問題発生時に当社がすべきこと

Mozilla in Japan
4 min readMay 13, 2019

Joe Hildebrand | May 14, 2019

いつもFirefoxをご利用いただきありがとうございます。また、先週末発生したシステムエラーでは皆さまに多大なご迷惑おかけしましたことお詫び申し上げます。

先日、新しいアドオンがインストールされず、現行のアドオンが無効化され、機能が一部停止するといった事象が発生しました。現時点で多くのユーザーの皆様の当該機能が復旧されましたので、問題発生の原因分析と、それに対する今後の対策についてご説明させていただきます。

アドオンはFirefoxの重要機能のひとつです。 ブラウザのカスタマイズを可能にし、オンライン体験に価値ある機能を追加します。 当社はその重要性から、過去数年間アドオンのセキュリティの強化に取り組んで参りました。 同時に、悪意あるアドオンからユーザーの皆様を保護するシステムの構築とデプロイにも取り組んでまいりましたが、 今回、そのようなシステムの一つの実装エラーが発生し、障害モードでアドオンが無効になったことが原因と考えられます。 今後、類似の問題が発生しないよう、これらのシステムの改良に向けて取り組んで参ります。

我々は、この問題を解決するために、ユーザーによるTelemetryへのオプトインを必要とする「Studies」システムを利用して初期の修正をデプロイし、初期の修正を速やかに反映させるためTelemetryからオプトアウトしていた一部のユーザーは、オプトインに戻しました。 2019–05–08T23:28:00ZのFirefoxアドオンブログで発表したように、アップデートを受信するためStudiesがオンになっている必要はございません。ユーザーの皆様にはお手間をおかけ致しますが、当社がStudiesを再度有効化する前に、ご自身の設定内容をご確認ください。アップデートは、2019–05–13T16:00:00Z以降に予定されています。 ユーザーの皆様のご意思を可能な限り尊重するため、当社の現行の構成に基づき、全ユーザー共通で、2019–05–04T11:00:00Zから2019–05–11T11:00:00Z.の間に収集された全てのソースのTelemetryとStudiesのデータの削除を予定しています。

当社CTO、エリック・レスコラがこちらの投稿で実際に何が起きたのかについて詳細を綴っています。

コンテンツの翻訳や、https://support.mozilla.org/ 、 Twitter、Redditで質問に対応してくださった100人を越えるコミュニティのメンバーをはじめとし、問題解決に向けお力添えいただきましたすべての皆様へ、改めて深い感謝の意を表したいと思います。

今後公開予定のさらに詳細な検証分析レポートで、問題の修正のアプローチ方法の詳細およびそのアプローチを選択した理由を含む委細を追ってお知らせ致します。 当社ではこの度の重大なエラーについてユーザーの皆様へ十全な説明責任があると考えており、現時点で判明している事項について一刻も早くお伝えしたく、このような投稿をさせていただきました。

今回の一件でご不便をおかけ致しましたこと、改めてお詫び申し上げます。🙏🙏🙏

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