スタートトゥデイを調べてみました

by NKHR23


はじめに

株式会社スタートトゥデイは、知らないヒトはいないほど有名なZOZOTOWN、WEARを運営している会社です。

競争激しいEC業界の中で伸び続けている会社であり、またポーター賞を受賞していたため、その強みを知るべく調査してみました。

ポーター賞とは、

製品、プロセス、経営手腕においてイノベーションを起こし、これを土台として独自性がある戦略を実行し、その結果として業界において高い収益性を達成・維持している企業を表彰するため、2001年7月に創設されました。ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来しています。

引用:http://www.porterprize.org/about/index.html

事業内容は?

ZOZOTOWN事業とBtoB事業の2つです。

・ZOZOTOWN事業には3つの形態があります。 1. 受託ショップ事業 2. 買取ショップ事業 3. ZOZOUSED事業

受託ショップ事業では、各ブランドの商品の販売を代行しています。
ここでの売上は、各ショップの商品取引高×受託手数料率 になります。

買取ショップ事業では、各プランドから商品を仕入れて販売します。
ここでの売上は、各ショップの商品取引高 になります。

ZOZOUSED事業では、ユーザから商品を買い取り、販売します。
ここでの売上は、商品取引高 になります。

・BtoB事業では、アパレルメーカーが独自に運営するECサイトのシステム開発、デザイン制作、物流請負、マーケティング支援など、各種フルフィルメント関連業務を支援します。

ここでの売上は、各メーカー商品取引高×受託手数料になります。

参照:http://www.starttoday.jp/?page_id=6896

ビジネスモデルは?

平成27年3月期 通期決算説明会資料より著者が作成

ユーザには、魅力的な服を販売する。スタートトゥデイはZOZOTOWNという大型ECプラットフォームに、魅力的な商品を数多く取り揃えるべく、各ショップの販売を代行したり、自社で在庫を抱えています。各ショップは、自社商品をスタートトゥデイに販売を代行してもらうという関係です。ECプラットフォーム上での販売を各ショップに任せないことは、ZOZOTOWNという世界観を守るためには必須と思われます。

売上は?

平成27年3月期 通期決算説明会資料より著者が作成

営業利益率が対売上ではなく、対商品取扱高になっているのは、販管費に商品取扱数を増やすために人件費等を費やしているため、そうした方が正確だから。また、この業態において商品取扱数は重要指標と考えられるためだと推測しました。

強みは?

増収増益を続けるスタートトゥデイの強みはなにか。この業界において重要なポイントは、取扱商品数の多さと顧客接点の多さと考えたので、競合と比較してみました。

まず、取扱商品数です。取扱商品数を掲載していないサイトが多かったため、雑なのは承知のうえで、サイトのインデックス数で比較しました。

各社決算資料及びGoogle検索より著者が作成

売上、取扱商品数ともにZOZOTOWNが他サイトに2倍以上の差をつけていました。

次に、顧客接点について比較しました。

顧客接点として、PCサイト、スマホサイト、スマホアプリに注目しました。PCサイト、スマホサイトについては全ブランド存在していたので割愛します。アプリもほぼ全ブランド存在していたが、唯一マルイのみ存在していないようでした。

接点を増やすという観点では、ユーザがサイトないしアプリを「毎日見たくなるか」が重要だと思うので、その観点で各アプリを調査してみました。

大分偏見が入っているかもしれませんが、上記の観点ではWEARが圧倒的に良かったです。毎日見たくなるという点では、多少なりのワクワク感を感じられるかが肝だと思います。(余談ですが、特に女性は、自分のテンションが上がることを考えることに多くの時間を使ったり、お金を使いやすいと聞いたことがあります。)そのワクワク感は、売れ筋商品のランキングなどではなく、オシャレなコーディネートの方が感じやすいと思います。

コーディネートを掲載しているアプリは多数ありましたが、ユーザが存在し、コミュニティのように機能していたのはWEARだけでした。WEARのようなコミュニティが機能しているアプリには、この他にiQonなどありますが、今回はここらへんにさせていただきます。

まとめると、スタートトゥデイの強さは、圧倒的な取扱商品数の多さとアプリによる顧客との接触頻度の多さから来ていると思われます。

今後どうする?

著者の個人的な見解では、取扱商品数を増やすために、古着を商品ラインナップに取り込んだり、アプリ内で、「ビーチで着たいコーディネート」といった企画をしてコミュニティの活性化を図るのは良さそうだと思っていたら、どうやら今後フリマ事業を始めるそうです。

今後の動きに注目です。