第二回!今度は台南で東アジアのシビックテッカー大集合!
海越えmeet&hack / Facing the Ocean Meet & Hack
2019年12月21,22日に台南で行われたFacing the Ocean Meet & Hack(以下FtO)の模様を紹介します。
FtOは6月の沖縄に続いて、今回が第2回目の開催です。参加者は香港、台湾、韓国、日本の4地域より、g0v(台湾/香港)Parti(韓国)Slowalk(韓国)Code for Japanなどのシビックテックをはじめとする様々な組織から約50名を参加がありました。
1日目はFtOの元となった、g0vのハッカソンイベントであるJothonとの共同での開催でした。
今回が37回目となるJothon。g0vのコミュニティのベースである台北以外での初開催です。
約150名が集まり、約20件のプロジェクトが紹介され、参加者は終日プロジェクトに取り組みました。
台湾では来年1月に選挙を控えていることもあり、投票方法を紹介するWebサイトや、候補者ではなく公約での検索が可能なWebサイトのプロジェクトがありました。
地域のテーマとしては、開催地である台南は京都に例えられるように歴史的建造物が多く、失われつつある文化的な情報を集めてアーカイブしていくプロジェクトがありました。
普段は台北で行われているg0vのJothonですが、以前から台南で実施したいという思いを持った地元のコミュニティの協力があり、台南の魅力がいっぱいのイベントとなりました。
地元の参加者の参加もあったことで、台湾国内のg0vコミュニティのネットワークに新たなつながりも生まれました。
2日間の最後にはプロジェクトの進捗発表をして、イベントでの成果を祝います。
台湾のメンバーが日本で9月に行われていたCode for Japan Summitに参加したなど、交流が盛んになったこともあり、日本からSummitで持ち帰ったプロジェクトが翻訳されることもありました。
You are not alone.
お互いの顔を見ることでそれぞれの国で同じように頑張っている仲間がいること、一人ではないことを思い出し、改めて頑張ろうという気持ちになることを再認識しました。
各国社会的な状況は異なりますが、テクノロジーを使ってより良い社会を作りたいという志は同じです。
テクノロジーがいくら進歩しても、ニュースで情報を得るのと現地の人から直接聞くのとではその印象は全く異なります。
アジアの国々で今何が起きているかを直接友達から聞くことで、いかに苦しい状況であってもお互いに支え合うことも可能です。
第2回目の開催と連続性があることで、参加者同士の絆もより深まりました。加えて、プロジェクトには前回からの進捗もあり一緒にプロジェクトの前進を共有することができました。
コミュニティの絆を深めつつ、東アジアのシビックテッカーが一同に集まれる場所をこれからも続けていきたいと思います。
次回は来年5月ごろの韓国での実施を予定しています。
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