コンテキストの時代

サービスのパーソナライズを実現するのって今は単なるサービス価値向上手段の一つだけど、向こう3年くらいでこれって専門職化していくんじゃないだろうか。「グロースハッカー」みたいにそういう職種として雇われるイメージ。尤も、採用ページとかで「パーソナライザー募集!」とかなっていくと最高にダサいのだが。。。

でゆくゆくはグロースハッカー同様、それをできることがサービスづくりに携わる人にとっては当たり前のスキルセットになっていって、2020年くらいには「バズワード」としての役割を終えているイメージ。

冷蔵庫、衣服、調理器具、医療器具…あらゆるデバイスが個人情報の検知手段になってくるわけで、情報量が今の比較にならないレベルになる。質も多様化する。その認識、解析、出力っていう領域の市場規模は飛躍的に高まっていく。そう考えるとその出力を最適化するという機械的な領域だけじゃなくて、その出し方。例えば「半歩先の新しい発見をどう作るか」「それをどう見せるか」といったセンスが求められるまさに人間にこそ求められる領域が拡大していく。

そのスキルや求められるセンスは、事業や稼ぎ方を超えて存在していくんだろうなっていう感覚。機械化が進む中で、人っぽさを求める風潮やアンチデジタルの流れも必ず起こる。0or1の世界と人っぽさとの調和の実現、最適化だけじゃない新たな発見や驚きのアシストみたいな所はやっぱり面白そう。

面白そうだなと思うのは、膨大なデータから最適解を出す事はどの分野でもできるんだろうけど、おそらくユーザからは求められない領域や、求められたとしても実際はほとんど出力データに差がない、といった領域がけっこうあるんだろうなということ。つまり、当たり前のように騒がれてるけど、実は単純に最適解を出すだけでは使われないだろうねという所が面白いわけで、だからこそ人がやる意味が出てくる。

例えばレシピにしても、多分単純にユーザ属性や行動ログからレシピを提案しても使われなくて、どういう文脈で来ているのか、であったり、提案が間違ってた時にどうやって「許してもらうか」「探求に至る対話を続けさせてもらえるか」みたいな所に醍醐味があるんだと思う。

で、これを見つける過程はある程度体系化することができて、だからこそ分野を超えた専門職としても機能し得るというイメージ。

(参考)
この本にそういうことが書いてあった、というわけではないんだけど、この本を読んでそう感じました、というお話。

「コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年」

http://www.amazon.co.jp/dp/4822250474

ちなみにこの本も編集はグロースハッカーでお世話になった 中川 ヒロミさん。スゴい…いったい1年で何冊ヒット本担当されてるんだ…