映画『キングコング: 髑髏島の巨神』を観た

NegativeMind
4 min readMar 29, 2017

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キングコング: 髑髏島の巨神」を観てきた。原題は”Kong: Skull Island

ネタバレとかそういうのを気にする類の映画じゃないだろうと思って公開初日には観に行かなかったんだけど、完全に油断した。映画公開直後にインターネットでたまたまネタバレに遭遇してしまった。知りたくなかった。。。

キングコング: 髑髏島の巨神

https://www.youtube.com/watch?v=EmNlKaDeSBc

本作は2014年に公開されたハリウッド版のゴジラと地続きの世界観。モンスターユニバースとか言うんですかね。
https://blog.negativemind.com/2015/03/03/godzilla-2014-blu-ray/

なので、ゴジラに登場した秘密機関「MONARCH(モナーク)」も登場する。最近のハリウッド映画では、アベンジャーズを始めとしてこの手の作品をまたがって世界観を共有するシリーズが増えてますね。



ゴジラと同一の世界だけど、本作の舞台はゴジラとMUTOの戦いからだいぶ時代を遡った1973年。ベトナム戦争の終結間際の頃ですね。

地球のどこかにまだ未開の島があり、その秘境に人類が足を踏み入れるという作品の根幹となるギミックは、GPSや無人探査機が発達した現代では描きづらい。そういえば2005年公開のピーター・ジャクソン版も時代が古めに設定されていたな。

本作は「主人公達が髑髏島に住む巨大生物に翻弄され、髑髏島の生態を知る」と、言葉にするとそれだけなんだけど、髑髏島のモンスターを白昼でたっぷり暴れさせる派手なシーンが沢山。

ニュースサイトでシン・ゴジラを引き合いに出してたりするけど、ベクトルは全く異なり、本作は正当なモンスターパニックものです。(シン・ゴジラはパニックものというよりポリティカルフィクション)

CMでは「怪獣」という言葉を使っているけど、怪獣というよりやっぱりモンスター映画だなぁという印象でした。エンドロールの途中で退席せずに最後まで観ましょう。

映画公開に合わせてメイキング本も出ています。

キングコング:髑髏島の巨神 メイキングブック

さて、モンスター映画の金字塔キングコングですが、日米でキングコングが登場する映画はいくつかある。

  • 1933年:キング・コング (原題:King Kong)
  • 1933年:コングの復讐 (原題:Son of Kong)
  • 1962年:キングコング対ゴジラ (東宝製作)
  • 1967年:キングコングの逆襲 (東宝製作)
  • 1976年:キングコング (原題:King Kong)
  • 1986年:キングコング2 (原題:King Kong Lives)
  • 2005年:キング・コング (原題:King Kong)
  • 2017年:キングコング:髑髏島の巨神 (原題:Kong: Skull Island)

結構新しいと思っていたピーター・ジャクソン版ももう12年前なのか。
1933年の最初のキングコングはストップモーションや音響効果など、色んな映画効果のパイオニア的存在で、ムービーマジックで何度か取り上げられてたな。
https://blog.negativemind.com/2014/09/23/movie-magic/

髑髏島の巨神のVFXのブレイクダウンが公開されている。
http://www.cgmeetup.net/home/kong-skull-island-vfx-breakdown/

https://www.youtube.com/watch?v=pXII2OR3a_8

https://www.youtube.com/watch?v=2vffkVDcP6o

Originally published at NegativeMindException.

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