継続的なコミュニティイベントを開催する秘訣〜東京コミュニティマネージャーMeetup開催レポート

こんにちは。Meetupコミュニティマネージャーの市川です。

Meetupが日本語対応されてから約2ヶ月が経ちました。日本語対応されたことで初めてMeetupを使い始めた方、グループを作成した方もいらっしゃるのではないかと思います。いろいろなコミュニティが生まれ、盛り上がるきっかけが1つでも多く生まれていることを願ってます。

さて、今後は今まで以上に意識的にこのブログを通じてMeetupの活用法、コツ、活用事例などをお伝えできればと思ってます。ご期待くださいね。

さっそくですが、先日開催された『東京コミュニテイマネージャーMeetup(http://www.meetup.com/ja/TokyoCMMeetup/)』のレポートをお届けしたいと思います。実は今年の9月に私と有志の仲間数名でスタートしたばかりのMeetupグループですが、今まで既に5回のMeetupイベントを開催しており、様々な企業、団体、コミュニティの運営をしている方々にとっての交流・学びの場所になるよう、月1回開催を目標に、毎回約20名の方に参加していただいています。

今回は2つのトピックについてそれぞれ簡単なプレゼンテーションをして頂きましたので簡単に様子をお伝えしますね。

まず1人めのプレゼンターは佐藤治夫さん( IT勉強会「BPStudy」主催 & IT勉強会・イベント支援サイトconnpass 企画・開発・運営 & ビープラウド代表取締役社長)でした。

2007年以来、IT勉強会休まず毎月100回続けて来て学んだこと・秘訣とは

2007年から毎月休まず100回の勉強会を運営されている「BPStudy」主催の佐藤治夫さん

佐藤さんご自身はWeb系システム開発の会社を経営する傍ら、エンジニア同士の学びと交流の場が大事であるという想いで、過去2007年9月から毎月休むことなく、IT勉強会を運営されている方です。ちょうど11/30に99回目を迎え、12月には遂に100回目を迎えるタイミングで今回はお話を頂きました。

8年間休まず毎月勉強会を開催したことで得た教訓・コツを、当日は惜しみなく共有していただきましたのでとっておきのヒントをいくつかご紹介しますね。

[勉強会開催のコツ]
・一定のペース(例えば月1開催など)で行うことでリズムが生まれる
・規模を一定に(最大50名で開催している)大きすぎると長続きしない
・変に力まず、とにかく続ける
・旬なトピックや登壇者のリストを作成し、常にゲストスピーカ−を招待 できるように準備しておく
・告知は平日の通勤時、昼前、夜帰宅時などが反応がよい
・受付をすることでいろいろな方との交流・コミュニケーションが可能に
[勉強会を続けてよかったこと]
・会社を超えていろいろな人と出会い・交流できる「場」を作れたこと
・様々な人が興味を持っていることについての発表機会を作れたこと
・アポイントの調整なく、新しい出会いや懐かしい人との交流ができるようになった

質問・Q&A、そしてその後の懇親会の時間には数多くの質問が投げかけられましたが、参加している方もそれぞれのコミュニティの運営に携わっている方が多く、とても具体的な質問が投げかけられ、佐藤さんも惜しみなく具体的な体験談・コツを共有して頂く有意義な時間となりました。

関連記事:
『技術と人、人と人がつながる場所を作りたい 』
(IT Media News 2011/12/15)

2人目のプレゼンターとしては、前回と今回のMeetupで会場を無償提供頂いている注目スタートアップ企業のWantedly社の創業メンバーでありCTOの川崎 禎紀さん(&マーケティング担当の渡辺さん)に登壇頂きました。

リアルイベント・勉強会を盛り上げるグループチャットの可能性

Wontedly創業者にしてグループチャットサービス「 Sync」の開発責任者でもある川崎 禎紀さん

川崎さんからは、会社を超えたプロジェクトメンバーとのやり取り、或いはイベント、ハッカソン、勉強会など様々な場面でオンライン上のグループチャットを活性化することを目的に開発されたチャットサービス、「Sync」について、その開発の背景、特徴などを語って頂きました。

実はこの東京コミュニティマネージャーでも過去3回に渡ってイベント開催時に使っている「Sync」ですが、参加メンバー間の自己紹介、補足情報、質問や共感コメントをリアルタイムに投稿できるプラットフォームとしてとても快適に利用させてもらっているサービスです。

イベントの際にはTwitterでハッシュタグを活用することでオープンでパブリックが生まれることもありますが、一方で Twitterを普段使ってない方にとっては参加のハードルが高いのも現実ですね。また、少人数のイベントに関係したFacebookのグループなどを作成しても、ワンクリックでプライベートの写真投稿などを見られたくない、という方も多いと思います。

会社名からいろいろな人を探すことができたり、スレッド内の検索ができたり、例えばハッカソンなどのデータ・情報、関連リンクなどをタイムリーに共有したり、パネルディスカッションの際に登壇者でリアルタイムに質問を募ったりする際などに力を発揮するようです(自己紹介タイムなどにも利用するといろいろな反応があって楽しいです:))

関連記事:
ビジネスSNS「Wantedly」を支える、エンジニアの挑戦を促す組織づくり (マイナビニュース 2015/8/27)

いかがでしたでしょうか?今後もいろいろなMeetupのご紹介、或いはサービスの便利な機能、ちょっとしたコツ、或いはカテゴリー、エリア毎の Meetupのご紹介なども計画中です。ぜひお付き合いください。

written by Hiroyasu Ichikawa |市川裕康
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