スタートアップは一時的な組織
再現性がありスケーラブルな顧客ニーズを見つける
スタートアップが回避すべき3つの失敗要因
1つは「プロダクトの出来が悪い」こと。次に「資金の使い方が下手」なこと。もう1つは「顧客から必要とされない」ことである。
その1:プロダクトの出来が悪い
ハマりやすさ ★★☆☆☆
エンジニアリングが発達した今日では、この要因により失敗するスタートアップは激減した。もし今あなたがいるチームのプロダクトについて、内外の数人から「出来が悪い」とフィードバックを受け取るようであれば、プロダクトチームとエンジニアチームのテコ入れをすることで改善が可能であり、この要因によるスタートアップの失敗は回避できる。
その2:資金の使い方が下手
ハマりやすさ ★★★☆☆
経験の浅いボードメンバーで構成されたスタートアップが陥りがちである。ビジネスモデル構築前に大規模なチーム増員、などの行き過ぎた先行投資により、資金難へと陥ってしまう。経験豊富なCFOやアドバイザリーをボードに引き入れることで改善が可能であり、この要因によるスタートアップの失敗は回避できる。が、手遅れということもある。
その3:顧客から必要とされない
ハマりやすさ ★★★★★
スタートアップ設立当初、スタートアップが提供するサービス/プロダクトは、ファウンダーたちの仮説からプロダクトアウトで世に出ていく。だが、「仮説」とは所詮「手元の限られた情報を元にした思い込み」に過ぎない。この単なる「思い込み」を過信し、サービス/プロダクトの検証、適合改良をしないまま突き進むと、誰からも支持されないものを押し売りし続けることになる。当然、チームは疲弊し資金は底をつく。この失敗の恐ろしいところは、実行力の優れたチームである場合、事業投資が爆速で進むため「爆速で崖まっしぐら」ということである。この失敗を回避するには、自分たちの仮説が思い込みに過ぎないことをボードが認識し、サービス/プロダクトの検証、適合改良を反復できるプロダクトチーム、エンジニアチームに生まれ変わらせ、「再現性がありスケーラブルな顧客ニーズ」を発見するまでは、事業スケールのための大規模な事業投資は控え、「再現性がありスケーラブルな顧客ニーズ」の発見にフォーカスすることが重要である。
まとめ
「スタートアップとはなにか?」というシンプルな問に明確な答えを持つ人は多くない。
スタートアップとは、いまだ発見されていない「再現性がありスケーラブルな顧客ニーズ」を仮説(最初は思い込みでOK)だて、サービス/プロダクトを高速イテレーションして検証、適合改良し、新しいビジネスモデルで新しいマーケットを生み出すことに特化した一時的な組織である。