実は多い?『フィットネスジム』のLGBT利用者 その1

「行きたいけど、行けない」LGBTがジム利用で困ること

こんにちは、LGBT総合研究所研究員の内野です。

アメリカで世界初のLGBTフレンドリーなフィットネスジムが誕生したそうです。

ジム創設者はレズビアン。彼女自身がレズビアンのパーソナルトレーナーを検索したところ全くヒットしなかったことから、経験のある自分自身の広告を掲載することを決断。
しばらくすると、多くのレズビアン女性から問い合わせがあり、そのニーズに応える形でジムの経営を始めたそう。
ちなみに、ジム利用者の25%はトランスジェンダーで、性別移行期間や体調に合わせたプランをヒアリングしながら進めていけるのが人気の理由。

LGBTのジム利用意向は、日本国内でも非LGBT層より高く、利用頻度も多いことが分かっています。
弊社の調査で、非LGBT層とLGBT層を比べてみます。

出典:LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2016」2016年5月実施
出典:LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2016」2016年5月実施

以上のように、全体的にLGBT層の方が高い数値が出ています。

先ほどのジムの事例のように、LGBT層の中には自身の悩みや不安が共有できる同じ性的指向・性自認のトレーナーを探している人も一定数いることが明らかになりました。

特にトランスジェンダーの方では、性別移行に関わらず、更衣室に関する悩みなどの声が聞かれます。上記のジムでは更衣室もジェンダーフリーでの利用が可能だそうです。

さらに、非LGBTの利用者も15%いるそうで、以前の記事でも取り上げたようにLGBTフレンドリー企業はLGBT層だけでなく、非LGBT層の利用者の目にも好意的に映りやすいことが明らかになっています。

以上の理由からも、国内のフィットネスジムが、LGBT層を視野に入れた取り組みを実施することには大きな意義があるのではないでしょうか。

海外でも事例の少ない内容ですが、ジムの需要と利用頻度が高いLGBT層を取り込んだ革新的な施策を打ち出すことができる国内企業のチャンスかもしれないですね。

次回は、LGBT層のフィットネスジム需要から健康意識を掘り下げて行きます。


弊社では、LGBTに関するマーケティング戦略の立案、コンサルなど承っております。

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