2015年振り返り(観劇編)

紅白を聴きながらランキング形式で振り返っていきたいと思います。

まずは観劇から。

◯観劇
1位 エリザベート 小池修一郎 帝国劇場 (7月5日)
職場の先輩方と行きました。哲学的なテーマ、「死」という斬新な登場人物設定、はらはらさせるような切ない旋律、やはりミュージカルのナンバーの中では一番好きな演目です。城田優のトート役を初めて観たのですが、とにかく身体のでかさが最大限生きていて、しびれるセクシーさでした。凄いはまり役ですねぇ。史上最高の壁ドン。

2位 王家に捧ぐ歌 宝塚歌劇団 宙組(8月15日)
今年は1月1日のお正月公演を皮切りに、宝塚を沢山観たのですが、
中でもチケットを譲って下さった方が花道のど真ん前の席を確保していたらしく、一番贔屓のスター、朝夏まなとさんを至近距離で見られたのがとてもよかったです。あの甘い顔つきにメロメロだね。顔ちっさ!足長!アイーダの心の動きとかはよくわかんなかったけど裁きを甘んじて受け、生き埋めになった墓の下で息絶えるまで愛しあうという究極の形もよかったです

3位 地上に広がる大空 アンジェリカ・リデル 東京芸術劇場
海外のマイナーな演目からも一本。スペインの鬼才(?)演出家ということで、フェスティバルトーキョーに来日していたので観ました。
後半1時間は母性、女性性への嫌悪をアンプで拡声したマイクのハウリングのような不協和音とともに初老の女(演出家本人)が半裸→全裸で叫びまくるという究極の自己表現の形で、どうしようもない胸の底の不快感を煽ってくるので決して人にオススメできませんが、観てよかったと思います。二度観るかわかりませんが。

(選外)
その他、朝夏まなとさんの近さに順位を譲りましたが、宝塚歌劇団で今もっともアツい脚本演出家といわれる上田久美子さんの「星逢一夜」、宝塚では蔑ろにされがち(?)な女役の心理が丁寧に描かれ、輝く星と七夕の村の衣装など、綺麗な演出もあいまって清々しい観劇となりました。
フェスティバルトーキョーから地点×空間現代のミステリヤ・ブッフも友に連れられて観ましたが、詩的な感じと洗練されたイメージは伝わってきたものの、これは私にはわからない分野でした。(現代演劇ではポツドール→好き 矢内原美邦→好き チェルフィッチュ→あまり・・ 地点→あまり・・ という感じだと言うと好みが知れるでしょうか)
最近東京芸術劇場で「紛争地域で生まれた演劇」でシリアの若い劇作家の「夕食の前に」というのも観ました。簡素な演出のリーディング公演(朗読)なので順位には入れませんでしたが、母と息子のいがみ合いを軸に、現状への行き場のない怒りや虚しさ、エゴ、ミソジニー(女性嫌悪)などを描き出して好きな雰囲気の作家で、良かったです。鵜戸聡さんという駒場出身の鹿児島大の先生が戯曲を翻訳されていたのですが、これからもどんどんこういう戯曲翻訳して出して欲しい。(関係ないけど、この方後期教養地域フランス出身なのに、今アラブ文学とかやってて語学無茶苦茶いろいろできるんだなやばいな~とか思いました)
紛争地域の人たちが何を考えているのか、なかなか伝わってこない中、筋書きもさることながら、私より2年早く生まれただけの若い劇作家が政府や宗教に狂信的でもなんでもなく、現代的でシニカルな私達に通じる視点を持っていると知れただけでも安心しました。
パルコ劇場でやった「ダブリンの鐘つきカビ人間」、ほとんどコントでしたが爆笑させられ、こういうのもたまにはいいなと思いました。

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