作業に支配されるな、成果を支配しろ

仕事の本質的な部分について考える

あなたの昨日の業務は何だっただろうか?振り返ってみて欲しい。どこに時間を割き、どんな仕事をしただろう。人によっては、朝の9時に出社して、夜の10時や11時まで残って残業をするだろう。いや、それより遅くまで出勤している時もあるかもしれない。しかし、退勤した後に、ふと今日の業務内容について振り返る。精一杯頑張った感はあるのに、具体的にどんな成果をあげたのか、あるいは成果を上げる為にしたアクションについてのイメージできない時がある。要は、これだけ働いたのに、中身の充実度について、かけた時間と比例していない場合がある。それは、あなたが作業に支配された毎日であるというシグナルだ。

私も今でもよく帰りの道中で、今日は11時までオフィスにいたたのに、会社に何かを残せた感覚がない、と空虚感を感じる事がある。毎日のメール、ルーティーンワーク、上司や同僚へのレポーティング、日報、共有ミーティング、突発的な頼まれごと。

これらの業務をしているうちにあっという間に終電近くになっている。しかし、これらの作業は周りとの調整や共有ばかりで、成果には直結しない。これでは、いつまで経っても、成果は出せないし、会社への貢献度も皆無である。作業に支配された毎日。ただただ成果の出ない毎日を、朝から晩まで繰り返す時間を送っているだけでだ。

では、あなたがやるべき事は何か。それを考えるには、なぜあなたは本質的な意味で”仕事”をしているか、を改めて考え直す必要がある。「仕事」とは、事を仕えると書く。事とは、会社単位では、会社を大きくする事、すなわち、個人単位で言えば、業績を上げる事を指す。そのミッションにあなたは仕えている。つまり、成果を出す事こそが仕事の本質的な意味となる。

毎日、あなたの行動指針を常に成果を出すことだと自覚しているだろうか。

成果を出す事は、簡単な事ではない。大抵苦労の先に、成果がある。例えば、全くの新しい企画は、ユーザーにとって受けるか、上司を説得できるか、などの不安や不確定な要素を含んでいる。営業は、成果を上げる為の新規顧客を獲得しようと新規開拓していきたいが、市場からは全く必要のない行動なのかもしれない。そうしたまだ踏み込めていない領域の先に成果は転がっている。とても一朝一夕では達成されない。

その為、知らず知らずのうちに業務の優先順位が下がってしまうのだ。後でやろう、と。なぜなら成果を出す以外にもやるべき事はたくさんあるからだ。目の前には、無数の作業が広がっている。返信が簡単なメールがあり、共有の為のミーティングなどがある。処理が簡単そうだから、そちらを優先してしまいがちになる。何より仕事している感は得られる。このようにして簡単に作業に支配されてしまうのだ。実際は、一切仕事していないのに。

作業に支配されるのではなく、成果を支配しなくてはならない。常に成果を上げる事を最優先だと認識し続け、成果を出す為に100%コミットする事が会社としても、個人としても必要なのである。

そして、成果を出す為には、そもそもこの作業は必要かの取捨選択。作業は必要だが、もっと早くやるにはどうしたらいいのかの作業効率化。成果を出す為の時間と作業をする為の時間が邪魔為合わないように、一日の中でそれぞれ住み分けができているか。これらの事の整理が必須だ。それこそが、著書エッセンシャル思考の中のディーター・ラムスが提唱する「より少なく、しかしより良く」を体現した働き方と言える。これを愚直に続けていればきっと一年後には、圧倒的な成果を出している人になっているに違いない。

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