過疎地で新しい視点を発見する。

BY VIKTOR HANACEK

はじめまして。

SPITII(スパイティ)という小さな会社をしています。

インターネットの技術やサービスを使いながら、事業をつくっております。

このブログでは、IT、自営業、都会と田舎の暮らし方などの経験を通じて、学んだり変わっていった自分の考え方を書いていきたいと思っています。興味のある方に読んで頂ければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。


ベランダの窓を開けて網戸にして過ごしていると、セミが元気いっぱいに鳴く夏の昼間の気配から、コオロギがひんやりと鳴く秋の夜の気配へと季節が変化したように感じます。

こうした季節感を持てるようになったのは、徳島県の神山町という自然あふれる土地で暮らしていたおかげです。

そんな私が、神山町で暮らしていた時のことです。

雨がしとしと降る日でした。

お隣のお婆さん(80歳くらい)とばったり道路でお会いしたので、ご挨拶をしようとしたところ、このように声をかけて下さいました。

「良い雨やね」

私はこの美しい一言に返す言葉が見つからなくてしばらく立ち止まってしまいました。

それまで、雨といえば”土砂崩れ”や”大雨洪水警報”など注意を呼びかけるニュースの天気予報や”濡れる”や”すべる”といった雨の日の不快な体験などネガティブなイメージしかありませんでした。

ところが、このお婆さんの一言は、全くの逆だったからです。

なぜ、このような視点の違いが生まれるのか気になって少し考えてみました。

そのうち、”恵の雨”という言葉を思い出しました。

神山町は少子高齢化が進む町で、高齢の方が空き地を使って趣味で野菜を育てているケースが多く見られます。

このお婆さんも自分で野菜を育てています。

自然と共に生きる農業と雨に対するポジティブな視点が繋がりました。

自分の身近(当時の都会生活)にない貴重な体験を持っている人に出会うことは、同じ物事を全く逆の視点で見る機会(かもしれない)という旅にも似た体験であることを学ばせて頂いた体験となりました。

読んでくださってありがとうございました。

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