Helsinking~Schools in Finland~
[参考:The Economist May 14th 2016 http://www.economist.com/news/europe/21698679-europes-top-performing-school-system-rethinks-its-approach-helsinking ]
OECD加盟国に対して、“PISA”という学習到達度を調査するテストが2,000年から三年ごとに開催される。フィンランドは2,000~2,006年の三回こそ好成績を残したものの、2,009年、2,012年は両方ともにスコアを落としている。
フィンランドの文科省は、同国は、国際的な教育改革や”GERM”と呼ばれる、学校や学内で行なわれるテスト、教師の成績責任、そして基礎知識に関しても競争させることを求めている人々に対する軽蔑に満ちた用語から接種されていると述べている。
PISAに関して、国の内部事情に目を向けてみれば、移民の生徒が良くない成績を取っている傾向にあるが、同様にフィンランド出身の学生の成績も落ち込んでいる。最も深刻なのは、フィンランド語を話さない一家に生まれた女の子と、フィンランド出身の男の子である。15歳の男の子の8分の1は、勉強を続けるのに必要なレベルの教材を読むことができていない。また、別の問題としてフィンランドの子どもたちは学校内では驚くほどに浮かない顔をしている。それは彼らは、先生たちが自分たちのことを気にかけてくれていないと感じているというのが一つある。子どもたちのための、国の行政監察官いわく、14–15歳の女の子の20–25%はカウンセリングを受けているそうだ。
文科省のSahlberg氏はこれらを”Nokia’s error”、成功時の改革の失敗であると繰り返す。一日に30分以上読書する15歳の割合が2分の1から3分の1に減るなどしているが、フィンランドは生徒主導のアプローチをとっている。それは生徒に学ぶ楽しさと意味のある学びを得て欲しいということを意味している。そしてこれは、芸術や音楽など「事実に基づく学び」をより増やしていくという意味でもある。
フィンランドの政策に関して、懐疑派の人間は二つの心配事がある。一つは不平等、もう一つは政策が過去の成功に固執したものになっているのではないかということである。前者に関して、フィンランドはOECD加盟国の中で最も貧富の差が小さい国であったが、2,000年を機に差が広がっている。後者に関して、何が1965–2000年のフィンランドの急上昇を導いたのかというのが重要な問いとなっていて、今同国の学校で何が起きているかというところに問いが立っていない。
ところが、反対派・擁護派双方の新教育課程は、子どもたちが学校内で上手くやっていきたいという意志が縮小しているということは認めている。