英会話を時間もお金も低コストで勉強する方法

海外のコミュニティと連絡をとったり、来日したゲストの交流会を開いていて、どうやって英語勉強するといいですか?と聞かれることが多かったのでドキュメントにしてみました。

このドキュメントが役に立ちそうな方

・なるべくコストをかけずに勉強したい。(働きながら、学校で他の勉強もあるなど、時間、お金ともにあまりコストをかけない方法です。留学や英会話学校を考えてる方にも開始前の準備として良いと思います。)

・中高で勉強した文法はざっくり覚えてるけど、話そうとすると出てこない。(他の言語もマスターしたいとか、学ぶのが好きとかではなく、単にコミュニケーションのためだけに文法を1から学ぶとしたら、個人的には自動翻訳の精度が向上するのを待った方がコストに見合うかなと感じます。)

・自動翻訳の精度向上まで待てない、もしくは、自動翻訳ができても自分で話せることにメリットを感じる。(上記と重なってしまいますが、自動翻訳の精度はどんどん上がっていて、どんどん使いやすいツールも増えていくと思うので、精度向上を待って別のことにリソースを割くのも手だと思います)

1.例文の音声ライブラリを自分の中に作ろう

英語を話せるようになるには、とにかく使う!とか英語圏の国に住むのが一番早い!と聞くと思うのですが、そこまではできなくとも、音声と意味が結びついたライブラリが頭の中にあると、「これを伝えたい」→「英文が口から出る」までの速度が上がります。

高校生向けくらいの、各文法の例文が音声付きでまとめてある教材を使ってリスニング→真似っこ→リピート→トランスレーションの方法がおすすめです。例文が短ければ短いほどやりやすいです。

手順

① 読み上げ音声を明確に聞き取れるまで繰り返し聞く(リスニング)。

② 明確に聞き取れるようになったら、すぐ後(ほぼ同時くらいでも良い)にくっついて発声してみる(真似っこ)。

③ すぐ後にくっついて全く同じ文を言えるようになったら、1文まるまる音声が終わった後に発声してみる(リピート)。

④ ③ができるようになったら、今度は日本語のテキストだけを見て、自分で英文を発声してみる。発声した後で英文を見て答え合わせ。言えなかったものはもう一度③を繰り返し。(トランスレーション)

目安量:1回10文くらい

時間:5〜10分/日

費用:教材の本を買って3000円くらい

ポイント1:今聞いてる10文が聞き取れるようになるまで次の文を増やさない(少ない数の文を確実に仕上げた方が、後からの文を覚えるのが楽になるので結果として早いです。あと達成感を得やすいのでおすすめ)

ポイント2:①〜③の音声を聞いている間は絶対にテキストを見ない。視覚から入る文字情報の方が優先されてしまうので、音声だけを頼りにした方が効率が良いです。

中高で勉強して文法はある程度知ってるし、読めるのに、いざ話そうとすると出てこないのは、「音声」と「意味」がつながっていないのが原因であることが多いです。話したい内容→日本語テキスト→英語テキストで文章を組み立てる→正しいか確かめる→テキストから音声に直すということをしてる間に、長い文章だと忘れてしまったり、会話が進んで入れなくなったりということがよくありました。「意味」→「音声」が直結している英文は瞬時に口から出やすくなります。

おすすめ教材

「ワークアウト123+―英語体得学習法」

もともとこちらの教材の勉強法で学んだことをまとめています。例文も音声もシンプルに絞り込まれてて素晴らしく良い教材です。が、絶版してしまったので中古でCD付きのものを選んでいただけると良いかと。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

補助教材として。文法がルールの暗記から、あ〜こういう気持ちでこう使ってたのね!と、納得に変わるので、手順の④がある程度達成できるようになってきた頃に読むと、感動とともに頭に入ります。後々、実際に使う時に、どちらの表現が適切なんだろうと悩んだ時の判断基準になったり、新しい表現を覚える時にもイメージと一緒に納得して記憶に定着しやすくなります。厚いですがイラストが多く、楽しく説明されてるので2〜3日で読めてしまいます。高校時代の文法書が大嫌いだった方にぜひ。

2.覚えた例文をカスタマイズして使おう

①〜④を繰り返して、一通りの例文が言えるようになると、びっくりするくらいリスニングとライティングの速さと精度が上がっていると思います。

今度は言いたい内容に合わせて、例文をカスタマイズしていく練習です。

おすすめなのはこちら

目安量:1日1放送

時間:10分/日

費用:無料

手順:曜日によって構成が違うのですが、基本は日本語や状況の説明→こんなことを伝えてみましょう→リスナーが言ってみる!→答えの英文(別表現もちゃんと教えてくれる)→もう一度リスナーが言ってみる!と言う形式で、考えて英文を言ってみる、模範の表現を真似してみるの2回発声タイミングがあるのがポイント。週の終わりには対話シミュレーション(対話カラオケ)も。

ポイント:話すポイントでちゃんと声に出す。聞くだけだとどうしてもききながしてしまうので、自分だったらどう伝えるか頭の中で考えて、口に出すと、実際の会話より余裕を持って頭で組み立てる練習ができます。(自分は通勤時に聞いていたので、毎日ブツブツ言いながら歩く怪しい人になってました。)

ラジオなので、つっかえても、言いづらくても怖くない!ストリーミングで一週間分を何度でも聞ける!1日10分なので楽!そして無料!(受信料は置いといて)といいことづくめ。

パーソナリティーのスティーブさんがとにかくわかりやすく明るく前向きに伝えてくれて元気が出ます。この表現は、日本語の例に例えるとこんな感じ!の説明がとてもしっくりきて、後から使うシチュエーションがわかりやすい。何より、完全に正しいことよりもまずは相手に会話を返すのが大事だよ!とテンポについても練習を取り入れてくれるのが、他の番組に比べておすすめです。

3.実際に人と話そう

頭の中で言いたいことを英文で組み立てて瞬時に出す練習はできたので、実際に人と話しましょう。ラジオでの練習で、詰まった時や、わからない〜と言う時の質問のレパートリーも自分の中にできているので、会話が続かなかったり、自分が何も言えずに気まずい!という事態を怖がらずに話せると思います。

詳しく直したり教えてもらえることより、頻度の方が大事な時期なので、対面の英会話より、移動時間が取られず料金も安いオンライン英会話がおすすめです。

(私はDMM英会話を使いました。当時毎日25分で3980円/月だったのですが値上げしちゃいましたね。講師の先生のレビューから選びやすいのは良かったのですが、良い先生の予約は取りにくいのが難点でした。)

目安量:3回〜/週(多ければ多いほどいいと思います)

時間:25分〜/日(気が合って楽しい方とだったらもっと長くても)

費用:約5千円〜/月

手順は、各オンライン英会話で使うテキストによって違うのでポイントだけ。

ポイント1:なるべく高頻度に。最初のうちは特に頻度が高い方が定着が早く楽です。

ポイント2:文字を音読する練習より、相手の質問に答える、相手に質問する時間を多めが効果的です。テキスト系は先に読んでしまって、見ないで言える、または、この表現じゃどう?など質問をしたり。気が合う相手とはフリートークでどんどん話してみると良いと思います。(アニメや漫画、ゲーム好きな方も多く、一度フィリピンの女性の先生と話していたら、特撮の話で盛り上がったことも)

これをやってできるようになったこと

今も在住経験のある方に比べると、たどたどしく、立て板に水のように商談をと言うようには喋れないけど、仲良くなって信頼してもらったり、事務連絡、他の方をどんな人か紹介して繋いだりしています。VR関係のお仕事なのですが、VR系の日本語のセッションを聞きながら、要約を伝えられるようにもなりました。

真剣に聞いて、自分がわからないところを質問する、伝わってなさそうなところを言い換えて説明する、ができるようになったことで、海外ゲストを案内したり、英語圏の地域に行った時に後々まで継続して連絡を取り合える関係を作れるようになったのが、一番勉強して良かったことかなと思います。

自分が話して関係性を作ることで、話した相手と周りの人を繋げられて、今周りにいる方々にも出会った方々に喜んでもらえるのが、とても嬉しかったので、これから話せるようになりたいけどお金も時間もそんなにないーと言う方の役に立てれば嬉しいです。

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