チームで仕事をするための「お約束」
その1「ビジョン」

チームで仕事をするためのベースとなるのは、
やはりチームを構成する人の実力なわけで。
でも、そんなにバリバリ仕事が出来る人ばっかりじゃない、じゃないですか。
やたらと仕事はできるけど愛想がないって人がいるかと思えば、
ちょいちょいミスを起こすけど、
愛嬌あるからまあなんとかなるって人もいたりして、
仕事のレベルにもグラデーションがあると思うんですよね。
だからといって、何でもアリってことにしちゃうと、
チームとして機能しないこともあるから、
どこかで全体で共有できるというか、
「お約束」のようなものが必要になってくると思うんです。

で、じゃあ、どういうものだったら「お約束」になるか。
これは、諸説あると思うんですよね。
カッコいいのは、「ビジョン」ってやつ。
自社の技術を通じて、こんな世の中にするんだ、とか、
成り上がって東証一部上場を目指すんだ、とか、
つまりは、青写真を描けるってことですね。

でも、「ビジョン」って言葉の響きがカッコいいから、
それを表す言葉も、イケてる感じでカッコいいものにしよう、
ってやると、だいたいよくないことが起こる。
(そもそも、この発想自体が全くイケてない。笑)
言葉の響きとか、
その時に流行っている横文字とか、
見てくれはやたらとカッコよくて、
何かうまいこと言ってるように聞こえるんだけど、内容が何もないヤツ。
例えば、暴走族によくある夜露死苦(よろしく)とか。
使わないけど。(笑)
そういうように、「ビジョン」を、デパートの包装紙みたいに考えている人って多いような気がしてて、
なんでもいいから、デパートの包装紙で完全包装して、ご進物として渡せば、それなりの体を成すと思ってる人が意外といて、
ひどい場合だと、開けてみたらガラクタだった、みたいなことになっても、全く気にしないで平気な顔してる人が目立つと思うんですよね。
いやいや、「ビジョン」は、
そんなあっという間に破って捨るようなものじゃない。

「ビジョン」があることで、
例えばベンチャーや中小企業では、
自分たちがやろうとしていることを、
さらに加速させるジェットエンジンみたいな役割を果たしたり、
自分たちのスタンスをより鮮明にできたりするから、
むしろ、「ビジョン」を描けないと企業やチームの存続に関わることがあるわけです。
つまり、「ビジョン」は、
誰かの愛する人への思いであったり、
現状を変えようとする強い願いであったり、
きっとこれが世の中の役に立つはずだから多くの人に広めたいとか、
もっと言えば、
もう一度わが町に、人や、物流や、商売に活気を取り戻したいとか、
愛する誰かと共に暮らすための心の支えや、
ひょっとしたら明日はいいことあるかもしれないとか、
そういった胸に秘めた想いを代弁してくれる何か、
であったりするものなんじゃないかと、僕は考えています。
なので、「ビジョン」を表すのであれば、
それを発する人と受け取る人、それぞれに寄り添う言葉であったり、
前に進むために、懐中電灯で2〜3m先にあるものを照らせるくらいの明るさを持つ言葉を使う必要がある、と思っています。

なんか、チームの話をするつもりが、
キャッチコピーの話みたいになってしまいましたが、
「ビジョン」を、チームとしての「お約束」として機能させるには、
ここまでのことが必要だと僕は考えています。
長くなりましたね。
今日はこのへんでいったん切り上げて、
次回は、別の「お約束」の話を書こうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。

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