フランスでカップルを定義するもの

Rie K. Matsunaga
Sep 1, 2018 · 2 min read
“two person walking in forest during daytime” by Sebastian Pichler on Unsplash

フランスのことはそれなりにわかっているつもりでも、やっぱり長年生活していないと、何であれそこで暮らす人々の意識が微妙に変化していることも含めてわからない部分はあると実感しました。

幸いにして、この本では、小難しくもなく、おおざっぱでもなく、歴史も統計も参照しながら「今のフランスでカップルとは誰が何によって定義するのか」が説明されています。

もはや法律でも宗教でもカップルのあり方が定義されないフランス。

カップルの「平均寿命」は13年。だからまた新しいパートナーを見つける。

不倫は違法でなく、もはや不名誉なことではないのだから、「あの人は不倫をした!という嘘」を書いたメディアに対しての名誉毀損は成立しないという判決。

不倫が違法でない以上、長年連れ添ったカップルのどちらかの「不貞」(たとえば自分よりも若い誰かと人生やり直したいとパートナーに家出されたとしても)が理由で別れたとしても、裏切られた側が多額の慰謝料を請求するのはむずかしいこと。

女性は自分が性的に何を求めているのか相手にきちんと伝えるようにしなければならない、何も主張しないのに察しろというのは甘え、というMeToo運動を経たフランスでの結論……。

プラド夏樹『フランス人の性~なぜ「#MeToo」への反対が起きたのか~』 (光文社新書)

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