい」というブログが話題になりましたが(とってもいい記事!共感しました)

https://note.mu/wanir/n/n3b82e8528b7f

ここでいう伴走型コーチの選び方もどちらを選ぶかは重要です。

純粋な広報スキルを与えたいのか。会社との歩み方を学ばせたいのか。

前者の場合は、PR会社、事業会社、さまざまなPR経験を積んでいる人のほうが有効です。

後者の場合は、事業会社で会社と歩んで来た人のほうが有効です。

経営者はもしコーチを付けるときには、広報にいまどちらを望んでいるのか?をよくよく吟味いただくといいなぁと思っています。

私は前者は得意ではなく、後者です。時たま前者タイプのオーダーをいただくこともありますが、もっとスキルと知識のある適切な人がいるとお伝えすることもあります。でも、会社LOVEな広報なら育てられますが。と。

広報の範疇を超えて「会社が伸びるならなんでもありだよね!」という風に考えます。「ユーザー増やしたい」「お客さん増やしたい」とか、その時にはPRじゃなくて、あっちのほうがいいよ?っていうケースも多々あります。PRは万能じゃない。会社を伸ばすためには(たとえそのとき広報としての育成を求められていたとしても)、いまはCS助けてあげたら?事業部に半分ぐらい入ったら?と思い、そういう提案をしたりもします。

もちろん、PRが必要な側面もバックアップできるところもあるけど、それはそれでやったらいいけど、広報という枠組を超えて、会社にとっての最適解を一緒に探す。

結果として1年経っても広報のスキルはあまり伝授されていない、というケースもあると思うのです笑(極端な話。それは広報というツールが会社に必要なフェーズではなかったということ)。でも結果、会社がハッピーになっていればいいよね!というスタンスです。

ゆえに、話を戻すと、後者をやろうという広報は事業もやったほうがいい。という話となります。なんでもやらないとならないから!

最後は、経営者の皆さんに。

PR感覚のある人に新規事業を任せるのは悪くない、という提案。

昨年家入さんのツイートも話題になりました。スタートアップにおける広報の重要性はしばしば聞かれますが、やはりスタートアップ、事業立ち上げ期ほど広報・PRは力を発揮すると思います。

そういうタイプの広報さんが会社にいたら、広報に留めずなんでもさせたほうがいいですよ!ということを最後に添えておきます。

理由は上の、「3.PRの経験は事業立ち上げ期に貢献できる」に書いたとおり。

〇実績がないゆえストーリーを味わってもらうしかない。広報PRは戦力になる。

〇ファンづくりが大事なフェーズだから。

まとめ:

経験上、「PR」と「新規事業の立ち上げ」はとっても相性がいいものだと私は思っています。広報PRに従事している皆さん、もっと枠を飛び出して、会社と事業に関わってみませんか?事業だって挑戦してみていいと思います。

そして個人的には、起業家、事業化自らがPRの視点をもっともっと蓄えることも素敵だなぁと。そのお手伝いをしたいと思うし、それによって、きっともっと人に届く事業が増えると考えています。

だから今年も「広報を広める」を個人ミッションのひとつに掲げていきたいと思います。2019年も、よろしくお願いいたします!


9月17日はハモニアの設立日です。

第4期目に突入しました。3期は、カヤックLivingの代表業と二足の草鞋をしていたこともあり、とても大切な、一緒に歩みたいと思う企業様に限ってお手伝いをして過ごしました。

独立してから3年間。たくさんの経営者にお会いし、たくさんの企業と出会い、その中で感じたことはひとつ。『いまの時代、企業経営においてPRはとても重要。企業のいちばんのPRパーソンは経営者である』ということ。

これについての私の考えは、PRTableさんの記事が上手にまとめてくださっています。

そんな中で、カヤックLivingの代表をしながら、経営とPRの両輪をまわしてきた1年間でした。

私のひとつの武器は、やはり広報であり、PRなわけで、経営をするにしても事業を生むにしてもドライブするにしても、根底にはPR、そして旗振る時にもPR的な思考だと知った1年でもありました。周囲とのコミュニケーションがどうカタチ作られるか、それを考えるのはもう習慣としか言えません。

4期目を迎えて、ここでPR的思考の経営への功罪を考えてみたいなと。経営をしながら、PRをやっていて良かったなぁと思うこと。一方で、ああここはPRに逃げたなと思うこと。まだまだ荒削り、まとまっていないメモですが公開します。

・仲間ができやすい VS 周りの目を気にしすぎる

自分の周り、会社の周りとのコミュニケーションを常に考えているわけなので、否が応でも共に伝搬したり、共につくったり、共に走ったり。一緒に盛り上げてくれる仲間が増えていくなぁと感じます。

一方で、PR思考の経営者の共通課題が、いろいろな視点で物事を考えてしまうゆえに、一点突破の独りよがりの、思い切った突き抜け感のある一手を躊躇しがちになってしまうことのように思います(だいたい上手な経営者は、自分の勝ちパターンを見つけていて、そこから切り込み生み出すという回避をしている)

・ブランド VS マネー

ビジネスをするときに、もちろん事業的(金銭的)旨みを考えるわけですが、そこにブランドをつくる、という視点がやや大きく乗っかってしまいます。話題になる、おもしろい組織や事業と思われる、事と、ビジネス的な観点とのバランス感覚。その絶妙なバランスが問われるように思います。ここは経験あるのみですね。

もう2,3出そうかと思ったけど、タイムオーバーなので、ここまで。

第4期目も引き続き、よろしくお願いいたします。

ハモニア代表取締役 松原佳代

https://www.hamonia.jp


昨年の秋から、仕事でも「移住」というテーマに関わっています。最近移住したい人と地域を繋ぐ、テーマのサービスもリリースしました。

実は、「移住」はここ数年プライベートのほうでもトピックです。事業をやっていると、運営者はいちばんのユーザーであり体験者であるべきと思うのですが、この「移住」テーマは当事者になるのがなかなか難しい。私自身はラッキーな事に「移住」志向があり、このサービスの「人」を繋ぐところにこだわったのは、(移住先を検討していく際の)自身の経験が起因しています。

ここでは少し私の移住話をしていこうと思います。今回は「なぜ移住しようと思ったか?」という話を。

きっかけは、単純。妊娠と出産でした。よくある話(笑)。

第一子(以下タロー)を妊娠し安定期に入ったころ、ふと思いました。

「いろいろな世界を見て欲しいから、いろいろなカルチャーと人種と言語の中で育てたいな」。

はい。きわめて単細胞なわかりやすい理想論(笑)。が、私は即座に夫に話しまして。

「・・・そんなわけで、海外で育ててみたいから、家族でどこかの国で長く暮らしたいんだよね」

「いいね」

あれ。簡単に同意を得られました。

これが、私たち家族が海外への移住を考えることになった、最初のきっかけ。「移住」という言葉をその当時は意識していなかったかもしれません(当時2013年)。

この背景には、私自身がコミュニケーションの仕事をしていた、ということがあります。

PR、コミュニケーションというジャンルを究めたいと思うと、たくさんの人に届けたい、たくさんの人と通じ合いたい、そういう欲求に駆られます。そこで立ちはだかるのが「言語の壁」。世界の公用語である英語で意思疎通ができないことの壁は高い。20歳の自分に言いたい。まずは英語だ!と。

まさに親のコンプレックスが子育てに投影される、よくない話でさらすのも恥ずかしいのですが(笑)、最初はこの背景が発端になったのは事実です。

タローの子育てがはじまると、いや慌ただしい。意志は変わらず、記事や情報には触れ続けるようにした結果、わかったことは、ひとつ。日本ほど、子育て環境(制度、医療、安心安全という意味で)恵まれた国はない!ということでした。日本は本当にすばらしい。

それでも本当に他国に行くのか?と自問自答しつつも、まだ時間はある、と悠長に、でも、せっかく夫の同意も得られているのだから、いつかは行こう、ぐらいの気持ちでいたところ、2015年仕事に復帰し、そして独立してから急に行きたい気持ちが高まります。

言葉がわからないと感情と思考が理解できない。その葛藤が第2の理由。

独立後に縁があって、日本と他国をターゲットにする仕事に関わることになって、言葉がわからない、ということは、その言葉を話す人の感情と思考、感覚が共有できないという状況を体験します。知りたい。わかりたい。

そこから、海外移住の目的に、わたし自身のストーリーも追加され、行きたい気持ちが高まっていきます。基本的にやったことがないことはやりたい性分なので。

周りの人に「海外に移住しようと思っています」話をすることも増えました。

If you can dream it, you can do it.

ウォルト・ディズニーの言葉ですが、すべてこれだと思っている節があり(笑)、移住だって、行きたいって思えば行けるんだ、そう思っています。

暮らしにおいてできない、っていうのは、多くの人は自分がリミットをつくって、それでできなくなっているのではないかなと。

なぜひとは、移住をするのか?

2015年頃から、周りで「移住」をする人が増えました。理由はそれぞれ、選ぶ場所もそれぞれ。自分の暮らしを考えた結果、場所をうつした人、に唯一共通するものは「変化したい」「いままでと違った環境が欲しい(にワクワクしたい)」なような気がします。

それは、山や海など自然環境の場合もあれば、奥さんの家族に囲まれる、子どもの教育環境などというヒューマン環境の場合もあれば、人それぞれですが、結局、移住で求める共通のものは「変化」と「目新しさ」ではないかと思った次第です。

振り返ってみれば、私にとってもきっとそう。日本の地域は、田舎で育った私たち夫婦に目新しさがなくて、選んだのは縁もないイメージも湧かない海外だった。ただそれだけのことだと思っています。

これらが私が海外移住を考えるようになったきっかけで、私と私の家族の移住の話。

移住の事業を立ちあげるにあたって、いろいろな人に話を聞きました。わかったことはひとつ。移住は人によって家族によって、あまりにもバラバラなんです。移住を考えたきっかけも。移住地に選びたい場所の条件も。そして実際に移住をすることになった経緯も。

枠や型に、はめてはならない。千差万別であり、完全なるオーダーメイド。だから「仕組み」や「ハード」よりも「人」が重要なのが移住だと思うのです。

また、移住は、自分と家族の輪郭を捉える活動、というのが最近のトピック。それについては、また改めて書きます。


カヤックLivingで導入するワークスタイル

リモートワーク、在宅勤務がここ5年ほどでIT企業を中心に導入され、だいぶ浸透してきているように思います。皆さま、どのように活用されていますでしょうか。

子育て中のママ、奥さまが出産したばかりのパパや、新幹線通勤が必要な土地に移住した方が、週に2〜3日はリモートワークしています。あるいは月に2回だけ出社しています。というケースをしばしば耳にします。

リモートワーク日数制限なし!というルールも登場していますが、まあ何かあった時には会社に行けるよう、多くのひとは通勤していた頃の自宅を処分せず残していたり、在宅ではなく職場近くのカフェを使っていたり、時にはしばらく仕事のできる環境が整った遠方(?)へ行ってみたり
でしょうか。

つまりリモートワークOKといえども、やはり、本社のある場所を意識して住まいを選び、都心に住んでいるひとが多いと思うのです。

自分らしく暮らすために、家をつくるから、地域を探すというスタイル

カヤックLivingでは、SuMiKaというサービスを運営してきて、昨今、徐々にではありますが、暮らしを追求した結果、家を自分好みにこだわってつくるだけではなく、もっと広く暮らしをつくろう、つまり住む場所、コミュニティから選ぼう、つくろうというひとが増えつつあるように感じています。

前述のリモートワークへの理解、ネット環境の充実によって、自分にとって馴染みの良い地域(趣味に没頭できる、その地のひととの距離感が心地よい、その土地がただ好きなど)に暮らしを移せるようになってきていると思っています。

が、実際に離れた、知らない土地に移住をするとなると、そこでの暮らしがどうなるか不安なもの。しばらくの期間、そこで家族で暮らし、働いてみるお試し期間が欲しいものです。

ここでハードルとなるのが、やはり仕事ではないか?少なくとも移住を検討するなら、いろいろな季節に、各2週間〜1ヶ月は滞在してみたいと思います(慎重派のひとなら)。柔軟になっているとはいえ、多くのひとは有休を取得する?時にサバティカル休暇のような長期休暇を取得する?まあ、リモートワークの延長線上でさくっと挑戦できるのは一部のひとで、一般的には簡単にはいかなさそうと想像ができます。

ビジョンは暮らしをつくろう。まずは自分たちから。

暮らしを好きにつくろう、というのがカヤックLivingのビジョン。であれば、社員がまずやりましょう。カヤックLivingでは、みんなに自由に暮らしをつくり、家をつくり、土地を選び、好きに、自分らしく暮らしていて欲しいと思うわけです。

すでにスタッフの中には、長野に移住しているメンバーもいますが、二拠点なり、移住なり、それがあなたの選択であれば応援します!というスタンスです。ゆえに、そのための試住でのリモートワークは歓迎というポリシーではあるですが、会社としてそれ(住むと働くの自分にベストな形に挑戦すること。そのための仕事と暮らしのアレンジを応援すること)を明確に示したい。みんな合意で取り組みたい。

そんな思いから、ひとつ「試住ワーク」というワークスタイルを明文化することにしました。

移住や二拠点を考えはじめたなら、離れた土地に家族みんなで一度行って、何ヶ月か試しに暮らしてきてくださいな!仕事はいまのままで!というもの。会社はそのためにできる限りのサポートをします。もちろん、社員みんなが言っていいよ!ということは条件ですが、送り出したみんなも応援、サポートします。

というわけで、カヤックLivingは「試住ワーク」を導入します。

こんなカヤックLivingで働いてみたいという方、募集していますのでぜひ! → https://www.kayac-living.com

※試住というスタイルに事業として挑戦している「マイクロステイ」というサービスもあります。湘南エリアでの試住のための住まいを提供されていて、とっても素敵な住宅がたくさんあります。 https://microstay.net/


カヤックLivingの制度

カヤックLiving設立から数ヶ月経ち2018年になりまして、今年は仲間を増やそうと決めたと同時に、「会社」をつくっていこうと思っています。

何を推奨し、何を楽しむか。何を面白がるか。

SuMiKaという事業をやっていますが、そのキャッチコピー

「好きに暮らそう」

これがやはり、カヤックLivingが目指すべき働き方であり暮らし方です。

ひとに提案するなら、まず自分たちが実践しないと!(余談ですが、今年の年賀状では自分たちの好きなことを紹介する形にしました)

というわけで導入する休暇のひとつめは、社員の「好きに暮らそう」を応援する休暇。

「遊休」

1日、自分の好きなことをしてたっぷり遊んで来る休暇です。

取得したら、とにかく全力で遊ばなければいけません。

大人になってから本気で身体も心も全部つかって遊ぶのって結構大変だと思うんですよね。

仕事のことも気になるし。子どもがいたらそっちも気になるし。

全部忘れて、全身全霊で遊ぶ覚悟を持てるひとだけが取得できる休暇です。

とことん何かと向き合うこと。他のことを忘れて没頭すること。

これは自分らしく暮らす、好きに暮らすを見つけるための、ひとつの近道だと思います。

どうぞ取得した暁には、1日たっぷりと遊んで来てください!!

もうひとつは、、、

「サンキュー」

あなたにとって、大切な人は誰か?

暮らしはひとりではつくれないわけで、家族、地域のひと、友だち・・・と共につくっていく場面が多々あります。そういう暮らしづくりをして欲しい。

暮らしを共にをつくる大切な人と一緒に過ごし、暮らしと向き合いうための休暇。

娘さんのお誕生日。結婚記念日。お父さまの誕生日。そんな時にどうぞ。

そう、俗に言う、アニバーサリー休暇、というやつです。

でも、自分の記念日じゃなく、誰かと一緒に祝う記念日であってほしい。相手を思う記念日であってほしい。という思いをこめて「サンキュー」にしました。

以上2つ、2018年から導入します。

その話を、カヤックLivingのパートナーで長野に移住している女性に話したところ、「うち、今年小屋を建てることになりそうなので、カヤックLivingのみなさん遊休でDIYをお手伝いしにいらしてください!」とのこと。

そんな地域の皆さんからの、カヤックLivingメンバーへの遊びのお誘いもお待ちしています!


時間と場所から解放されるための話

昨年11月から、暮らしと移住と地域をキーワードに事業を展開するカヤックLivingの経営に入っていること、またプライベートで海外移住を目指していることが相まって、働く場所やどこでも(都心以外での)仕事ができるということについて、考える機会が増えました。

先日、地方に移住できる人とできない人の違い〜「日本中どこでも働ける人」と「東京でしか働けない人」という記事も話題になっていましたが、地方と東京との比較に限らず、暮らす場所を問わないひと、どこでも飛んで行けるひとに共通するのは、どこでも働けるというのがひとつポイントだと思うのです(2018年現在の話)。それってどういう人なんだろう?とちょっと考えてみました。

もちろん、職種や働いている業界という話は前提として出てくるので、ここではあくまでも、個々人の考え方、マインドに限定しての話ということで。

私の考えたどこでも働けるひとの条件(2018年時点)です。

  1. 仕事を自らつくり出せるか

ざっくり言うと、言われたことをやるだけではなく、常日頃からいまの業務や、事業状況を俯瞰してみて、改善点なり、網羅できていない部分なりを見つけて、それを自分の仕事としていく事ができるひとか、そうでないひとか。前者は前のめりで、仕事のフィールドを拡げていけるひと。

移住となると、まあ、いまの仕事をそのまま維持するにはそれなりの努力と交渉とが必要になります。新たにその土地で探すとなれば、必ずしも自分にぴったりの仕事があるとは限らないので、自分のスキルセットと、そこにある状況を見て、ここだ!というところ見極めて仕事をつくり出す根性が必要になりそうです。

少なくとも、いまいる環境で常に仕事をつくり出せているか否か。ここは移住における仕事獲得ができるか否かの分かれ目だと思うのです。

2.変化を許容できるか。楽しめるか。

そのままですが、暮らしも人間関係も変化することが当然なので、変化耐性があることはひとつのポイントになると思います。

3.自分のルールをつくれるか、否か。

誰かがつくったフィールドや、誰かがつくったルールのもとで働くのが心地いいか。自分でつくり出したところのほうが心地いいか。違う場所へ行く、離れた場所で働く、という生き方は、自分を縛る上司(クライアントともいうのかも)は自分になるのではないかなと。自分の尺度で決めること。そしてその責任をすべて自分がもつという覚悟が必要だと思います。

4.そこに人を巻き込めるか

4つめは、1〜3のひとつ上の条件、働いたうえで、もっと楽しく働くための条件。でも、これができないと、その地にはなじめませんし、仲間が増えません。どうぞ巻き込んでください、という話です。

5.多様性を武器にできるか

やはり働くうえで効率がよいいのは、省庁も大企業も集まっている、国の中枢である都心だと思います。便利さ、時短、機能性、そういうものを追求しては適いません。それは間違いない。

でもそこから離れることを選択するということは、効率よりも別の何かを得にいくこと。そして都心にはない、上記のような経済圏では有利になりそうなこと以外の特徴を多様性として享受することから始まるのではないかと思います。

そして異なる点というのは、ブランドとなり武器となる。それを受け入れるのがファーストステップで、うまく使いこなすこと。強みにすること。こういう発想がある人は、どこでも仕事が見つけられるし、きっと充実した仕事ができるのではないでしょうか・・・。

今日ランチの時に、こんな話が出たのをきっかけにメモとして書き綴ってみたものなので、異論、反論はあるかと思いますが、今日時点の私の考えです。


2018年になりました。遅ればせながら新年の抱負なるものを発信しておこうと思います。まず決めないと、そして言わないと、達成もしないから。口に出してできると信じた時点で成功確率は60%ぐらいまでは来ている、というのが信条です!

まずはおきまりの2017年の振り返りを少し。

1月。ジローを出産!

産休育休ない出産は正直しんどかった!(日本の制度万歳です!)今だから言いますが、かなりのギリギリラインを走っていました。何度も風邪で倒れ、しかも回復に1ヶ月とか要したり、帯状疱疹になったり、腸炎になったり。

5月。帯状疱疹になる。

7月。かまくら広報塾をスタート!

少し緩やかにお仕事をしていた2017前半。鎌倉のために何かできたらと7月カマコンバレーの皆さんと「かまくら広報塾」をスタート。12月に第1期終了しました!

9月。アメリカ・ポートランドにて試住

11月。カヤックLivingの代表取締役に就任

これをもちまして、ジローの出産でしばしゆるめに仕事していたところ、本格復帰しました。そして広報の自分の会社と二足の草鞋での経営者という新たな職能へのチャレンジです。

こんな1年でした。

今年はカヤックLivingの比重が大きくなっていくので、そこから順に新年の抱負を。

「おもしろい組織、おもしろい事業をつくろう。」

カヤックLivingを示すキーワードをあげてみると

家づくり、小屋、建築家、鎌倉、面白い住宅IT企業、暮らし、移住、地域

これらが想起されるような、面白い取り組み、事業をおこなってまいります。ここでは多くは伝えませんが、随時発信していきます!

「広報を広める。」

これは私個人のミッションなので昨年に引き続き継続です。トライしていきます。

ちなみにハモニアとしての昨年の抱負は、

1)広報を広める

2)自社事業をつくる

3)広報の価値を広める自社事業を考える。

だったのですが、ここで報告しておくと、1)は、かまくら広報塾や日々の活動で80%。2)は30%。デザインまでは終わっているのだけど、事業的課題がありまして、あたためております。立ちあげることが目標だったので、もっと低いかも。3)は、かまくら広報塾ですこし前進。いずれ別途お知らせします。

「英語でのコミュニケーション」

広報はコミュニケーションの仕事で。そうなるともっともっとたくさんの人とコミュニケーションをしたいと思ったときに、私には大きな壁があります。それは言語。

コミュニケーションするということは、言語を交わすことももちろんですが、カルチャーを理解しあうことだと思っています。言語は、感情や思想と紐付くゆえ、その言葉を知らないと、あてはまる言葉が自分の辞書担い場合、その言葉の示す、感情や思想を理解することが難しい、ということを、ある知人とのコミュニケーションを通じて気付きまして。

それがわかって、どうしても英語を習得したくなりまして、英語でコミュニケーションをしたくなりました。おそらく世界が拡がるから。もっと人生と暮らしが楽しくなるから。

ここから10年間の継続的な目標です。いまアラフォーなので40代は自分への投資はここだと思っています。

「暮らし方、働き方の模索。時間と場所から自由になる」

2020年ぐらいまでに家族で海外への移住を考えています。それを見据えて、時間と場所からどれだけ解放されるか、に挑戦していきたいと思っています。

そして、この時間と場所から自由になること。これは女性が働き続けるための条件でもあると思っています。子育て、介護、さまざまなライフステージが変化するなかで、仕事も、家族も、暮らしも、趣味も、いろいろなことを並行して走らせていくときに、決められた時間で働くこと、決められた場所で働くこと、はあまり生産的ではない、そう思うから。

今年の頭にこれを自分で言葉にしたとき、「働く」ということにおいて、これは私の場合、今に始まったことではないかも!という気付きもありまして。社会に出てから、時間と場所の足枷は非常にストレスで、だからフリーでやってみた時期もあったり、会社に再度勤めてからもいかに、そこから解放されて暮らし働ける環境をつくるかは、意識していたかもしれません。

時間と場所から解放される、自由になるための条件を近日、あらためてまとめてみようかなぁと思います。

以上、今年の抱負。

2018年もよろしくお願いします!


アラフォーとなりまして、20代の働く女性から時たまキャリア相談を受けることも増えました。相談をしていただけること自体がまず恐縮です。せっかく来てくれたなら何かしらヒントをあげられないか、とは思いますが、私もまだまだ発展途上、偉そうに導くことはできませんので、できるだけ多くの視点を渡すこと、相手が立っているところから見えている以外の見方をしたらどう?、というような話はしたいと思っています。それによって、いろいろな可能性を見つけ出すきっかけになればいいなぁと考えて。

いちばん直近のこの類のランチのときに、いつも話していることがあるということに、気づきました。それは、

これまで、○○をやってきたんです。そのときに○○のスキルはもちろんしっかりとある事を前提にして(それで何ができるか、どこまでできるかも重要なんですが)もうひとつ武器があると強い。

という話。だって、世の中に、人事も広報もディレクターもたくさんいるんです。その中で選ばれるひとりになる。そのベースの職能のうえで、あなたの付加価値は何になるのか。もう1個武器は何だろう?ともう1個の武器を持つように動くのはどう?と。

もちろん、ある程度、いまのところではスキルも経験もついている前提で、です。少なくとも、相談に来ている時点で、いまの場所にこのままいても、いまのスキルはこれ以上は伸びないという前提なので、その上でのアドバイスではあります。

が、ブランドは引き算、そしてかけ算とよく言われるように、人のブランド(ここではスキルセットみたいなもの)もかけ算だと思います。掛け合わせてはじめて、その人の特徴が出てくる。光るようになる。

だから、かけ数に何を選ぶか、はとっても重要だと私は思っています。

だって、人事やっています、じゃ、ふーんだけど、

人事でiPhoneアプリもつくれます、労務なんですけどスポーツ紙の記者やっていました、とかPRされると会いたくなりますよね。それだけで、ああ、こういう人なのかなぁと、周りからはブランドがつくられますから。

というわけで、あなたは今の職能に、何を掛けますか?


ひさびさにインターネット事業を運営する側にまわりまして、最近考えたことがありました。たぶん私の根っこにある考え方。社内に発信した話ですが、一部リライトして公開しておくことにしました。

Webサイトの運営に関わるようになってから15年弱になりますが、Webでビジネスをやっている上で「スピード」というのはそれだけで価値だと思っています。

昨今のWebサービス、そこから展開するWeb上でのビジネスは、正直昔ほどスピード勝負、早くリリースしたもの勝ちという感じで、一発当てられなくなっています。もっと複合的、総合的にプランニングしなければならない、投資規模(人もお金も)も巨大化しているなど、インターネットビジネス界隈も成熟してきている感はあります。

とは言っても、PDCAのサイクルが遅い、ジャッジが遅い、開発が遅い会社で成功しているところ、社内が元気なところはない、というのが独立して他社を見ていて思うことです。SoftBankをはじめ多くのインターネット企業の行動指針に掲げられているように、スピードは勝負の土俵にあがるための大前提だなぁと。

そしてもし迷ったなら、すぐやって失敗すればいい、そう思うんです。早くやって失敗したことは正直責めようとも思わない、逆に私は「いいね!」と言うと思うんです。やって失敗した1週間と、やらないで過ごした1週間、同じ1週間のようで、前者はしっかりストックしているので。

そして、会社にまず増やしたいのは絶対エンジニアだと私は思いました。開発者がいないとスピードが落ちるからです。

で、開発にも(開発じゃなくても)変更やトライにもコストがかかるわけですが、毎月いくらかは、失敗コストだとそもそも思うようにしていて、なんとなくですがバッファを見るのを習慣としているので、だから仮説があってのチャレンジ(ただし本業に限る)、正直出費は抑えたいのも本音ですが(笑)、やっとこう!と思います。

なので、コストをかけて失敗した1ヶ月、やらないで過ごした1ヶ月だと、まだ前者のほうがいいと思います。もちろんコストの大小にはよりますが、とはいっても、失敗と挑戦なくして、成功はない。

Webはいつでも前に戻せる。かつ、変えたら明日ユーザーの反応がある。それが良さだし、私自身がWebサービスの運営にはじめて携わったときにこれは楽しい、とはまるきっかけとなった事でもあります。さまざまなWebサービスのなかでも、家づくり、暮らしをフィールドにするからには、リアルへの影響もあるし、ユーザーが最終的に使う金額が大きいから慎重になるところはあるんだけど、とはいえ、私たちの主戦場はWeb。割りきって、そこを強みにやっていくことに、勝ち目があると思っています。

だから私は、まだまだ失敗していいと思うんです。つまりまだまだ挑戦が足りないなぁと、そして、トライにかけるコストも必要です。ただし、そのサイクルは早くが前提で。

と、長くなりましたが、とにかくやってみればいい、という話と、(私自身が提案することも含め)施策の半分以上はうまくいくとそもそも思ってもいない(笑)という話と(だから提案はどんどんしてやってみてという話と)、スピードは価値、という話でした。

というわけで、まだコーポレートサイトも、求人情報もありませんが、カヤックLivingでは、エンジニア募集しております。フロントエンドもサーバーサイドも。※Wantedlyは近日公開したい

これ書いていて、自分自身がこのクォーターで失敗少ないなぁと気づきました。もっと失敗しよう!

Kayo Matsubara

(株)ハモニア代表取締役 兼 (株)カヤックLiving代表取締役。広報、Webメディア編集、ライティング、Web事業開発が主戦場。コンサル→編集→面白法人カヤック→独立 そして 縁あってカヤックLiving(現在地) http://www.hamonia.jp/

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