トークンホルダーの皆さんへの公開状

拝啓 トークンホルダーの皆さん

皆さんの多くは、私のことをビデオでご覧になったことがあると思います。しかし本日は、Monethaの株主とMTHトークンホルダーの皆さん、ならびにより大きなMonethaコミュニティに向けて、書面でお伝えしたいことがございます。この書状は、ある人にとっては退散のきっかけとなり、別の人にとっては希望に満ちた新たな始まりとなるでしょう。

ここでは、タブー視されているトークン価格について触れたいと思います。当社はCoinMarketCapに掲載される当社のトークン価格が、ICO以降低下していることを認識しています。それは当社にとっても、当社のトークンホルダーの皆さんにとっても残念なことに違いはありません。しかし当社のMonethaに対する確信は揺らいでいません。その理由を説明します。

時間

当社のICOが終了してから3カ月が経過しました。「仮想世界における1カ月は、実世界における1年のように感じられる」と言われていますが、Monethaは仮想世界のみに傾注しているわけではありません。当社はグローバル企業を目指しています。そのためにはまず、有能なチームを形成し、戦略的パートナーシップを築き上げ、様々な場所に運営拠点を設けることにより、堅固な基盤を構築する必要があります。また、長短期の製品目標の設定も重要となります。もちろん、これらに関する決定を行うためには、時間がかかるのはもちろん、資金援助も必要です。当社はこの目標の達成に向け、その作業は一夜にして完了するものではありませんが、1日から25時間をひねり出すがごとく懸命に取り組むことをお約束します。

これらの努力は、現時点ではまだ価格に反映されていません。

すでに述べたように、(ICOの終了から)まだ3カ月しか経過していません。したがってトークン価格の低下は、業績に起因するものでなく、膨大な利益が即座に得られるという、仮想世界とICOトークン市場に対する過大な期待がくじかれたことによるものであると考えられます。

さらにICOトークン市場はこの2カ月の間、規制の圧力に屈したトレーダーの行動や為替操縦といった、Monethaのコントロールが及ばない多くの外的要因の影響によって推移しています。

時間が経てば、Monethaは商品開発におけるマイルストーン(中間目標点)に到達し、ビジネスを進展させることができるでしょう。当社は、そのような結果のみが価格に影響を及ぼし、ひいては業績の改善につながると考えています。

考え方

Monetha は長期的思考を維持しています。そのことは当初から公言しており、この思考を株主と共有することが重要であると考えています。憶測や短期的な高騰は実状を反映するものではなく、そこには何の価値もありません。価値が生じるのは、新商品の発売や事業提携の発表など、各分野に波紋をもたらす行動を、当社が実際に起こした時です。これが事実であることは、長年をかけて証明されてきました。短期所得を重視する人々にとっては、当社の行動、決定、トレードオフは反直感的なものに思われるかもしれませんが、当社は常に、優位な立場の長期的な維持を目標として、事業を運営しています。

当社はこの目標にフォーカスし、伝統的なビジネス界において、通行量は多いが、まだ踏み固められていない道路を選び、突き進んでいます。

損失

短期投資による利益を見込まれていた方は、途方に暮れておられることでしょう。また、ICO期間が終了する頃には、価格が2倍に膨れ上がることを期待してMonethaのICOに投資された方は、脱力感に苛まれておられることでしょう。

初期の仮想世界は、ICOがもたらす不相応な利益により、ギャンブラー的思考でICO投資に参加したアマチュア投資家で溢れかえっていました。

しかし当社は、革命的商品、有能なチーム、賢いビジネス戦略によって裏付けられた投資を希望される人々に同意します。

現時点においては、「売らずんば、失わず」としか言うことができません。しかしMTH価格が$5を超えれば、買い値がICO価格($0.15) であろうが、現行価格($0.07)であろうが、どうでもよくなるのではないでしょうか。 当社はそこに向かっています。そのためには、商品であれ、大規模な統合であれ、世界的知名度であれ、メリットとなる実質的な何かを常に持っている必要があります。しかしそれらは、相場操縦やトレーダーにおる人為的行為によるものであってはなりません。それらの行為による価格の高騰は、最終的には弾けてしまう、膨らんだシャボン玉と同じです。

最大のトークンホルダー

市場に存在するMTHは、その大半が単一のアカウントによって保有されています。それは投資家でもファンドでもありません。Monetha自体です。

当社は現在、全トークンの46パーセント超を保有しています。したがって、当社がトークン価格を気にしていないという指摘は、的外れもいいところです。すでに述べたように、当社は、明確なメトリックに基づいた時価総額の回復を目指しています。また、安全機構の1つであるスマートコントラクトにより、当社が保有するトークンの80パーセント弱が2018年9月30日にアクセス可能となります。

これらのトークンは、資本としての多くの可能性を秘めており、当社はその価値を上昇させることにより、その可能性を実現することを目標としています。要するに、投資家と同じ意図を共有しています。

ハードワークは必ず報われる

当社は、NBAプレイヤーのようにトレーニングの様子を公開することができるプラットフォームを持ち合わせていません。また、当社の成長の状況や、仕事に励む様子をお見せするために、コンピュータの前に座って働いている写真をソーシャルメディアに投稿することもできません。しかし、皆さんを当社のオフィスに招待し、Monethaチームのメンバーが、各自の職務を果たすために、一心不乱に、長時間働いている姿を見ていただきたいと思っています。

当社は、最大の課題である「市場への普及」を実現するために、戦略的な製品セッションにてビジネス関係者と長時間を共にし、詳細なロードマップを提示し、とりわけeコマースプラットフォームや大学とのアライアンスやパートナーシップの形成に力を注いています。これはチームによる取り組みですが、個人としての取り組みでもあります。

Andrej は、高額な報酬やチャレンジ精神を掻き立てる商品により有能な開発者を引き付け、最高の開発者チームを創出することにより、フィードバックに基づき、継続的に商品を提供していくための道筋を形成しています。Laurynas は、商品の特徴を把握し、Monethaに大きな成長をもたらすバリュープロポジションを行うために、長時間を費やしています。Kellogg は、決済業界における自身のネットワークを最大限に利用して、信頼性と評判を向上させるコンポーネントを商取引に取り入れることに興味を示す企業との関係を築いています。商品の開発者と設計者は、2018年春に設定されている成長マイルストーンへの到達に向けて、様々な取り組みを行っています。当社は、競合他社に情報を与えすぎない程度に、最新情報を頻繁に提供することにより、皆さんとの緊密な繋がりを維持しようと努めています。これはオンラインで閲覧することができないハードワークです。

真の価値

Facebook、Amazon、Google、Snapchat、GoPro — これらの企業は、公開当初株価を下回った経験が1度以上ある多くの有名テクノロジー企業の、ほんの一部です。それは何も珍しいことではありません。Monetha は現在、過去または現在のこれらの企業と同じ立場にいます。正直に言うと、目下のところ、株価をそれほど重視していません。それよりもはるかに重要なことがあるからです。それは、企業として長期的に存続するために、強固な基盤を築くことです。前述のように、最初の商品マイルストーンに到達するまでは、業績、パイプライン(売上が上がるまでの一連のプロセス)における機会、献身、企業価値が、株価に反映されることはありません

価格は、喜びや失望といった人為的な感情をもたらすだけで、信頼できる商取引の実現という目標に向けた取り組みをはじめとする最も重要な事柄から、人々の注目をそらします。

要するに、価格には、業績、パイプラインにおける機会、献身、企業価値は反映されません。Monethaは最終的に大きな価値を生み出します。商取引が抱える信頼性と評判における問題を解消し、人々がオンラインで買い物をする時に感じる、恐れや不安、疑いを取り除くことにより、企業に大きなメリットをもたらすことができるからです。Monetha は、世界中のあらゆる場所で、人々が商店や有名な小売店で買い物をする時に感じる信頼感と同じ信頼感を引き出せるようになります。この信頼感は途轍もなく貴重なものです。当社はこの野心的なビジョンを実現することにより、当社の価値を市場に証明していくつもりです。

この書状で述べられていることに共感することができない方は、正直に申し上げて、退散された方がいいと思います。 MTH は迷っている人々を当社の利益につながる行動に煽り立てるようなことはしません。それを意図したこともありません。しかし、当社の理念に賛同し、世界に変化をもたらすために、共に進んでいくことをお望みであれば、歓迎いたします。職務に励み、賢明な行動を取り、忍耐強く待つことができれば、そこに待ち受けているのは素晴らしい未来です。

敬具

創設チーム