切っても切れない、『ファッション』と『LGBT』その2

LGBT層は、ファッションの“こだわり”が強い?

こんにちは、LGBT総合研究所研究員 内野です!

前回は、ファッション関連商品のLGBT層による消費・利用頻度の高さからファッション業界のLGBT支援の動きやLGBTフレンドリーな昨今のトレンドについて調査しました。

今回はさらに、LGBTとファッション業界の間での繋がりが強いと言える理由を明らかにしていきます。

LGBT層のファッション分野への消費意向と利用頻度が非LGBT層よりも高いことは先ほども言及しましたが、LGBT層は元々様々な分野での消費額が非LGBT層より高いことが明らかになっています。

果たして、他の消費分野の中でもファッション分野に対して特にLGBT層の興味関心は高いと言えるのでしょうか。

LGBT層と非LGBT層の間で、ファッション意識の高さを比べてみました

出典:LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2016」2016年5月実施

以上のように、ファッションに気を使う人が多いと共に、自分自身の好きなブランドがあり品質の良さを意識してお金をかける人がLGBT層には多いことが明らかになりました。

このファッション意識の高さは、ファッション業界におけるLGBT当事者の多さにも現れています。

トムフォードやマークジェイコブス、J.Crewを復活に導いたジェナライオンズなど有名デザイナーや業界の重鎮にもLGBTであることをオープンにしている当事者が多数いることで知られています。

普段生活している中でその繋がりに気を留めることもありませんが、多くのLGBTによってファッションが創り出されています。

このように見てみると、ファッション業界自体がLGBTコミュニティーであり、消費者のLGBT層を意識し支援を行うことはとても自然で当然のことのように思えますね。

しかし、国内ブランドでみると依然としてLGBTフレンドリーであることを表明している企業はまだまだ少ないと言えます。
グローバルブランドの例を見れば、国内ファッション業界におけるLGBTの割合はもっと高くても良いはずです。

単純な話ではありませんが、海外のようにトップデザイナーや業界の重鎮がLGBT当事者あるいはアライとして声を上げることで、社員や消費者に多いLGBT層へダイレクトにその声が届き、強いブランドイメージを生む可能性は大いに期待できます。

LGBT層と繋がりが強いファッション業界だからこそ、他の消費分野よりもLGBTフレンドリーな活動による当事者コミュニティーへの影響は大きくなっていくはずです。


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