Japan Product Manager Conference 2016というイベントに参加してきました。
とにかくプロダクトマネージャーについて2日間語りつくすイベントです。オープニングで実行員の方が「最初はこじんまりやるつもりだったが、参加者400人規模の大イベントに」とおっしゃていましたが、連日大盛況でした。(ちなみに今年が初開催…って凄すぎるw)各セッションの発表資料や自分のメモや気付きやらを、ざざざざざーっっっとまとめました。
イベント概要
- 日時:2016/10/24(月)~25(火)09:45 ~ 19:30
- 場所:株式会社サイバーエージェント 渋谷マークシティ ウエスト13階 セミナールーム
- ハッシュタグ
#pmconfjp
- タイムテーブル http://pmconf.jp/schedule
前置き
- 両日とも一部分だけの参加でした。
- 実際に聞いていないセッションは、資料を発見したものだけリンクしてます。
- グラレコに憧れを持つ練習中の身(๑•̀ㅁ•́๑)✧
- 手元でメモをまとめてても意味が無いと気づいたので、勇気を持って恥さらししの修行を決意(←それがこの記事)
- ツイッターから拾った情報もまざってます。
📅 DAY1 * 10/24(月)
世界を変えるプロダクトマネージャーになるために
by グーグル株式会社 製品開発本部長 徳生 裕人 氏
- GoogleでPMやってる方(?)が「8年やっているけど、自分のやっていることはまったくわからん」って言ってたらしい
- メンバーのアイデアをつなぎ合わせ、 組み合わせる力 が必要
- ゴールに辿り着くためにまわりの力(ポジもネガも含めて)上手く使う!
- Googleは新卒をPMにする。。。ひぇぇぇ(´・ω・`)
ゼロから始めるPM生活
by 東京大学 本郷テックガレージ ディレクター 馬田 隆明 氏
怒涛の204ページ!
- スタートアップの定義= 短期で急成長
- サポート、セールス、コミュニティも含めて全部がプロダクトである
- 狂ったアイデアを持って、一部の人達が愛❤️してくれるプロダクトを作り、改善し続ける。。。ってことだと理解
- 心の健康のために運動!筋トレ💪はすべてを解決する(らしい)
Product Team Management
by Increments株式会社 CEO / Qiita:Team PM 海野 弘成 氏
- 良いチームは自律的なチーム
- いい雰囲気のチームには、心理的安全性がある
- そのためには、考えの表明ではなく小さな行動の積み重ねが必要
初日はここで離脱。
freeeの佐々木さんのお話を聞きたかったのですが断念。
資料がアップされるかなぁと密かに期待していましたが、そうじゃない雰囲気を察しています(´;ω;`)ウッ…。とにかくtwitter上で「すごいいい話」だったことがヒシヒシと伝わってきます。
以下は資料がシェアされていたセッション
現役23名のPM:タイプ別マネジメントパターン
by 株式会社ジャストシステム 取締役CDO 最高開発責任者 三木 雅之 氏
- ジャストシステムさんにPMがこんなにいらっしゃるのを存じ上げませんでした。。。
- いろんなタイプのPMがいていいんだよと言って頂いた気分
運用5年の位置ゲームの新米プロダクト開発
by 株式会社モバイルファクトリー ソーシャルアプリ事業部 マネージャー 小林 謙太 氏
- プロダクトの方向性がブレてると、どうにかしたくなって時間をかけてしまう性分です。。。反省。
- まずは改善できる余裕を作るってステキ
- 言葉って大事。伝え方って大事!
📅 DAY2 * 10/25(火)
2日目は途中から参加。
グローバル企業におけるプロダクトマネージメント
by Niantic, Inc. Product Management Director 河合 敬一 氏
Takoratta
by Increments株式会社 Qiita Product Manager 及川 卓也 氏
テレビ東京さんの取材も入って大賑わいでした。
- PMはとにかく決める人
- 決めるには判断する軸(= Vison/Mission)があればブレないし、楽になる
- 変化する仕組みを作り続けること
- 定常化したら手放さないと負けである。人に任せて次の仕組み作りへ
- みんなに信頼してもらえるか
- ちゃんと出荷できているか、かつその結果はどうだっか?
“焼肉・ビール・ドーナッツをおごることはPMの大事な業務である”
そして「あいつが決めたことならいいか」とまわりに信頼してもらい、正しい判断をし続けるのみ。。。超ハードw
メルカリ流グローバル開発の実態
by 株式会社メルカリ 執行役員 伊豫 健夫 氏
※資料アップされていたので追記しました(2016/11/01)
- メルカリのプロダクト開発はUS向けが9割!!!
- OKR(Objective & Key Result)をシンプルに
- 全てオープンコミュニケーション
- 一時期slackの鍵付きチャンネルは作成禁止だったらしい
- 組織がプロダクト志向じゃないと意味がない
その日のうちに広報さんが記事を書かれていて、さすがだなぁと思いました。
自分が見てきた Product Manager
by クービック株式会社 CEO 倉岡 寛 氏
- PMは権限はないけど責任はある。。。おっふ(´・ω・`)
- スケールしないことをやろう。地道に実直にガンバるぞ
2日目はここで退散。
グローバルで実際にPMとして活躍している方々のお話をメインに伺い、様々なスタイルがあること、体験談の説得力は強いなと感じました。もちろん100歩も1000歩も先を進んでいらっしゃるのですが。
以下は資料がアップされていたセッション
エンジニアからプロダクトマネージャーへ
by スマートニュース株式会社 Director of Product Management 西岡 悠平 氏
- 価値を届けることの究極系がプロダクトマネージャーというお仕事?
- 笑顔😊でガンバロウ!楽しいけどツライけど楽しい!
正しいものを、正しくつくる
by ギルドワークス株式会社 代表 市谷 聡啓 氏
- Minimum Viable Product (MVP) とMost Knowing Product (MKP)
- 「重いMVP」問題 !!ファーストリリース から事業がはじまってしまう。。。まさに今にハマっている。。。
エンジニアがプロダクトマネージャーに進化すると何が起きるのか
by 株式会社サイバーエージェント プロダクトマネージャー 渡邉 雄作 氏
- 荒ぶる四天王😡「時間」「予算」「品質」「スコープ」
- エンジニアさんバックグランドだと自動化できるのが最強だと思います。本当に助かる(非エンジニア意見)
全体を通しての所感
初のイベントなのに、実行委員の皆様が本当にスゴイ
プロダクトマネージャーのイベントなだけあって、ユーザー(カンファレンスを聞きに来る人)のことを超考えて、仕組み化されていました。これもプロダクトマネジメントの一つなんだと思いました。
- 撮影OK/NGをセッションごとに提示(いろんな方が話すので)
- “Ask the speaker” というセッション後に直接質問ができる仕組み
- セッションが45分と20分とあって、リズム感がある
- 河合さんと及川さんのセッションは質問者が多すぎて、急遽ランチ休憩がQAセッションへ変更。お弁当食べながら続きが聞ける幸せを満喫☻
- 1日目のアンケートから2日目にすぐ改善
PMにはいろんなカタチがある。あっていいんだな。
- プロダクトマネジメントは、会社によって、プロダクトのフェーズによって、その人のタイプによって役割が変わる
- PMに方法論はない。とにかくやってみて自分のスタイルを確率していくこと。
- ユーザーに価値を届ることを考え抜くように、作り手側がいいプロダクトをつくることを考え抜く
ただ、いろいろ話が発展していくと、いわゆるマネージャー(管理職)やリーダーとかとか話の境がまだ分からなくなってくるので、まだまだです。
PMはプロダクトのためになんでもやる人だが、全てをやり続ける人ではない
- PMは決める人
- PMはなんでもやる人
- PMはプロダクトに愛を持つ
- PMはプロダクト作りの理解がある
- PMはユーザーのことを理解する
- PMは信頼と共感
- 言語化して伝える共感をえる力
といろいろありすぎて、どれだけのスーパーマンなんだと思っていましたが、河合さんと及川さんのセッションであったお話が個人的に今回一番大きな気付きでした。
変化する仕組みを作り続ける。定常化したら手放さないと。自分がやっていたら負け。人に任せて次の仕組み作りへ
人にできることには限界があるので、いかにみんなで走り続けて価値を提供しつづけるかが大事なんだと。そのためにPMはいろんなことをやる役割なんだろうなと思い、腑に落ちました。
白い大きいノートを買おう
- ノートの1ページで裏表にメモを描くと見えにくい(知っていた)
- 公開するつもりがなかったとは言え、メモをアップするのは結構精神的ダメージが大きい。ツライw
- 2日目に目の前の席でステキなグラレコをされていて大変感銘を受けました!
学んだワード(そう、初耳だったのよ(*ノω・*)テヘ
- OKR(Objective & Key Result)
- VP(Vice President)
- モメンタム
- APM(Associate product manager):Googleで行われている未経験者をPMを育てる仕組み
- MKP(Most Knowing Product)
というわけで、心から参加してよかった!!!と思うイベントでした。
まずは、筋トレしながら焼肉・ビール・ドーナッツを奢れる人間になりたいと思います。
おしまい!