社内で広報を認めてもらうためのマイルール 3箇条
この1ヶ月ほどで、何度か同じ悩みの相談を受けました。
「社内で広報が認めてもらえないんです」
「社内から情報が入ってこないんです」
「社内に信頼してもらえない」
時同じくして、先日参加したイベントでもこの類の質問が出ていました。せっかく考える機会をいただいたので、私なりに現時点の解をまとめておこうかと。
企業広報をしていたときに、同じようなことを悩んだ時期はあったなぁと。どういう風に対処していたっけ、と思い出しながら。きっと企業広報は(とりわけ、広報という仕事が社内にできたばかりのようなとき)、みんな通る道なのかもしれません。
ルール① 折を見て、社内クローリング
取材対応にプレスリリースに校正、その他、社内から社外からの細かい対応など、そんな仕事が山積みになっていませんか。ゆえに社内にいる時にはデスクの椅子に根を生やしがちに・・・(というか、私も一時期これでした・・・忙しいとそれにかこつけて、、本当によくない)。
自分への戒めとして、つくったルール。意味も無くクローリングすること。もともとは同僚がよくやっていたんです(職種は違いましたが)。「最近どうですか?」「面白いことありますか?」って。
見習うことにしました。
これがいろいろ面白い情報が見つかるんです。
「仕事の邪魔するな」、と言われそうだし、時には話しかけるな!オーラを出している人もいましたが、時々なのでここはお付き合いしていただこうと。皆さんの気持ちには気づかないふり、気にしないようにして(その節は皆さんごめんなさい)。
ルール② とにかく結果を出す
乱暴ですが、結局は結果を出す、これがいちばん近道なようです。もしも持ってきてくれた情報があれば、それに対して今できる限りのことはして、広報に話してよかったな!という体験を積み重ねてもらう。
とっても普通のことですが、結局は自分から動くしかないという事です。愚痴ってる暇があれば、結果を出せるように仕事をする!(笑)
ちなみに、これは私が悩んでいたときに教えてもらった、尊敬する広報パーソンの受け売りです。
ルール③ 必ず意見かアイデアを返す
何かしらの情報やプレスリリースの相談に来てくれたとします。その時に、「うんうん」とただただ来た情報をメモして受け取ることはしない。必ず、何かしらフィードバックをする。
なんでも、面白いね、いいね!と受け入れてくれる優しい広報、それもいいと思います。時にはそういう対応も必要ですが、それは仕事ではない、そう思います。社内と社外の臨界点にいる職種として、考える事、意見を持つ事、しっかり伝える事、そして変えることが仕事。
この企画いまいちだなぁ、とか、これでプレスリリースするのもなぁ、と思ったとしたら、ここがこういう風に変わったら、こういう要素が加わったらPRするのも面白そうですね、加えられませんか?とか。説明や企画がわかりづらかったら、とりあえず聞いてあとから考えるではなく、その場で突っ込んで、わかりやすくするためにはどうしたらいいか、を自分なりに考えてコメントを返す、とか。
ポイントは、情報をそのまま受け取らない事。
持ち帰らずにその場で何かを返すこと。
与えてもらったもの以上の何かを相手に返すことができたらよりベター。
そう思いながら、臨戦態勢で情報を聞くようにしていました。
情報をくれた相手が目上の人であれ、社長であれ、若いプロデューサーであれ、結局は自分が納得いかない事や面白いと思えない事をそのままPRはできないわけです。NOといったときにはアイデアを出す、わからない時にはわかるまで聞く。
人間なので気持ちの浮き沈みがあったり、すっごい忙しくて心に余裕がない時もあるので(笑)いつもやっていた、できていた、なんて事は到底言えませんが、こうあろうとは心がけてはいたマイルール3箇条でした!
※なお、なんとなく、1年後3年後にはまた違う解を見つけているような気もするので2016年9月現在のマイルールです。