今から10年以上前、Mixiがまだ招待制でユーザ数も数万程度だった頃。GREEがソーシャルゲームではなく、ソーシャルネットワークサービス(SNS)として、ごく一部のネットユーザーだけに存在が知られていた時代のお話だ。

現実社会の対局にあるかのように語られてきたネット社会を、現実社会と同じ土俵に引っ張ってこようとするGREE。

10年の時間を経て、GREEだけでなくいろいろなプレイヤーがさまざまなアプローチを試みた結果、同じ土俵というか、むしろそれぞれ別のコミュニティになってしまっているような気もするし、むしろ世代によってはそれぞれのコミュニティで別の顔を使い分けることでそれぞれにうまく適応して生息している、という感じもする。

そして、FacebookがいよいよAIを活用したボットアプリに注力するなど、人工知能がネットと融合し始めているなか、今後のコミュニティの在り方は今以上にデジタルの影響が強くなっていくだろう。

デジタルの時代は本質が問われるとよく言うが、それは年々加速しているように感じるし、そうした中で生き残るためには本質を問い続けねばならない。

「儲かりませんよ。Amazonのアフィリエイトは、レビューサービスを使いたいから入れてるだけ。アドワーズも、タダで貼れるんだから貼ってみよう、くらいの気持ち」。サーバのレンタル費用など到底カバーできない。私財を投じて、運営を続ける。
でも、それでいい、楽しいから、と田中さんは笑う。

先の記事中でのGREE創業者の田中氏の発言だが、これってネット時代の生き方において本質に近いように思えた。そのあとのGREEはまた別の方向に進んでブレイクし、今に至る。

諸行無常、でしょうかね。

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