起業家の孤独

僕はもう4年も会社で寝泊まりする生活を続けている。前の会社、その前の会社からずっと。会社で寝泊まりすると、土日も帰ってきた時に誰かが常にいる。そこで一時的に自分の孤独を紛らわすことができる。

僕はいろんな文脈で孤独を味わいがちで、今までの彼女に僕のADHDを理解された試しはない。電気つけっぱなしでも、片付けができなくても、休日に突然仕事に行っちゃったりして。それは自分が悪いのかな、やっぱり俺が悪いのかなって思う時がある。実は、帰国したら信頼していた彼女が家具を持っていなくなっていた。ネタにした方がいいよ!とみんなに言われたから書いてみたけど、やっぱり辛いな、これ以上は書けない。

海外で日本人起業家が戦うのも結構孤独な戦いだ。もちろんたくさん友達もできる。みんな良い人だし、助けてくれる。でも、心からわかってもらえることは少ないと思っている。

そして、やっている分野。日本人にはADHDが伝わりづらいし、ハードウェアの必要性を理解してもらえない。リスクも高いから敬遠されがち。認知科学をやっていてハードを作ったことのある人にはわかってもらえるが、人口は圧倒的に少ない。

投資家には毎日のように否定されたり、また進捗あったら来てよ、って言われる。会った人数は120人超えてしまった。あと100人とか200人会うんだろうな。

そして、ソロファウンダーだ。意思決定は僕次第だし、ソロファウンダーの良いところは小回りが利き、スタートアップにとって最も大切な時間を削減できることだと思っている。が、一方で孤独だ。メンバーはいるし、なんでかわからないけど助けてくれる偉大な先輩起業家とか、今の僕を信じてくれて入れてくれた投資家とか、投資家でもないのに助けてくれる人とか、自分も資金調達苦しんでるのに助けてくれる起業家とか。

人はどこまでいっても人を理解できない。SNSなんて見てると、ただそこにあるように感じる。

目には見えない、孤独がこの世にはたくさんある。起業家は孤独だし、他の起業家も少なからずあるはずで。イタリアの友達はDeafの人に向けてハードウェアを作っていて大変そうだった。聴覚障害の孤独を助けてあげようとしてる。起業家のみなさん、本当に尊敬するな、ここを乗り越えてるんだろうな。

ADHDは孤独だし、辛いことをわかってもらえない。「多動」って良いことでしょ?多動力のことでしょ?とか。Steve JobsってADHDだったんでしょ?とか。それでも、今こうやって泣きながらでもなんとか自分と同じ境遇の人を助けてあげたいんだなって、思ったりして。明日も頑張らなきゃなって思う。