S.H.MonsterArts ゴジラ (2016) 発売
予約してたS.H.MonsterArts ゴジラ(2016)が届いたぞ。映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラを再現した可動フィギュアです。
結構長く待ったような気がするけど、実は発表からまだ半年も経ってないんですね。
https://blog.negativemind.com/2016/06/09/s-h-monsterarts-shin-godzilla-2016/
https://blog.negativemind.com/2016/06/24/s-h-monsterarts-godzilla-2016/
パッケージデザインがティザーポスター風になっててテンション上がる。
竹谷隆之氏のコメントも載っている。
今回の映画用に僕らが作ったヒナ型をスキャンして、さらにそのデータにCGチームが手を加えて出来上がったものが「シン・ゴジラ」劇中に登場します。そのデータから3D出力したものにバンダイのスタッフさんが関節を仕込み、僕らが表面のモールドの仕上げを担当しました。形状の区切りを見出すのが難しい箇所でも自然なつながりで活き活きと動かせる関節の仕込み方には脱帽です。お手頃なサイズでいろんなポーズが楽しめるので、劇場で映画を観たあとはあなたの脳内劇場でこれを思う存分暴れさせてみるのも楽しいかと。じっくりとお楽しみください。(竹谷隆之)
ホビージャパン2016年10月号に載っていた通り、映画用の3Dデータを基に玩具化されている。CG時代の怪獣フィギュアはこうなっていくのだろうか。
https://blog.negativemind.com/2016/08/24/hobby-japan-2016-10-shin-godzilla/
S.H.MonsterArtsシリーズとしては珍しく、艶ありで仕上げられている。
もっとも、怪獣=艶消しというのは着ぐるみ時代の話ではある。
白組のメイキングのCGゴジラのターンテーブル動画を見ると、結構Specularがあるので、艶消し仕上げも納得。(劇中ではあんまり感じなかったけど)
https://www.youtube.com/watch?v=66SAVZ4JxY8
尻尾の先端は割と硬質な素材でできており、形状の再現度抜群。また、尻尾の関節の保持力も高く、色々なポーズに変えてもへたらないのが有難い。
みんなが気にしている(?)口の開閉ギミックは、残念ながら下アゴが左右に割れるギミックは無いものの、口の開閉の可動軸・範囲はシン・ゴジラのために構造が考えられている。
上アゴが大きく上がった状態での背びれまでのラインはまさにシン・ゴジラ。
デザイン上、嚙み合わせの悪い歯並びなこともあり、しっかり閉じようとするよりも半開きの方が雰囲気が出る。
下アゴは2つに割れないけど、ビームを出す前の紫色に光り始めるシーンまではなんとなく再現できる。
背中、胴体は、前傾方向への可動範囲はかなり広い。前傾姿勢は得意なんですね。
ただ、少し残念なのは、劇中の野村萬斎的な直立姿勢が上手くいかないこと。背中・腰の可動範囲が前傾方向に偏っていることと、尻尾の付け根の可動範囲が狭いために、上体を直立させてアゴを引いたポーズができない。
背びれの造形はシャープで、手で触れると痛いぐらいトゲトゲしている。
シン・ゴジラというキャラクターは、異形な身体バランスと圧倒的な情報密度で成り立っているデザインだと思うので、サイズダウンして情報密度が減ってしまうと結構印象が変わって見えてしまうというのはある。
特に、頭のモールドは劇中と比べるとかなりつぶれてしまっているので、だいぶ違う顔に見える。反射の入り方、影の落ち方の変化がモロに影響を受ける繊細なデザインなんですね。
そして、シン・ゴジラに登場するゴジラの第二形態、第三形態もS.H.MonsterArts化されることとなり、現在プレミアムバンダイで予約受付中↓
S.H.MonsterArts ゴジラ(2016) 第2形態&第3形態セット
Originally published at NegativeMindException.