31名が入社!クラウドワークスの新卒研修ってどうなってるの?

2016年4月、クラウドワークスに新卒31名が入社!

Serina Mitsui
8 min readApr 27, 2016
入社式での集合写真

創業5年目。(従業員100名強くらいの状況のなか)新卒31名が入社。組織的にはかなりストレッチした挑戦。

その挑戦を成功に導くべく、11月下旬に「育プロ16(イチロク)」という新卒育成プロジェクトが発足しました。(ネーミングについては↓のようなかたちで決定)

(以降、全社で実施する新卒研修やアワードなどの施策を総称して、「育プロ16(イチロク)」と言うようになります。)

今回は、クラウドワークスの「育プロ16(イチロク)」の概要と、4月4日から4月14日まで実施した新卒研修について、ご紹介してみたいと思います!

『バリュー(=会社の価値観)』ってとっても大事

まず、「育プロ16」で大切にしたことは、クラウドワークスのバリュー(=価値観)にもとづいた施策を実施するということでした。

「育プロ16」コンセプトイメージ図 ※内容は一部変更しています※

ベンチマークしているオーストラリアのスタートアップAtlassianでも会社のバリューに沿った、On-Boarding trainingを実施しているよう。(Atlassianでは入社時に新卒・中途関係なく全員を対象に会社のValuesを理解するためのOn-Boarding trainingを実施しています)↓

On-Boarding Trainingについて参考にしたAttlasianのYouTubeビデオ

「育プロ16」においても、実施する施策は会社のバリューにもとづいているか?そして、それは関わる人に理解してもらえるのか?を考えるようにしています。

なぜバリューが大切なのか?モチベーション3.0の話などありますが、やはりこれからヒトが何かをするときに重要なのは、「何をやるか」より「なぜやるか」。

そして、個人の「なぜやるか」が会社のバリュー(=価値観)と紐づいている状態(≒会社のバリューに共感し、その先に、バリューにもとづく行動がある状態)が理想的だと思っていて、そうすることで、会社の文化がより強くなるし、それが会社の成長にも大きく貢献するはずと信じています。

そして今回の「育プロ16」では、“クラウドワークスで働く”という入口で、まずは「会社のバリュー(=価値観)に触れてもらう、そしてそれを実際に体現して、実践してもらう」ことを目的にあれこれ考えてみました。

「最高の講師は社内にいる」

新卒研修の内容は、大きく分けて2つ。「社会人として必要なスタンスやビジネススキル、そしてクラウドワークスのバリューを学ぶ」ことを目的とした座学形式の講義(=CW MBA)と、創業時から行ってきた「UX改善会」を、新卒研修バージョンにアレンジしたもの(=よしだUX)でした。

まず、講義で特徴的なのは、ほぼすべて役員や社員が講師ということ。

Work Rules! (http://goo.gl/pbdCI0)の中にもありますが、「最高の講師は社内にいる」ということで、2週間で実施した全30講義のうち、社外取締役の中竹竜二さん、サイバーエージェント取締役の宮﨑聡さんにご講義いただいた以外はクラウドワークスの役員、社員で実施。

実際の講義の様子はこんな感じ。↓

クラウドワークスのサービスを支えているインフラを理解する講義
ユーザーサポートチームからユーザーの声を聞いてみよう、という講義の一幕

関わった役員・社員の数は約20名

普通の研修だと何となく受け身で終わってしまうものですが、クラウドワークスで働くメンバーだからこそ、より臨場感を持って聞き手に伝えることができます。そして何より、すでにクラウドワークスのバリューを体現しているメンバーが講義することで、そのエッセンスが入ったものを提供できたのではないかなと思っています。

クラウドワークスのサービスの裏側を知る!という講義の一幕
Good Communicationとは?のワークショップの風景

創業時からの「UX改善会」・・・!

そしてもうひとつが、新卒研修版のUX改善会。

クラウドワークスのUX改善会とは、「一つ一つの機能やデザインなどの個別の議論」ではなく、「ユーザー体験が気持ち良いか?感動を生み出すか?」といった観点からクラウドワークスのサービスのUXを考え、それをチームで議論し、改善提案を社員の前で発表するというものです。

よしだUX、チームでの議論

「UX改善会」の意義は2つあると思っていて、クラウドワークスの最も重要なバリューのひとつである、“ユーザーの笑顔を追求しよう”を課題を通して体現することで、クラウドワークスでの、“ユーザーの笑顔を追求しよう”って、こういうことね、みたいな目線の擦り合わせができる、ということと、

チームで議論してアウトプットを評価されることで、(クラウドワークス流の)チームで良いものをつくるとはどういうことか、を体験できることではないかなと思っています。(“チーム「クラウドワークス」を全員で実践しよう”も大切なバリューのうちのひとつ)

代表吉田のメンタリング風景

今回の新卒研修では、各チーム4人1組で研修最終日に役員の前で改善案を発表する、というかたちで実施。2週間かけてプレゼン内容をブラッシュアップ、そしてメンターは代表の吉田!という気合の入れよう!

よしだUX優勝チーム!

研修中のルールも大事。だけど「なぜやるのか」を伝える方がもっと大事

新卒研修中のルールとして伝えていたことは色々あるのですが、(退社時間とか、遅刻厳禁とか・・・)そこで本当に伝えたかったことは、たった一つで、“チーム「クラウドワークス」を全員で実践しよう。”ということ。

会社では色々なルールがあると思うのですが、それは「なぜ必要か」「なぜやるのか」、ということを伝えて、理解してもらえていれば、言われなくてもやっているというのが本来あるべき姿なのだろう、と思っています。

今回の新卒研修が始まる前にも、研修中のポリシーとして“チーム「クラウドワークス」を全員で実践しよう。”を置き、初日にそれを伝えることにしました。

ここからがスタート。ここからが本番

そして、会社としても大きなチャレンジとなった、新卒31名での研修でしたが、結果として大きな問題なく、満足度の高いものとして終えることができました。これもすべて関わってくださった社員・役員、そして当事者意識をもって臨んでくれた16新卒のみなさんのお陰・・・!

集合写真

とはいえ、新卒研修は入社して「最初の二週間」という、本当に短い期間。これから会社の成長、その先にあるミッション実現のため、一人一人がクラウドワークスのバリュー(=価値観)にもとづいた行動をし、成果が出せるようにしていく必要があります。

だからこそ“ユーザーの笑顔を追求しよう”だったり、“チーム「クラウドワークス」を全員で実践しよう”だったりと、会社のバリューとは何か?に立ち返り、日々仕事に向かっていけるよう、引き続きサポートしていければと思っています。

「育プロ16」について、今後も他の施策など、随時更新していければと思います・・・・・!

クラウドワークスの新卒採用HPはこちら→https://crowdworks.co.jp/recruit/fresh

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