Digital Health カオスマップ日本版を作ってみた

Shotaro Asano
3 min readJun 6, 2017

カオスマップとは、ベンチャー関係者なら一度はみたことのある、もしくは社内資料作成でお世話になったことなる、あれです。

U.Sでは、VC、調査会社/コンサル、銀行などがよく作っていて、verticalごとの俯瞰がしやすいツールです。

まだ日本ではDigital Healthという軸では見かけたことがありません。

ということで、作ってみた。

https://docs.google.com/presentation/d/1wa91U4l23FU66XUIFv2nnYVQLtTg1oCiYaEHOlX8VrE/edit?usp=sharing

・StartUpの基準を以下の3つを満たすこととしています:①設立10年以内、②独立系、③未上場。

・原則プロダクト名を社名より優先して表記しています

・この記事に記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

https://www.slideshare.net/SVBFinancial/svb-digital-health-report-2016

おおもとのグループ分けの軸は、Silicon Valley Bankが作ったU.SのDigital Health Landscapeを使っています。

これは、U.Sの状況を最もわかりやすく整理できているものとincubate fundの木村氏から教えて頂きました。

日米比較での気づき

・日本には「患者コミュニティ」「服薬管理」プレイヤーがいない
・逆に「新しい検査」「ケア機器/ハードウェア」プレイヤーが多め

あたりでしょうか。

患者コミュニティについては、新プレイヤーが10年以内には誕生しておらず、各疾病ごとや各地域ごとのNPOや、個人/家族のブログが散在しているに留まっていそうです。果たして、新しく患者がその情報発信元に行き着くのか、、課題がありそうです。

服薬管理は、大手企業がIoT軸で参入していますがスタートアップは発見できませんでした。(もしかしたらあるのかな、、、)

補足事項としては、ヘルスケアに関わらずU.Sの方が何かと先行しがちのスタートアップ界において、「今のU.S」と「今の日本」で時間的なズレが多少あるという前提はあります。例えば、U.Sではすでに大腸菌検査のuBiome(2012年創業、2014年にY-combinatorとA16Zから資金調達)が話題になって久しくSilicon Valley Bank版には載っていません。

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Shotaro Asano

Save Medical Corp. Founder/CEO, DTx believer, Healthcare Hackathon Hub Co-Founder, ex-Recruit Strategic Partners VP