1年くらいメディア運営アドバイスしていて分かったこと

Yoshiki Oono
Sep 30, 2015 · 7 min read
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「コンテンツは王様」って言い始めたのはマイクロソフトのビルゲイツなんですよね。意外なところから名言が出てきたので驚いたことがあります。

昨年から多くのメディア仕事をさせてもらっている中で思うのは、まだまだこれからコンテンツマーケティング・オウンドメディア周りの仕事は増えていきそうだ。という実感です。

なんと言っても「できる人材」が少ないのに需要はあるから。すごくアンバランスな世界だと思います。それに、インターネット全体のユーザーが増えれば増えるほど(ガラケーからスマホ、アナログからデジタルへのシフト)、ユーザーとの接触回数が増すオウンドメディアの価値はさらに向上していくでしょうしね。

とは言え、テレビの一般に占める影響力や、出版系雑誌のクオリティも再認識されつつ、新しいメディアへの対応など、多種多様がタシュタヨウに広まりすぎてなにがなんやら考えがまとまりづらい状況だったりもします。分散型メディアという運営方法が主になるのも近いのかもしれません。

あ、話が逸れました。

メディア運営は一見簡単なように思えるものですが、冷静に考えると複雑なスキルが要求されるものです。コンテンツを創り出す人、コンテンツを編集する人、ソーシャルスキル、アプリエンジニアリング、サーバーエンジニアリング、デザイン、マーケター、お金を作り出す営業と…中々にハードです。

この記事では、主にメディア運営においてのコンテンツ面から見て「きっと大事なポイントだろうな」という項目をまとめてみます。
オウンドメディアやコンテンツマーケティングをやってる・やりたいときに目を通すといい項目です。ぜひ読んでいただいて感想を聞かせて下さい。

ちなみに、コンテンツマーケティングの定義として僕は以下が妥当だと考えています。

<コンテンツマーケティングとは>

コンテンツマーケティングとは、顧客/潜在顧客/自社がリーチしたい消費者層に対して、そのような人にとって価値があり有用な情報たるコンテンツを制作/発信し、コンテンツを通じてそのような人の興味関心を惹き、自社に対する信頼感や特別感を抱いてもらい、その結果として自社商材を購入/利用して頂くことを狙うマーケティング。GinzaMetrics

コンセプト:なんのためにやるのか

これだけは譲れない!っていうコンセプト設計はマスト。ここをスキップするとチームがぼけーっとしちゃうので確固たる信念を持って続けるのがいいですね。

コンセプトなんてなんでもいいです。自分でこれだ!っていうものさえあれば。

責任者:オウンドメディアには専任者を付けよう

オウンドメディア運営では、しっかりと「コンテンツ」を見続ける人を配置するのがベスト。

なぜかというと、コンテンツを見ていないとユーザー心理を掴みきれないため、KPIで設定されるようなPV/UUや、Facebookページ「いいね」の獲得、さらにはコンバージョンに至らないなど思った効果はでないから。

「ユーザー心理を掴めない」というのはすごく重要なキーだと考えます。

さきほどの定義の中にあるように、1.ユーザーにとって有用な情報を提供し、2.ユーザーの興味関心を惹きつけ、3.企業への信頼感を醸成させることによって、4.売上増を目指せるのです。
ステップ1でつまずかないためにも、ユーザー心理の把握をどうやって組み込むかを入れておくのが良いです。

ペルソナ:ユーザー自身になりきる

僕はよく運営者自身がターゲットのユーザーになりきったほうがいいと言います。なぜかというと、制作しているコンテンツの善し悪しを判断できるようになるから。これができるできないで明確に数字の差が開いてくるように思います。

「ユーザーになる」というのは中途半端にできることではないのですが、日々の積み重ねを意識すれば可能です。発信者と受信者の境界を曖昧に。

KPIとKGI:目標とゴールを設定しよう

KPIはコロコロ変えてもいいと思います。KGIもコロコロ変えていいと思います。コンセプトさえブレなければ。

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最近よく思うのは、KPIとかKGIって内向きなんですよね。本来メディアというのは人に影響を与えてなんぼという世界なので、KPIの基準を外に置くのが適切なんじゃないかなと思っています。もう当たり前になってるんでしょうか。どなたか教えてください。

新規性:躊躇なく新しいことをやる

これが中々に難しいことは承知の上です。が、社内だけで価値あるコンテンツを生み出せることは稀です。それに、3ヶ月先も見渡せないこの世界では立ち止まる=即死ということになりかねません。新たな施策はどんどんやっちゃおうー。

ブランディング:気にしてるのは自分だけ?

新しい施策アイディアが出た後に、さあ実施するぞーとなった時によくあるのが「こんなことやり始めたらブランディングに影響が…」というブランディング問題です。

こういった意見が出てくるのは分かりますが、そのブランディングってどうやって計測してるんでしょう?1000万PVいったら?1000万UUいったら成功?たった一つの失敗で傷物になることはまずありませんし、本当に価値のあるブランドって世の中にどれだけ存在しているのか周りを見渡すと少ないことに気づきます。

メディアあるあるの一つだと思うんだけど、ブランドを気にしてるのは中の人だけだと思っているんですよね。あなたのメディアを、大好きで、必死に、食い込むように画面をのぞき込む人は数えるくらいの人しかいないのではないでしょうか。自分の行動に置き換えれば分かりますが、僕が瞬きもせずに食い入ってPCを見るのはエロ動画再生してる時くらいです。

責任感と緊張感:情報を扱う責任を感じる

情報って粗末に扱うものじゃないんですよね。これを伝えたらどんな反応が出るのか?これなら大丈夫か?という予測の元、ギリギリのラインを見極めて発信する役割を求められるものがメディアだと思っています(影響力が伴っていれば)。

誰もが情報を扱えるようになった今となってはあまりこういった考えは少ないのかもしれませんが、依然重要な要素だと考えています。

共創:編集者だけじゃ頼りなくなってる

このごろ強く感じるのは、今では編集という役割がかなり広がっていて、記事制作の枠に留まらなくなっているという現実です。文字だけに特化していることで成り立つ職業ではなくなりつつあると思います。

テクノロジーや技術を理解し、未来を見通す力を養わなければ苦しいなと思います。

だから僕は今進めているメディアでは、積極的にエンジニアの方へコンタクトを取り始めました。

エゴ、エゴ、エゴ

コンセプトも大事ですがエゴエゴエゴ。エゴがないとつまんないっすよ。エゴ大事。

image via : flickr

この記事は、NewsWalkerで過去に掲載された記事を元にしています。

株式会社HF.M 大野恭希

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