CEOたちがやっていること:ブライアン・アームストロング(ビットコイン企業コインベース)

ビットコイン企業の Coinbase(コインベース)のCEO, Brian Armstrong(ブライアン・アームストロング)

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私は、CEOたちは何をしているのかと尋ねられる時がある。

この仕事を始める以前、私はCEOたちのことを、戦地に向かう前の軍隊を鼓舞する将軍のように思っていた。虚勢と狂ったような指令が私の頭の中にこだました。

問題は、自分がそういったタイプの人間ではないということだった。私はどちらかというと、相手の話に耳を傾け、意見の一致点を見つけるというスタイルだった。大人数に対し指示を送る自信もなく、何か作っている時の方がよっぽど快適だった。こんな私が、CEOなどなれるのだろうか?

後になって、世界にはあらゆるタイプのCEOがいて、どんなスタイルでもCEOになれるということに私は気づいた。それよりも大切なことは、あなたが無理にあなたではない何者かになろうとするよりも、あなたの強みを2倍にする方がいいということだった。私が将軍のようなCEOを目指していたら、きっと不調和でぎこちないなものになっていただろう。その代わり、わたしは自分の強み(話を聞くこと、合意形成、ライティング)を活かすことができた。あなたと似たスタイルで成功したロールモデルを見つけるのもいいだろう。ペイジやザッカーバーグ、マスク、ゲイツはみな、昔ながらの「オタクな」CEOなのだ。

CEOの基本的な仕事は3つある:

1. 明確なビジョンの設定

みんなを同じ目標に導こう

2. ふさわしい人材を仲間に入れること

最高のチームと役員を採用し維持しよう

3. 十分な資金があることを確かめること

会社が財務的に健康な状態であることを確実にしておこう

これらの仕事がしっかりこなされている場合、多くのCEOは自分の強みを活かせる分野に集中する。

CEOたちのタイプ

  1. プロダクト集中型CEO

最高のプロダクトを作り、イノベーションを起こす。プロダクトを最も使いやすいものにし、テクノロジーで大躍進を起こす。社外でメディア露出や投資家とのミーティングといった仕事をする代わりに、社内でプロダクトチームと多くの時間を過ごすことになるだろう。

ラリー・ペイジやイーロン・マスクなどがこのタイプに分類されるだろう。

  1. オペレーション集中型CEO

プロセス、規模の拡大化、徹底的な効率化にフォーカスする。多くの者に責任を課し、戦略を調整し、規則正しく物事を進めていくことに時間をかけるだろう。

Uberのトラビス・カラニックはここに分類されるかもしれない。

  1. セールス集中型CEO

プロダクトを顧客に広め、関係を構築することに時間をかけるだろう。新しい取引や収益を呼び込むという点では、やり手だと言える。

Boxのアーロン・レヴィはここに分類されるかもしれない。

  1. マーケティング集中型CEO

見たいと思う世界の変化をもたらすために、会社のメッセージを社員たちや応募者、メディア、政府、そして世界に(何度も繰り返し)伝えることに時間をさくだろう。周囲をインスパイアする。

Airbnb のブライアン・チェスキーはここに分類されるかもしれない。

注:例にあげたCEOたちの描写は簡潔にまとめたものにすぎない。彼らはみな、上記一つより多くのことをこなしている。

それぞれのアプローチに良さがあり、どれかひとつに尽力することが必ずしも良いとは限らない。素晴らしいCEOたちはあらゆる場面でその手腕をあげている。しかしその上で、最も自分が活躍できる分野にフォーカスしている。そうして彼らは自分たちのことを補ってくれるチームを作っていくのだ。

ちなみに私はというと、元からプロダクト集中型CEOである。夜眠りにつくときも朝目覚める時も、カスタマーエクスペリエンスのことを考えている。プロダクトが十分に良くなるいうことは決してない。プロダクトの状態(重い、バグだらけ、不便、あなたの国で入手できないなど)を考えると体が重くなる。強迫観念である。

私がメディアのインタビューや投資家との面談、人前でのスピーチの招待などを断るのを見て人々に時々驚かれることがある。やろうと思えばできるのだが、そこから何も得るものがないからだ。それに、私よりうまい人がチームにいる。

あなたがこの記事を読んで、異なるタイプのCEOについての考え方がわかり、私と最高の仕事をする方法についての洞察を得られたとしたら、嬉しい限りだ。

原典: https://medium.com/@barmstrong/what-ceos-do-3add9d41397d#.vx24sp3sa

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